○鑿(ノミ)の中子○

鑿の中子


普通は見る事もなければ、見る必要も無い部分。


大工になって、初めて見る必要があったのは、柄が折れた時。

中子に興味が無い当時は、刻み作業中に柄が折れた事に驚いただけ(笑)

しかも、柄屋さんなど知らない当時は、柄だけ買って自分で穴を合うように掘って仕込んだ(^^;;




しかし、隠れて見えなくなる「中子」の出来映えが大事！

大事な部分だから、手を抜かない！

大工仕事も同じだと思った。

肝心な部分って奴は、見える見えないが基準と違う。

中子
この部分に興味を持つと、取り合えず柄を外して見る癖がつく(笑)

出来映えを見て、使いたくなくなる鑿もあれば、素晴らしい形で更に気合いが入る、嬉しい鑿もある(^^)


この画像は「家紋清久」穴屋鑿の中子。
男前な「中子」で、刻みにも気合いが入ります！




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