見出し画像

gooブログはじめました!

大恐慌への道を避けるには

https://genkimaru1.livedoor.blog/archives/2306081.html

 

日銀の内田副総裁の「市場が不安定な時は利上げせず」の発言に対しての見解のひとつ

(米ゼロヘッジより)

残念ながら日銀は敗北を認めたことで自ら墓穴を掘ったばかりであり、株価がわずかに下落したというだけの理由でさらなる金融引き締めに屈したため、円売り圧力が再び強まっており、近い将来に円が過去最低を記録するまでこの圧力は止まらないと予想している。日本のハイパーインフレがついに始まる中、日銀は今や何もできない完全に無力な状態だ。

zerohedge.com 2024/08/07

 

https://moneyworld.jp//news/05_00135987_news

【QUICK解説委員長 木村貴】今から95年前の1929年10月24日、ニューヨーク株式相場が大暴落した。暗黒の木曜日と呼ばれる。これをきっかけに米経済は不況に突入し、世界恐慌(大恐慌)が広がった。

当時、株暴落が十年以上も続く大恐慌に発展すると予想する人はほとんどいなかった。実際それまでの米国では、恐慌はせいぜい数年で終わることが多かったからだ。

ところが大恐慌では、米国が本格的に繁栄を取り戻したのは第二次世界大戦が終わった1945年以降だった。一体何が、長期の恐慌への分かれ目になったのだろうか。

何もしなかったという嘘

米政府が経済対策を怠ったからだと思う人が多いかもしれない。実際メディアでは、恐慌が始まった当時のハーバート・フーバー大統領(共和党)は「自由放任」で、何も経済対策をしなかったと、よく解説される。

フーバー大統領(当時)

フーバー大統領(当時)

しかし、それは事実と異なる。フーバー大統領は決して自由放任ではなく、株暴落を受け、盛んに景気対策を繰り出した。

フーバーは株暴落の翌月、州知事全員に電報を打ち、州の公共事業計画を拡大するよう協力を求めた。連邦政府の建造物計画を増額し、商務省に公共業事業計画を推進するために公共事業局を新設した。公共事業を含む連邦政府の歳出は1930~1934年度にかけ、ほぼ一貫して増加した。

中央銀行である米連邦準備理事会(FRB)も利下げで側面支援した。暴落直後の1929年11月1日、ニューヨーク連邦準備銀行は公定歩合を6%から5%に引き下げている。続けて半月後、4.5%まで利下げする。翌30年にはさらに計5回の利下げを行い、同年12月に公定歩合は2%まで低下した。これはすでに連銀として当時では過去最低だったが、さらに利下げが実施され、31年5月には1.5%となった。

フーバー大統領は連銀のすばやい金融緩和に満足し、すばらしい連邦準備制度を有することは米国にとって幸運であるとほめたたえた。

ところが政府・中央銀行がこれだけ熱心に財政・金融政策を実施したにもかかわらず、経済は上向かなかった。

フーバー大統領より20歳近く年長のメロン財務長官は、南北戦争後の1870年代に起こった恐慌について、政府の景気対策などなかったが、わずか1年のうちに経済は再びフルスピードで作動しだしたと話して聞かせた。

しかしフーバーは、昔の経済構造は単純で、当時のやり方はもはや通用しないとして聞き入れなかった。メロンから「人間の本質が60年で変わることはない」と反論されたが、経済介入の方針を変えようとしなかった。

FRBによる金融緩和は、民間部門のマネー減少によって相殺されてしまった。米市民が金融危機への不安から銀行預金を引き出し、現金に換えたことなどが原因だ。金融市場は政府・中央銀行の思いどおりには動かなかったのである。

フーバー大統領が実施した介入政策のうち、経済への悪影響が最も大きかったものの一つは、労働市場への干渉だった。企業に圧力をかけ、賃金を引き下げないようにさせたのである。

賃金を市場で決まる水準以上に高く保てば、企業は人を多く雇えなくなり、失業の増加につながるのは経済学のイロハだ。まさにそのとおりに、米経済は改善するどころか、史上例のない大量の失業者を生み出すことになる。失業率はフーバー大統領が退任した1933年3月には28%に達した。

失敗だったニューディール

フーバーの後任となったフランクリン・ルーズベルト大統領(民主党)は、ニューディール(新規まき直し)政策に乗り出す。これはフーバーに輪をかけた大規模な介入政策だった。

