今日は市内の山の中をジープで散策してきた。
鹿は全くおらず、狐すら見かけない。
今年は春先の気温が一時的に下がり、鹿の行動パターンが変わったのではないかと指導員の方は言っていたが、それにしても見かけなかった。
鹿を探しつつ、2メートルはゆうに越しているいたどりの道を進む。
イタドリは痛みを取るということで、イタドリと呼ぶのだと指導員の方が言っていた。
本州ではそのまま砂糖につけて食べたり、塩漬けにしてから蕗のように油炒めにするのだそうだ。
砂糖につけると梨のような味になるらしいが、生はエキノコックスの危険があるからやめておくことにする。
山道を走っていると、ふとウドの葉に目がいく。
これは私がウドの天ぷらや酢味噌が大好きだからではない。
ウドの葉だけが異様に綺麗な状態なのだ。
周りのフキはもちろん、イタドリはムシに食われてボロボロになっている。だが、ウドだけがどこも食われずに奥ゆかしく浮いて見える。
このことを指導員の方に聞いてみると、苦いのでは?ということだったが、真相がわからない。
植物は身を守るために毒物を合成するという話をよく聞く。うどもそうなのだろうか。
また別の場所に移動すると今度は川の中洲に無傷のフキが群生している。
川の両サイドのフキはボロボロで赤くなっているが、中洲のフキは無傷に見える。
同じ植物でもほんの少し場所が違うだけでこうも差が出るのは何故だろう。