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断食に役立つ栄養学 “タンパク質”

2012-09-29 11:19:38 | 断食
現在の栄養学は、“食べる”ことを前提として成り立っていますが、栄養学を、食べないこと“断食”という視点からのぞいてみると栄養学も少し違ったものになります。

そんな、普通とはちょっと違った栄養学は、断食中の過ごし方、補食(回復食)、断食後の食生活に大いに役立つでしょう。

断食という非日常の別世界から、もう一つの栄養学をお伝えしたいと思います。





話は、江戸時代までさかのぼります。



ある人は、もっとも健康にとって理想想的な食事は、日本の江戸時代の食事だと言う人がいます。



現在の飽食と比べれば、という話だと思うのですが、江戸時代より、現代人の多くが健康で長生きしている点を考えれば、必ずしも江戸時代の食事が理想的だとは言えないと思います。



江戸時代の人々の食事は、現代人が学ぶべき要素がたくさんあるにせよ、相対的に考えれば、貧困(食べない)ことより、飽食(食べる)ことのほうが、はるかに健康的です。



最近では、小食が健康に良いという流行もあるようで、確かに食べ過ぎによる健康的害は大きいのですが、普段から小食で健康に過ごすというのは、まさに、神業ともいえる技法が必要なわけで、決して、むやみに小食だけで過ごすことは、健康の糧にはならないのではないかと思います。




江戸時代に生きた人たちの病気の多くは、栄養不足よるものだったようです。



代表的は病(やまいと読んでくださいね。)の一つが、脚気です。



これは、当時一握りである中流階級以上にの暮らしをしている人に流行った病です。



脚気は、当時、中流階級以上の人たちに白米食が流行り、お米の胚芽部分に多く含まれるビタミンB1が不足したために起きたビタミンB1欠乏症です。



現代では、ほとんどの人が白米食をしているにも関わらず、なぜ脚気が少ないかと言えば、

豚肉にビタミンB1が多く含まれているからです。



ですから、豚肉を食べましょう、ということでは、普通の現代の栄養学です。



ですから、玄米を食べましょう、と言うことでは、普通の自然食です。



断食の栄養学は、普通とはちょっと違うので、興味のある方は、続きをお読みくださいませ。




江戸時代のもう一つの代表的な病といえば、結核などの感染症です。



あっはっ、それは抗生物質がまだ発見されてないから感染症が多いんだよ~、と西洋医の方から突っ込まれそうですが、感染症の発症と抗生物質は関係ありませんし、その当時、もう既に、

南方仁先生が抗生物質の製造に成功していますから。(笑)



江戸時代になぜ感染症が多かったかといえば、その原因の一つがタンパク質の不足にあるのではないかと思います。



当時、肉を食べず、魚も手に入りにくかった日本人は、タンパク質の不足により、免疫が低下して感染症が多かった。



さらに言えば、タンパク質の不足により血管がもろくなるために、脳出血がも多かった。



江戸時代の病気の一番の原因は、タンパク質の不足によるものであったと言えると思います。

(日本史上、もっとも身長が低いのが江戸時代で、そのことからもタンパク質の圧倒的不足がうかがえます。)




タンパク質の不足は、明治大正を経て、昭和30年頃まで続きます。



“タンパク質が足りないよ~。”



これは、昭和30年頃の流行語です。実際、その頃まで日本人の動物性タンパク質の摂取量はまだまだ少なかったのですが、昭和30年を境に、その摂取量は、右肩上がりに増えていきます。



動物性タンパク質の摂取量の増加に伴い、脳出血や感染症で亡くなる人は減り、日本人の平均身長も急激にのびていきました。



そして、動物性タンパク質は、過剰摂取の時代を迎えます。




動物性タンパク質の理想の摂取方法は魚です。



もともと魚好きの日本人でしたが、食生活の欧米化に伴い、動物性タンパク質は、お肉や乳製品へと変わっていきました。



そもそも、タンパク質というのは組成が複雑で、人間の体がタンパク質を摂取し代謝するのには大変な労力を必要とします。



タンパク質は疲れるのです。



明治時代の話です。



ドイツの栄養学者ベルツさんが、ある実験をしました。



米(玄米)とか、野菜、味噌しか食べない日本人が、重さ80kgの人力車を1日14時間、距離にして40kmも走らせていることに驚き、もし、この車夫に西洋風の肉を中心とした食事を与えれば、もっとすごい力を発揮するに違いない。



