うp主視点のニコニコ動画データ分析

・うp主視点でニコ動データを研究中。
・データには調査日などで偏りがあります。参考程度に留めておいてください。

全期間対象カテゴリタグ調査 2013/12/1

2013年12月01日 | 全期間対象カテゴリタグ調査

以前のブログで「定期カテゴリタグ調査」としていたのを、「全期間対象カテゴリタグ調査」と名称を変えてやって行こうと思います。
これは、ニコ動開始から現在までの全期間を対象に、各カテゴリタグの動向を調べる調査になります。
百聞は一見にしかず、↓こんな調査です。

表1 タグ別中央値など一覧表(2013/12/1時点)



…これが、2013年12月1日現在の各カテゴリタグ(+MMD)の状況です。

「あれ?以前のアニメタグの調査では、中央値が 再生数:650 コメント:12 マイリスト:10 だったのに、
 今回は 再生数:1,854 コメント:44 マイリスト:18 って、なんか増えてね?」・・・と思われる方も多いと思います。そこで、次のグラフと図をご覧ください。

(参考1) アニメタグ 再生数中央値の推移グラフ


(参考2) アニメタグ 2つの再生数中央値


・・・とこのように、前回のは2013年9月分のみが調査対象なのに対し、今回はニコ動の全期間が調査対象になります。
これは参考1のとおり、ニコ動初期の数値の高い時期なども調査対象なので、
基本的には 今回の全期間調査の中央値 > 月間調査の中央値 (上のアニメタグの例で言えば、 1,854 > 650 )になります。(例外アリ

あと、カテゴリタグ以外に MikuMikuDance が調査対象に入ってますが、これは、ブログ主的に調査すべきタグじゃないかな・・・と感じているからです。
単なる趣味という噂もありますw


表2 うp数の状況


うp数の状況です。(タグの掲載順については、ここからの表とグラフは、うp数や中央値の多い順に並んでいます。)

さて結果ですが、前回・9/1の調査時と比べて、旅行タグがニコニコ技術部を抜いて、うp数28位になった模様です。
旅行タグは現在非常に勢いのあるタグで、ニコニコ動画講座も射程圏内に捉えています。しかし、今年中に抜けるかどうかは、かなり微妙なところですね。

あと、先月11月中に視聴可能な動画数が1千万を超えました!(全体うp数:10,060,809)・・・でも、特に祭とかは起きなかったみたいです^^;;


グラフ1 うp数の対先月増加率グラフ


各カテゴリうp数の対先月増加率グラフを作ってみました。(ブログがリニューアルしたので、グラフもちょっとだけリニューアルしました^^)
例えば、全体の2013年3月分については、対先月増加率=3月うp数(8,904,380)÷2月うp数(8,770,724)-1=1.5%、となります。

そして、このグラフには以下のような特徴があります。

・基本的に、数値は 0%以上 (通常、うp数=既存うp数+新規うp数-削除数&公開動画の非公開化数 で増加するものなので。ただし、新規うp数 < 削除数になると→次項)
・でも、大規模削除があった場合は0%を割る可能性も有り (6月の例のアレタグは+0.05%で、あと一歩で0%を割れるところでした)
・全体(=ニコニコ動画全体の推移、太い赤線)と比べて、グラフの上にいるなら勢いのあるタグ、下なら勢いのないタグ

さて内容ですが、先にも書いたとおり旅行タグが、最近で非常に伸びたタグだと言えそうです。
このグラフで勢いがあるほど、表2 うp数の状況 で、将来順位が上がる可能性が高いことになります。

ちなみに、直近のニコ動全体は先月比1.2%の増加、そして旅行以外の各タグは、現在 1.7%~0.6%の間で増加している模様です。
(なお今回の値については、10月・11月は調べてなかったので、9月と12月の値から計算しました。)


表3 再生数中央値


再生数中央値です。
これは、新しい動画がうpされて中央値が下がるスピード > 既存うp分の中央値が上がるスピード になるのが通常で、減少傾向になりやすいハズなのですが、
最近、増加傾向にあるので、ものすごく説明しづらいです。^^;;

ただ、グラフの右端・「2/5からの増減」を見て頂ければ分かるのですが、R-18(+150)、例のアレ(+211)の2タグが、全体を押し上げております。
と言うより、この2つがないと合計ではマイナスなんですよね。
そもそも、この表はうp数の大小は全然考慮に入れてないので、単純合計している時点で欠陥のある表かも知れません。^^;;

しかし、今回はR-18・例のタグを含む17タグが前回から中央値が増加しているようですし、再生数中央値に関しては、
新しい動画がうpされて中央値が下がるスピード < 既存うp分の中央値が上がるスピード は、結構、起こりうる と考えて頂いても良いのではないでしょうか。


表4 コメント数中央値



コメント数中央値です。これは、例のアレを除いては、良くて現状維持、だいたいは減少傾向にあります。
コメント減少については「続・コメントが減ったってホント?」に書いた通りですが、果たしてGINZAでは回復するのでしょうか?望みは薄そうですが・・・。


表5 マイリスト数中央値



マイリスト中央値です。これは、先述の記事「続・コメントが減ったってホント?」にもありましたが、意外と減少せずに頑張っています
それでも2/5からの比較では、増加タグ3 に対して、減少タグ11 と、やはり減少傾向にはあるようです。

最後に、「コメントが減ったって…」の記事のグラフを貼ってみますと・・・

(参考3) アニメタグ・四半期毎定点中央値調査

うーん、最近は低いなりに安定はしておりますが、やはりうp主さん達の苦戦は続きそうですね。^^;;


・・・と、こんな感じの調査です。ニコ動全体の調査のため、あまり急激な数値の変動はないので、数ヶ月おきに行う予定です。
以下、この調査についての補足事項を少し書いてみようと思います。


・データの取得方法

1 アニメタグを例にすると、2013/12/1現在、アニメタグには 399,667 の動画がありました。
2 これを計算すると、タグ検索で6245ページ目、26番目の動画が中央値になるので、そのデータを取得します。
 (例:アニメタグ・再生数が多い順の6245ページのリンクです。今月・12月上旬のうちなら、中央値1,854に近い値になっていると思います。)
3 他タグも同様にして、31タグ×5データ(うp数、再生数・コメント・マイリスト・うp日の各中央値)=155データ(+今までのデータ蓄積)で、このページが出来上がります。
  月間いろいろ調査が大量のデータを必要とするのに対し(VOCALOID なら5千データ前後)、ある意味、燃費の良い調査かも知れません。^^


・この調査の中央値について

記事にもあったとおり、この調査の中央値は全体的に高い数値になっております。
なので、最近うpした動画の場合は、中央値を平均的な動画の目安ではなく、目標値として捉えれば良いのでは・・・と思います。


・動画との関連性

この調査は、2013/2/14 にうpした「【ニコニコ統計】全動画対象のカテゴリタグ分析をしてみた【祝sm2000万】」という動画のフォロー調査でもあります。
動画に用いたデータの取得日時が 2013/2/5 で、各中央値が 2/5 からの増減となっているのは、そのためです。



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