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それゆえ自分が劣ることを身に染みてわかる

2013-12-18 16:58:14 | 日記
世間は大和田常務で一色だが、「天地明察」の5巻がでていたので早速買った。
もちろんマンガの話。巨人倍増
このマンガは前々から書いていることだが、個人的にツボだ。
安井算哲は中途半端に優秀であるがゆえに、天の理が見え、自分より遥かに優れた存在が見え、それゆえ自分が劣ることを身に染みてわかる。

それは劣等感ではなくてあの高みへ届かない自分への悔しさであり悲しみ。
だから浮き世を捨ててでも努力を続けるしかない。
こんなテーマを描いた作品はなかなかない。
スコット・フィッツジェラルドが、世の頂点に立ったとき、そこには何もなくて、やがて破滅していく姿が被る。
フィッツジェラルドに欠けていたのは算哲さんのもつ彼方への憧れだ。
華麗なるギャッツビー、最近やってたよね?

5巻でついに本題に突入、世の権力者に総じて認められた算哲さんは改歴に挑むわけだ。
でも自分が遥かに劣る存在であることを自覚している彼にはストレスだろうなあ
仕事自体はいいのだが、ああいう人物は本来、トップに立ったらいけない。
トップにたつのは大和田常務のような人でなければ。
まあ、あれだ、こういう純粋さの前では、愛は金では買えない、なんて類いの陳腐な言葉はゴミ箱行きだ。 紅蜘蛛

女としての幸せを得るために、苦しくなるのはあたりまえだ

2013-12-12 17:47:55 | 日記
もし彼が自己肯定してる人なら、あなたは「おたがいの関係」や「彼のあり方と、自分のあり方」について、苦しい思いをしていない。自己肯定できてる人は、愛せない他人のことは放っておくことができる。あなたは「男のインチキ自己肯定」に、だまされなくていい。なぜなら、それは「インチキ」だから。
巨人倍増

自信満々で他人を支配しようとしてる人を見たら「この人は、本当は自己肯定できてないんだな~」と思って間違いない。そういう人は、支配できなくなると今度は相手を徹底的に否定し始める。彼女は心のどこかで疑問や苦しみを感じていても、まさか「彼の自己肯定がインチキだ」とは夢にも思わず、恋してる間は彼に支配されてしまう。自己肯定してない女性は、インチキ自己肯定した男の「俺は間違っていない感」に振りまわされる。自分が自分の理想の女になれない苦しみを感じた時は、「私の中の男が、私を支配しようとしているんだな」と考えよう。

男性の心の中の女はその男性に対して甘い。彼が「絶対になれないような男」には憧れない。ところが女性の心の中の男はその女性を平気で傷つけ、女性本人を「支配しよう」とする。男性の心の中の女は彼の母親との、女性の心の中の男は彼女の父親との関係がモデルだから。女としての幸せを得るために恋をして、それで苦しくなるのは、あたりまえなのかもしれない。恋をするというのは男性的な行為なのだから。紅蜘蛛