ルーズベルト大統領(当時)

ルーズベルト大統領(当時)

ニューディールの目玉の一つとなった全国産業復興法(NIRA)の狙いは、各産業に生産額や価格設定、労働条件など事業活動を縛る規約を作成させ、それに基づく合法カルテルによって過剰生産を抑えるというものだった。しかし規約を守らない闇取引が広がるなどして、失敗に終わる。

同じく新設された公務管理局(CWA)は公務員を一気に400万人増やす計画を打ち出し、実現させた。しかし、問題は仕事の中身だ。高速道路で測量技師、設計士、石工、レンガ職人、大工、修理工らが働いたほか、考古学者や文化人類学者が歴史的遺跡の発掘調査に乗り出した。オーケストラは市民に無料コンサートを開き、2000人の芸術家が全国の郵便局や市役所に壁画を描いた(林敏彦『大恐慌のアメリカ』)。そのほか雑草取りや落ち葉掃き、「古代の安全ピンの研究」まであった。CWAは雇用創出にかかるコストの高さが問題となり、わずか2カ月半で活動を停止した。

テネシー川流域開発公社(TVA)は、ニューディール最大の公共事業である米中東部テネシー川流域の総合開発を担った。開発の狙いは、政府が周辺地域に安価な電力や肥料を供給して生産力を回復させるとともに、事業に多くの失業者を吸収して購買力を高めることにあった。だがそのもくろみは失敗に終わる。

公社の安価な電力が届くテネシー川流域の経済成長は、届かない周辺地域と同じかむしろ低くなった。なぜかといえば、周辺地域では高い電力コストを吸収できない農家が製造業やサービス業で働くようになり、高い収入を得た。これに対し、安い電力を入手できる地域の農家は結果として転業が遅れ、所得が伸びなかった。皮肉なことに、貧しい人々を助けるために始められた巨大な公共事業が、その人々の足を引っ張ったのだ。

ダム建設によって立ち退きを強いられた人々は1万5000人以上に及び、農地所有者には接収の対価として現金が払われたが、農地を持たない小作農には何の補償もなかった。

米経済はニューディール政策が始まった1933年から10年近くが過ぎても低迷し、失業率も平均で17%台と高い水準が続いた。一方、ニューディールのような介入政策が実施されなかった隣国カナダでは、失業率は1930~33年に大きく上昇したものの、その後改善に向かった。欧州諸国の回復も米国より早かった。ニューディールは失敗だったのだ。

政府は経済に手を出すな

今週初め、日経平均株価は前週末比4451円安と、1987年10月の「ブラックマンデー」時を上回る過去最大の下げ幅を記録した。米ダウ工業株30種平均も1000ドルを超える下げとなる日があった。その後日米ともいったん上昇に転じたが、米景気の先行き不安が世界の株式市場を覆っている。

 

米国では高金利を維持してきたFRBへの批判が強まり、緊急利下げ論や大幅利下げ論が浮上している。日本でも秋には物価高に対応する経済対策を検討するといい、株安がさらに進めば、衆院解散・総選挙をにらんで景気対策の圧力が強まるのは必至だ。

内外で政府の景気対策やそれを側面支援する金融緩和が実現すれば、投資家心理が好転し、株価は一時上昇に向かうかもしれない。だが、それはかえって経済構造の改善を遅らせ、深刻で長期の恐慌をもたらしかねない。政府はたとえ不況でも、いや不況であればなおさら、経済に手を出してはいけない。これが大恐慌の重い教訓だ。

 

著者名

木村貴(QUICK解説委員長)

日本経済新聞社で記者として主に証券・金融市場を取材した。日経QUICKニュース(NQN)、スイスのチューリヒ支局長、日経会社情報編集長、スタートアップイベント事務局などを経て、QUICK入社。2024年1月から現職。業務のかたわら、投資のプロに注目される「オーストリア学派経済学」を学ぶ。著書に「反資本主義が日本を滅ぼす」「教養としての近代経済史」ほか

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB071TF0X00C24A8000000/

日経平均乱高下、一時1100円超高 日銀・内田副総裁発言で

日銀・内田副総裁「金融市場が不安定な状況で利上げせず」 - 日本経済新聞

日銀・内田副総裁「金融市場が不安定な状況で利上げせず」 - 日本経済新聞

日銀の内田真一副総裁は7日、北海道函館市で開いた金融経済懇談会で講演し「金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはない」と述べた。「当面、現在の水準で金融緩和...