そこで、車夫に肉を与え人力車を引かせたところ、車夫は力を発揮するどころか、3日でダウン。



“食事を元に戻してくれ~。”と懇願したそうです。



動物性タンパク質を摂れば、確かに体格はよくなります。体格がよくなること自体は、健康に悪いことではないのですが、タンパク質の過剰摂取は、体への負担が大きく、慢性疲労や様々な病気の原因にもなります。



必須タンパク質であるメチオニンが代謝してできるアミノ酸、ホモシステインは動脈硬化の原因となるため、お肉の過剰摂取は、虚血性心疾患の原因となります。



また、牛乳を飲むとカルシウムが体外に排泄されることは有名ですが、動物性タンパク質自体にもカルシウムの排泄作用があり、これも、ガン、脳血管障害、虚血性心疾患の原因となります。



動物性タンパク質が不足してた頃には、脳出血や感染症が主な死亡原因でしたが、これが現在はタンパク質の過剰摂取の時代となり、身長や寿命が延びた代わりに、ガン、脳血管障害、虚血性心疾患が、死亡原因の1位、2位、3位を占めるようになったわけです。



このような時代の流れの中で、食生活の欧米化に背を向け、穀物や野菜を中心にする食生活、いわゆるマクロバイオテックが多くの一般人にも知られるようになりました。



それまで自然食など知らなかった人たちが、マクロバイオテックの食事を体験すると、その体調のよさに驚いたことでしょう。



今までの体の重さや不調の原因が、動物性タンパク質であったことを知る訳です。



ここに落とし穴があります。



確かに、マクロバイオテックの食事をすると体調はよくなるのですが、その流派によっては、まったく動物性タンパク質を摂らない流派もあり、そうして玄米菜食にはまった人たちが、江戸時代の人のように、動脈硬化や脂肪肝を引き起こし、かえって体調を崩すケースがあるのです。



タンパク質が不足すると、肝臓でリポタンパク(LDLコレステロールなど)が生成されなくなり、必要な脂質が血液中に移動できなくなり、結果、欠陥がもろくなり脳出血などを引き起こします。



また、肝臓から脂質が移動できなくなるため、脂肪肝となるのです。(いわゆるぽっくり病の原因)



現代の栄養学では、必須タンパク質などといい、必ずタンパク質を摂るようにすすめるのですが、その摂取量に関しては、ほとんど制限をしていません。



動物性タンパク質は、不足しても摂りすぎてもイケナイのです。





動物性タンパク質と聞けば、お肉やお魚を思い浮かべますが、乳製品も立派な動物性タンパク質です。牛乳やヨーグルト、アイスクリームなどなど。



コラーゲンも動物性タンパク質ですね。



タンパク質は、小腸でアミノ酸に分解され、肝臓に送られ再合成されます。



人間が魚を食べても魚にならないのは、肝臓で魚のアミノ酸が人間用に作りかえられているからです。



つまり、コラーゲンや酵素(酵素もタンパク質)を食べても、体内ではコラーゲンや酵素になるわけではなく、肝臓で再合成され体へと分配されていきます。



コラーゲンや酵素などの栄養剤は、肝臓に負担をかけるだけで、ほとんど意味はないわけです。



また、市販のほとんどの食品に含まれるアミノ酸(その正体は化学調味料。)にも注意が必要。





動物性タンパク質の摂取量は、子供でも食事全体の2割以内に収めたいところです。



大人は、時々、魚を食べる程度でも基本的には十分です。



お肉を食べたい人は、お肉をどうぞ。でも、毎食お肉はいくらなんでも食べすぎですよね。



動物性タンパク質と植物性タンパク質は、半々ぐらいで。



牛乳は、大人も子供も止めた方がいいですね。牛乳飲むんだったら、お肉は食べないとかしないといけません。



断食後の補食には、動物性タンパク質は体への負担が大きいので、用いません。





“海の汚染が気になって、魚はどうも・・。抗生物質や殺菌剤、放射能が気になってお肉はどうも・・・。”



あらあら、困ったもんですね。



北海道でエゾシカが増えて困っているそうだから、野生のエゾシカでも食べますか!



