コロナ禍のただ中の時は色々なものが手に入らなかった。
マスクだとか風邪薬だとかイソジンだとか。ちょっとした機器の部品だとか。
それもあって、もともと物の整理整頓が苦手な私は輪をかけてものが捨てられなくなった。
物が溢れている時代からそうではない時代に移行するのではないかという考えが頭の隅っこに陣取ってしまったのだ。
例えばゴミ袋に一つにしても、なければ凄く不便だし、おまけにそれは石油で出来ているのだから手に入らなくなる可能性はなきにしもあらず。
それでお菓子の袋がたまるたまる。引き出しに収まらなくなった。収集癖みたいだ。ああ、これは、ゴミ屋敷になる第一歩なのではと思った。
嫌だ嫌だ。
やっぱり捨てなくっちゃ。
それで断捨離敢行。
物がない時代が来るならそれはそれで耐えるしかないのだよね。
衣類を中心に処分する。
しかし、どうしても捨てられない物がある。
それは母の衣類。
母は洋裁が得意だったのでほとんどが母の作ったものだ。
既製品はほとんど捨てたのだが、まだ、手作りの洋服がたくさん残っている。
捨てようとゴミ袋に入れても数日後にはタンスに戻っている。(私が戻したのだが)
母と私とでは体の大きさが違うので利用はできないのに。
以前、少し整理した時、夢の中に下着姿の母が現れたこともあったなあ~。
はてさて、どうしたものか、、。