心と想い

私の心からの思いを、率直に書きます。

岡山アンデルセンランドプロジェクト・6

2008年12月01日 13時22分28秒 | Weblog
ブログ「誰がチボリを殺すのか?」で、
1日付けの記事に、
私の構想について語ってくれました。
早速御紹介します。

どうやら状況はクラボウさんにとって厳しいようです。
(そうでないとしたら、倉敷市にとって厳しいということになりますが・・・)
11月29日の山陽新聞「倉敷・総社」のページに、
「エリア・リポート」として、
「チボリ公園跡地 倉敷市の緑道整備案」という記事が載っていました。
そのポイントの部分です。

もう一つのハードルは、
公園跡地を二つに分断する倉敷用水整備案が
地主のクラボウの理解を得られるかどうか。
同社の自主開発にも影響するだけに、
見通しは不透明だ。
ある市議は市のプランについて
「チボリ公園の閉園で倉敷駅前が商業施設と駐車場になることだけは避けたいことの意思表示だろう」と指摘する。
27日に開会した11月定例市議会の提案理由説明で、
伊東香織市長は
「この機を逃せば、今後長きにわたって緑地確保は難しくなる」と力を込め、
議会へ理解を求めた。
市は議会の了解が得られしだい、
クラボウと直接交渉に乗り出す方針。
同社の自主開発の内容が明らかになっていない中、
緑道案が実現するのか、
単なる“青写真”で終わるのか-。
市の交渉手腕が問われることになる。
(山陽新聞 11月29日)

この報道を見るかぎり、
土地を真っ二つにぶった切ることについて、
事前に話がついていたわけではなさそうですね?
しかも「倉敷駅前が商業施設と駐車場になることだけは避けたいことの意思表示」
とは・・・。
本当だったら、すごいですね。
前紹介したように、
http://ameblo.jp/give-tivoli-a-chance/entry-10161975905.html
商業地にすることをOKしておきながら・・・
こういうのをアメとムチというんでしょうか・・・。
伊東香織恐るべし。
つうか、ぶっちゃけ、カッコイイです(スタンディング・オベーション)!
というのも、
クラボウさんに市の意向を聞きたいと言われて、
発表したわけで、
倉敷市はそれまでずっと「クラボウさん待ち」してたので、
筋は通っていると思うんですよ。
クラボウさんとすれば、
「商業地にする」と言って先手を打つ時間はあったわけですから。
でも、
今から商業地にするためにこの案を拒んだら、
「エコのクラボウ」というコピーを自己否定することになるので、
それはできないですよね・・・?
事前に話がついていなかったなら、
真っ二つは避けて欲しいというのが本音だと思うんですが・・・
正直、あんな分け方されたら、困りますよね・・・?
しかも、それだけでなく、「ど真ん中の緑地をよこせ!」ですから(爆)。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811200043.html
(↑水色っぽい横線部分。敷地のど真ん中です)
「伊東市長最高!」と思う反面、
クラボウさん、マジに気の毒です・・・。
(いや、こんだけずっとブログやってると、
もう石井、坂口、大原以外のみんなに感情移入してしまって、
何とかみんなハッピーになって欲しいと思う今日この頃です。
特に倉敷のみなさんとクラボウさんには・・・)
でも、伊東市長と倉敷市の望みが緑を残すことであるなら、
話は簡単なはずです。
クラボウさんの土地を真っ二つにぶった切ることなく、
緑を残せばいいなら・・・
ズバリ、チボリを存続させれば、双方の希望はかなえられます。
その選択肢を無理矢理除外し、
閉園を前提に話をするから、
いい解決方法がみつからないのだと思います。
また、倉敷市が、アンデルセンホールなどの施設の譲渡を拒否したため・・・
石井知事と岡山県は、
「チボリの施設は残す」と訴えていた県知事選挙の公約を破るか・・・?
選挙公約を守るため、「県民の理解を得られない」としてチボリへの税金投入を打ち切った決定を覆すか・・・?
そのどちらかの選択をしなくてはなりません。
どちらを選ぶにしても、大嘘つきです。
しかし、完全民営化した新会社を作ってチボリ・ジャパンの後継にすれば、
石井知事も岡山県の嘘つきにならずに済みます。
つまり、倉敷市にとってもクラボウさんにとっても岡山県にとっても
完全民営化によるチボリ存続だけが、
最悪の事態を回避し、
望みをかなえる選択肢であるということです。