日本経済新聞

 
滝田洋一のアバター
滝田洋一日本経済新聞社 客員編集委員

 

ひとこと解説

①この発言の本質は内田プット。利上げ継続を表明した7月31日の日銀決定が植田タントラムを誘発したことから、急いで火消しに入ったように。 ②1987年のブラックマンデーを想起します。日銀の三重野副総理は公定歩合引き上げに前のめりでしたが、ブラックマンデーで利上げは89年5月まで金縛り。 ③金縛りの背景には円高再燃の呪縛がありました。今回は円安牽制を求めていたはずの政治が、令和のブラックマンデーに驚き、新NISAへの打撃などで日銀を責める手のひら返しも。 ④円キャリーの植田トレードが積み上がっている点で、舵取りが難しいのは分かります。ただ継続利上げへの転換には、入念な説明が求められるはずです。

第二次世界大戦~リンクは右

CIAのプロパガンダフィルム

人民心理操作

高校生のブログから拝借

https://news.yahoo.co.jp/articles/b872b9a6b6bf631995c7d7da2ec69090e6edfb2f

急反発の日経平均は底入れか?爆弾抱える米国不動産が追い討ちも…投げ売り続発ならリーマンショック級の惨事に(JBpress) - Yahoo!ニュース

急反発の日経平均は底入れか?爆弾抱える米国不動産が追い討ちも…投げ売り続発ならリーマンショック級の惨事に(JBpress) - Yahoo!ニュース

 世界の金融マーケットが乱気流に襲われている。日経平均株価は8月5日に過去最大の下げ幅を記録。翌6日は急反発し3217円(10.2%)高となり今度は過去最大の上げ幅となった...

Yahoo!ニュース

 

今回の暴落は序章にすぎない?

https://chances.jp/lp/yd_tm/?yclid=YJAD.1723017233.AxEos2YAADMGvFQOj2pusz3rNf08jeO5_OsobJC5bnRP_2feELTNu5OMa2_zt__IkwuXeyqHxM2i7hZR63-KfJEIySXbmKzyk49j8Ctzgg9VEA0G4fz_o64q8n2QyqPPqeAm1JKNbmZmmPhVwFQ-3RgUYWyVhqMdci1UBgfEacGQF50Bw74V1pKSIgo_wEjoCw&yj_r=73

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240807/k10014539851000.html

いつから日銀総裁におなりになったのですか?タイミングがよすぎますね。いくら儲けましたか?

株価 一時1100円以上値上がり 日銀内田副総裁の発言受け | NHK

株価 一時1100円以上値上がり 日銀内田副総裁の発言受け | NHK

【NHK】記録的な株価の変動が続く東京株式市場、7日は日銀の内田副総裁の発言を受けて、当面、緩和的な金融環境が続くとの見方が広がっ…

NHKニュース

 

 

 

0345525onodera さんが 2023年08月07日 に書かれた記事をお届けします。
 
EV車は大失敗~水素自動車や空気エンジンは消滅
https://www.d-predict.com/?p=2396バッテリートラックが炎上https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-14/RZDS75DWX2PS01EVの海上輸送に疑問符 繰り返される大規模火災海運業界はE......
>続きを読む
 
 
昭和天皇の広島原爆投下「やむをえない」発言について考える
As above,so below ミッシェルオバマ夫人の股間が気になる? かつてオバマ氏は演説でマイケルと言ってしまったことがある https://summary.fc2.com/summary.php?summary_cd=100748098 その辺のlことを検索してみると h......
>続きを読む
 


クリックすると元のサイズで表示します


主よ,正しい訴えを聞きわたしの叫びに耳を傾け

   祈りに耳を向けてください。

   私の唇に欺きはありません。
          (旧約聖書 詩篇 17章1節より)
<iframe id="adg_95686_iframe" style="display: block; overflow: hidden; margin: 0px auto; border: medium; width: 300px; height: 250px;" name="adg_95686_iframe_name" scrolling="no"></iframe>
<iframe id="adg_95688_iframe" style="display: block; overflow: hidden; margin: 0px auto; border: medium; width: 300px; height: 250px;" name="adg_95688_iframe_name" scrolling="no"></iframe>
 
 

1年前に書いた記事の感想を書いてみませんか?
また、ライフログとして1年後の自分に向けて素敵な思い出をブログにまとめましょう♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ノンジャンル」カテゴリーもっと見る