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先切り金鎚とダルマ玄翁!

2009-06-18 21:36:34 | 玄翁・かなずち(ノミ・釘を叩く)
名・・・「浩樹」
先切り金鎚 八分・・・釘を叩く丸い打撃面の直径の大きさが八分(24㎜)
その打撃面の大きさが金鎚のサイズとして呼ばれてます。

名・・・「浩樹」
ダルマ玄翁 100匁(モンメ)・・・主に鑿(ノミ)を叩く為に使う玄翁(ゲンノウ)
ダルマと名が着くと、少し短く太った形をしているのが特徴。
重さ(匁)がサイズとして呼び名になっています!

それぞに役割が違うので、柄も曲線で仕込んだり、真っ直ぐに仕込んだり、仕事に応じて違う。曲げ柄も真っ直ぐの柄も、意味があります!

今日、玄翁鍛治「浩樹」さんに電話してダルマ玄翁や金鎚など硬度について、聞きました。
私の使い心地や感想と、本当はどうなのか?(硬度、つまり玄翁や金鎚の硬さ)
結果は・・・
ダルマ玄翁も金鎚も玄翁もヤマキチも同じように作っているそうです。
しかし
それぞれの形状の違いから、焼きの入り方も少し違うそうです。
ダルマはその形状から、焼きは入り難くほんの少しアマくなるそうです!(アマく、つまり硬く無い時に使う言葉)
スマートな先切り金鎚などは、まんべんなく焼きが入り、硬度は出やすくなるそうです!
普通の玄翁も、先切り金鎚も、焼きがまんべんなく入り易いように形状を変化させた形が、現在の形状だそうです。
ダルマの中でも、樽型でさらに太ったタイプの玄翁は、普通のダルマよりその形状から焼きが入り難く、さらに若干アマ目になるそうです!
ダルマ・樽型、どちらのタイプも鑿を叩く玄翁なので、私は良い硬度と思います!疲れ難くいし、使い易いし(^-^)

浩樹さんは、個別に硬度を変化させようとはしていないけれど、その形状の違いから焼きの入り方が違うので、厳密に言えば、ダルマ玄翁、樽(たる)型玄翁は硬度がアマ目になるぐらいの差で、釘も問題なく叩ける!
むしろ使い分けて仕事をするなら、若干の硬度の差がある方が良い仕事に繋がると思う
(o^-')b上手く形と重さや硬度は、バランスが取れているんだと納得した。

やっぱり?微妙事はハッキリ知って起きたいですよね!「丘さん」の、おかげで電話する勇気がでました(^^)
注意・・・アマいと言うても、比べての事で、柔らかい分けでは無い。

浩樹さん、初めての電話で、多くの事を気軽に教えて頂きありがとうございます。もう少し近かったら勢いで出撃したかもしれません(笑)

使えば分かるので、私は樽型玄翁が欲しくなった(≧▽≦)

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2 コメント

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Unknown (丘カヌーイスト)
2009-06-18 22:50:00
うぉー、目からウロコ

電話しちゃったんですね(笑)

先日返事貰ってから考えてたんですが、そんな感じだろうか?くらいで終わってました(笑)


電話するあたりさすがそういちさんって感じですわ

それじゃぁダルマ注文するか(爆)
返信する
勢い(笑) (そういち)
2009-06-18 23:32:05
真実は作った本人に聞くのが一番(笑)

自分の感覚が合っていて、安心しました(笑)
しかし、運良く浩樹さんが電話に出てくれて、色々話しが聞けてラッキーだった( ^▽^)
ダルマいくしかないでしょ(爆)
返信する

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