ということで、
今回は「岡山アンデルセンランド」のもつ大きな可能性について
説明しておきます。
なお、公共心さんの具体的な構想やイメージとは違うものかもしれないので、
あくまでも当ブログの解釈と提案、
そして、なぜアンデルセンランドを支持するかの説明だと思って読んでください。

【C】岡山アンデルセンランド構想

当ブログ的には、
これは、ずばり、
【A】のチボリとしての完全民営化案と
【B】の倉敷ツァレンジ公園(仮称)構想の中間だと思っています。
基本的には、【A】のイメージで・・・
まず、「チボリの名前」と「チボリならではのイベントやアトラクション」を
すべて「アンデルセンというコンセプト」に置き換えます。
で、その上で、空き店舗やイベントの空白など、
「スカスカ」の部分に【B】の構想をつめこむようにします。
・デンマークの少子化克服の歴史と仕組みを紹介するシンポジウムや展示
・デンマークの一般家庭や社会の様子を紹介する展示
(社会の仕組みだけでなく、
夫婦間の家事や育児の分担などについても紹介し、意識を変える)
・デンマークの人々のライフスタイルを学びつつ
日本の「和」の心を伝える一般人同士の交流・交歓会
・全国の少子化克服の取り組みを紹介するシンポジウムや展示
・育児についての展示やワークショップ
(企業やNPOなどに積極的に参加してもらう)
・母親同士が育児についての悩みや知恵を話し合う
イベントやワークショップなどです。
え?
それじゃあ、
> 基本的に施設やアトラクションは今のまま残します。
> もちろん、チボリ・エンターティナーのショーなども今のままです。
と言ってた【B】案と同じじゃないかって??
バ、バレました?
もっと言うと、
【A】の完全民営化案もメニュー自体は同じです。
公共性・公益性に配慮して加える予定の、
『世界一幸福な国・デンマークにいろいろ学びながら、
子育ての応援や環境教育、福祉に貢献するというコンセプト』を体現するのは、【B】案の時に書いたのと同じ上記のメニュー・プログラムですから。
つまり、チボリとして完全民営化しても、
テナントが埋まらなかったり、イベントが不足する場合、
子育てなどの福祉や環境系のイベント、展示、ワークショップを
入れるということです。
(「将棋大会」とか「岡山県の物産展」とか
「オヤジバンド・コンテスト」で穴埋めをするのではなく・・・)

で、【A】と【B】と【C】の違いは何かというと、
その比重とキャラクターになるんだと思います。
【A】は、チボリらしいチボリを実現するということを基盤にし、
エンターテイメントやアトラクションを今以上に充実させることを最優先とし、
その前提で、予算的なことやテナントの集まり具合、
公益性・公共性を吟味しながら、
福祉的な要素を(環境も)入れる。
【B】は、今あるアトラクションやエンタメを維持しつつ、
子育てなどの福祉的な要素を(環境も)公園のメインテーマになるよう強くし、
前面に出す。
そして、キャラクターはベネッセ色を強くした上で、
アンデルセンの童話の世界とうまく調和させる。
【C】は、チボリ・ブランドの代わりに
アンデルセンの童話のストーリー性を柱にし、
その前提で、
予算的なことやテナントの集まり具合、公益性・公共性を吟味しながら、
福祉的な要素を(環境も)入れる。
ベネッセさんが参加してくれれば、
ディズニーがアニメ映画を絵本化するような感覚で、
アンデルセンランドのアトラクションを絵本化する企画など、
出版とのタイアップをジャンジャンやる。
この場合、
ベネッセのキャラクターはアンデルセンランドのキャラクターにはならず、
ゲストという立場でアンデルセンランドを訪れ、
Webや雑誌、本などでガイド役を務める。
また、ドラえもんに「マッチ売りの少女」がでて来たような、
ベネッセのキャラクターと
アンデルセン童話のコラボレーション・ストーリーも創り、
ベネッセのコンテンツを通してアンデルセンランドをPRしてもらう。
福祉的な要素の比重は、
【A】と同じぐらいか、【A】と【B】との中間ぐらい。
なお、【A】も【C】も、オリエンタルランドさんが助けてくれるなら、
店舗を全部埋めるようなコーディネートをしてくれる可能性があり、
収益にならない福祉的なプログラムは必要ないと思われるかもしれませんが・・・
赤と緑のカーテンでクラボウさんの土地を分断したい倉敷市と、
チボリをつぶしたがっている岡山県を説得するには、
子育て支援などの福祉や環境教育といった公益性・公共性が不可欠であるため、
それは必ず入れて「売り」にするようにする必要があります。
あと、アンデルセンランドでホテルを建てる場合は、
アンデルセン童話をテーマにしたそれほど大きくないホテルにします。
そうすれば、普通のホテルと住み分けができ、
地元の既存のホテルにそれほどダメージを与えずに済むのではないでしょうか?
(場合によっては、子供同伴でないと宿泊できないルールにする)

