うp主視点のニコニコ動画データ分析

・うp主視点でニコ動データを研究中。
・データには調査日などで偏りがあります。参考程度に留めておいてください。

ボツ記事 旧・そんな動画の長さで大丈夫か? … ゲームタグ・動画の長さと再生数調査

2013年10月02日 | ボツ記事

※注 この記事はボツ記事であり、正しく書きなおしたものはこちらにあります。このページは、一応参考のために置いておくものなので、ご注意ください。


先日、ゲームタグの調査をしましたが、中でも動画の長さの中央値が、14分1秒と長かったことにビックリしました。
実況動画が多いので、中央値も長いだろうとは思ってましたが、まさか14分もあるとは思ってもみなかったからです。

でも、ここで疑問がよぎります。
かなり以前に、動画の長さと再生数の関係を調べたことがあるのですが、長い動画は視聴者に敬遠されがち(=再生数が少ない)な傾向にあったのです。

「ゲーム動画は長い物が多いみたいだけど、果たしてそれは視聴者側に受け入れられているのだろうか・・・?

…という訳で、調べることにしました。


まず前提として、ゲームタグの動画の長さは、他のカテゴリと比べて長いかどうかを見てみます。

・グラフ1 30カテゴリタグ別 動画の長さ中央値一覧


密かに、2013年9月うp分の30カテゴリ動画データを取得したので(現在、動画を作ろうと考え中です)、その動画時間の各中央値を調べてみたのが上のグラフです。
グラフの説明をしますと、例えばゲームタグの場合は9月うp分が全77,616動画あり、その中央、上から38,808番目の長さの動画が14分1秒だった…という訳です。

結果ですが、1位は、ぶっちぎりでラジオタグで、29分8秒でした。
ブログ主はあまり詳しくありませんが、ラジオ番組をまるまる1本あげる場合が多いから…なのでしょうか?^^;

そして、2位がゲームタグ。1位にはかないませんが、でも3位以下を大きく引き離しての堂々の2位です。
やはりゲームタグは、極めて動画が長い部類のタグだということが、お分かり頂けたと思います。

以下について、今回は触れませんが、見てると中々タグ別の特色が出て面白いと思います。
この様なタグ間の比較を、なんとか動画にまとめたいと思ってます…が、ヘタレたらまたブログで発表することになるかも知れません。^^;


では主題に戻って、果たしてゲームタグで長い動画は視聴者に受け入れられているのか?そんな動画の長さで大丈夫か?結果は、こうでした!


・グラフ2 ゲームタグにおける、動画の長さ別・うp数および再生数中央値


グラフの説明ですが、00というのは0分台(0秒以上1分未満)、01は1分台(1分以上2分未満)・・・となり、
40~、50~は10分単位(例:40は40分以上50分未満)、60~は1時間以上全てが対象となります。
そのうp数が棒グラフ、うpされた動画の中の中央値を結んだものが赤い線グラフになります。
(なお数値は全て、2013/11/17時点のものです。9月うp分が対象なので、うp後1ヶ月半~2ヶ月半の状態だと思ってください。)

・・・これまた、色々と突っ込み所がある結果になりました。^^;

最も再生数中央値が高いのは、0分台と1時間以上! そ、そーなのか・・・。

0分台は、たぶん一発芸的なモノが多いのではないでしょうか。
サムネで「おっ」と思い、時間が短いから見てみるか・・・という流れになる気がします。ブログ主も、よくそういう行動をとります。^^

一方、1時間以上は長時間実況ものや、BGM集、生放送などが多く見られました。
やはり、1時間以上の動画を作るとなると相当な力量が必要になるので、結果として質の高い動画が多くなってくるのではないでしょうか。

そして、一番再生数中央値が低いのが、1分台の動画!これには、正直ビックリしました。
0分台が最高レベルなのに、なぜ1分台が低いのか、真相は分かりません。
ひょっとしたら、「一発芸にしては長く、プレイ動画には短く、中途半端」…と視聴者には感じられるのかも知れませんね。

同じ理由からか、続く2分台も再生数中央値は117で、全体の中央値の126以下になっています。
ちなみに、2分台の動画は最もうp数が多くなっています。(これを最頻値と言います)
1分台は2分台に次いで多く、これらのサイズの動画が飽和状態であることが、再生数の少ない原因の一つなのかも知れません。

