あー可愛かったなと思う瞬間は数知れないのだが、今日はその一部を記したい。
いつもの如く、私が本を読んでいる横で寝ている。スーピー、スーピーという寝息が心地よい。そのうちに寝息のリズムが変わった。
あれ、変だ。引きつけでも起こしたかな?慌てて様子をみる。胸から腹部にかけて勢い良く膨らんだり、へこんだりしている。更に顔を見ると、小さな濃いピンク色の舌の両端を丸めてチュウチュウと何かを吸っている。人間の乳幼児の授乳時と同じだ。
これは、母猫のおっぱいを飲んでいる夢をみているなと確信した。老猫よ、なんて幸せな夢を見ているんだ。なんだか、私までも幸せな気分になれた。
考えてみれば、私は人間、お前は猫。種が違うにもかかわらず、気持ちが通じたり、見る夢までも推測できるなんて、凄く不思議なことだよね。
虹の橋のたもとにいる愛猫よ、良い夢を見て眠っておくれ。