そして、アンデルセンランドの運営に是非参加してもらいたいのが、
全国展開しているパン屋さんを擁し、
それだけでなく「メルヘン大賞」という物語のコンテストもやっている
アンデルセン・グループです。
http://www.andersen-group.jp/
http://www.andersen-group.jp/mlhn/index.htm
http://www.andersen.co.jp/
なんと、デンマークのコペンハーゲンにも出店しています。
http://www.andersen-group.jp/history.htm
パンになったアンデルセン童話だそうです。
http://www.andersen.co.jp/item/hca/index.html
カミラさんに来てもらいましょう!
http://www.andersen.co.jp/others/camilla/index.html

どうですか?
衣のクラボウさん、食のアンデルセンさん、出版のベネッセさん、
(できれば、インターネットのソフトバンク・Yahoo! JAPANさんも)、
そしてそれにアンデルセンの物語がそろえば無敵ではないでしょうか?
その上で、
テーマパークのプロデュース・運営をオリエンタルランドさんに
お願いするという形であれば・・・
リスクが小さくなるので、
オリエンタルランドさんも協力しやすいのではないでしょうか?
ベネッセさんとアンデルセンさんは
全国展開している全国の人々になじみのある企業ですし、
いろいろなタイアップ企画をやれば、
遠方からのリピーターをコンスタントに確保できることはまちがいありません。
死と再生は、
世界中の神話やおとぎ話に共通する重要なモチーフです。
それは人が一番心を震わせ、感動するドラマです。
つまり、【A】案にせよ、【B】案にせよ、【C】案にせよ、
倉敷チボリ公園の閉園と再生・復活というドラマだけで確実に多くの人を魅きつけることが約束されているも同然だということです。
それを閉園だけで終わらせてしまうというのはあまりにもったいない話です。
再生の物語への第一歩は、
チボリ・ジャパン(実質、背後で支配している岡山県)に
遊具の売却を凍結させることだと思います。
そして、それから、伊東市長と倉敷市の説得ですかね・・・。
倉敷市としても、
本当は税金を一切使うことなく、
チボリの花と緑を残すこと、
それも一部でなく全部残すことができるのが、
本当の望み、理想だと思いますし・・・
チボリが、「子育てするなら倉敷市」のシンボルになるのであれば、
方針を変えてでも、賛成してくれるのではないでしょうか?

一見したところばかげていないアイデアには、見込みがない。
by アルベルト・アインシュタイン

素晴らしい提案をどうも有り難う御座います。
管理人に心より感謝しています。
署名運動は現在、
3名になっていますが、
どうなるのか分かりませんが、
どうぞ宜しく御願い申し上げます。

誰がチボリを殺すのか?
http://ameblo.jp/give-tivoli-a-chance/

岡山アンデルセンランドプロジェクト
http://www.shomei.tv/project-459.html

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