続いての、3分台から11分台くらいまでが、人気の時間帯と言えそうです。
ここら辺は、ちょっと手の込んだネタ動画から、軽めの実況動画まで、色々なことが出来そうですね。

それからは急激に減って行き、動画の長さ中央値の14分台で、全体の中央値126を割ってしまい、(14分台の中央値:114)
15分台から30分台前半までは、中央値が100以下になっています。
この辺りは、実況動画がメインのゾーンだと思いますが、うpする時は、あらかじめ苦戦を覚悟しておいたほうがいいかも知れません・・・。

そして、30分台の後半あたりから再び上昇して、1時間以上の数値が非常に高いのは、先に述べた通りです。


いかがだったでしょうか?実況動画のうp主さんにとっては、ちょっと辛い結果になったかも知れません。

ただ、これで「今まで20分でうpしてたのを、10分×2の2分割にするぜ!」とか、「1時間以上につなげてうpするぜ!」とか小手先で変えてみても、
それほど劇的な効果はないと思います。(でも、ちょっとはあるかも?)
それよりも、20分でうpしてたものを、無駄な部分を編集して10分にする…などの工夫を重ねて行くことが、将来的な再生数増につながるのではないか、と思います。
逆に言うと、そういう工夫をしてきた人の動画が現時点で3分~11分台に多くあり、その結果、再生数中央値が高いのではないか…と、ブログ主的に推察します。


最後に、今回の結果はゲームタグのみに通用するのであって、他のタグでは全く違う結果になると思うのでご注意ください。
というか、他タグは動画時間の中央値がそれほど長くないので、動画の長さによる差異はそれほど現れないのではないか…と思います。
試しに、動画の長さ中央値が7分27秒と比較的長い東方で調べてみましょう。

・グラフ3 東方タグにおける、動画の長さ別・うp数および再生数中央値


タグ毎に違いはあれど、だいたいこんな感じになるんじゃないでしょうか。
通常は、1分台~5分台あたりが人気が高いと思います。視聴する際においては、最も手ごろな時間ではないかと言うのが、個人的な感想です。
(このあたり、ゲームタグでは1~2分台が低い結果になったので、本当にビックリしました。^^;)


ちょっと面白くなってきたので、VOCALOIDでもやってみます。

・グラフ4 VOCALOIDタグにおける、動画の長さ別・うp数および再生数中央値



VOCALOIDタグの特徴は、「3分台、4分台の動画がとにかく多い」ということになりそうです。
全うp数5,439個中の3,448個、実に63.4%がこの長さに集中しています。

一方で、5分台以降の動画が急激に少なくなり、上のグラフでは5分台の次は6分以上10分未満、10分以上に分けていますが、
その5分台以降のほうが、再生数中央値は高くなる傾向にあるようです。
もっとも、5分以上の動画は合わせて740個、全体の13.6%で、大勢には影響がないようにも思えます。

それにしても、VOCALOIDタグは3分未満の短い動画はあまり見られない傾向にあるのですね…そのあたりが主戦場のブログ主、涙目orz


…と、あちこち脱線しましたが、これで終わりにいたします。
基本的には素人の趣味なので、自分の作りたいものを作ればいいと思うのですが、
少しは視聴者の動向を考慮に入れて動画を作れば、ひょっとしたら良いことがあるかも・・・と言った記事でした。


暫定ごあいさつ

2013年10月01日 | 暫定ごあいさつ

どうも、ブログ主のzofyと申します。

以前より、ニコニコ動画の再生数などのデータに興味を持ち、ブログにて分析をしておりました。
そして、思うところがあってツイッターにてデータ分析を続行してみようと思ったのですが、やはり色々とやり難い面があったので・・・

結局、ブログ形式に戻ってまいりました。^^;

実は、現在メインで使用しているデータ収集ファイル(この動画の6:22あたりの奴です)がGINZAバージョンでは使えなくなるので、
いきなりデータ分析ブログ存続の危機に瀕しておりますが、^^; とりあえず行き当たりばったりでやってみようと思います。

どうぞ、よろしくお願いいたします。m(_ _)m