お肉大好きってひとも、自然食大好きってひとも、タンパク質に誤算がありませんように。



佐下橋聡 拝


断食に役立つ栄養学 “ご飯”

2012-09-27 18:41:51 | 断食
昭和29年に施行された学校給食法は、アメリカ国内の余剰小麦を日本に売りつけるための法律でした。




子供の頃にパンを食べさせておけば、大人になってもパンを食べ続けるというアメリカのもくろみは、見事に成功し、今年2012年、とうとう米の消費額をパンの消費額が上回ってしまいました。




私の場合は、ひねくれた可愛くない子供だったので、“なんで、パンに肉じゃがのおかずやねん。ふざけんじゃねぇ~。ご飯くわせろー。”と思っていましたので、パンをあまり好きにはなりませんでした。(牛乳もあまり好きでない。)




私のようなひねくれた小学生ばかりなら、アメリカの策略も失敗したのでしょうが・・・。







学校給食法が施行された翌年の昭和30年、それまで戦後の食糧難に難義していた日本ですが、とうとうこの年に、米の自給率100%を達成します。




そんな中、政府(アメリカの意向で)が下した結論は、減反。




“米作農家の生活は保障するから、米は作るな!”


農家は決められた量の米を生産し、それを政府が高い値段で買い取るこのシステムは、結果として農家のやる気を奪い、日本の農業を衰退させてしまいます。







昭和33年、医学博士である林髞(はやしたかし)著の“頭脳”がベストセラーになります。


この本には、“米を食べるとバカになる。”と書かれてありました。当時の大学教授とか博士とかいうのは、絶対的信頼や尊敬を集めていましたので、多くの日本人が、これを信じたわけです。


林髞氏の“米を食べるとバカになる。”の根拠は、“東アジアの米を主食にしている地域は、文化の程度が低い。”というものです。



林髞氏がなぜこのような文章を書いたのかは、今となっては分かりませんが、林氏は、医学博士という肩書きのほかに、推理小説なども書いていたので、フィクションはお手の物だったのでしょう。






その後、高度経済成長で日本人の生活も豊かになり、食生活もアメリカの予定通り欧米化され、日本人の体重も増加していったわけです。




ここで登場するのが、でました、“米は太る。”です。




食生活の欧米化により増加した日本人の体重なのですが、なぜか、その矛先は、“ご飯”に向けられてしまいます。




パンはカロリーが高いうえ消化も早いので、すぐにお腹がすいてしまい間食を食べる。日本人の体重が増加したのは、明らかにパンが原因なのに、なぜか米が悪玉扱いされる。




情報が明らかに操作されている。




すべては、仕組まれている。







一方、日本人の食を欧米化させることに成功しつつあった昭和40年代のアメリカでは、生活習慣病が激増し、当時のアメリカ人は、このままではアメリカは滅亡すると本気で悩んでいました。




そこでアメリカは300億円の巨費を投じ、世界中の食生活を調べ上げ、健康的な食生活の指針を出しました。




それが、マクバガン報告書と呼ばれるもので、そこには、健康的な食生活は、穀物と野菜を中心とした、つまり、日本の伝統食が最も健康によいという結論が書かれてありました。




“日本食はヘルシー。”




これは、いまや日本以外の世界の常識となっているわけです。




世界が認めた日本食の素晴らしいところは、ご飯(穀物)を中心にした食事だからです。



世界的に見れば、主食という観念がある国は非常に珍しく、たとえばパスタはイタリアでは前菜だし、アメリカの主食はお肉ですから、日本という国は、本当に健康的な食生活に恵まれた国だった言えます。



宮沢賢治さんの文章に“雨ニモマケズ”と言うものがあります。その中で当時の食生活を表すくだりがあり、そこには、“1日4合の玄米と少しの味噌と野菜を食べて。”とあります。



日本人が、いかに主食であるご飯をよく食べていたのかがわかります。



よく、バランスよく食べましょう、などど言われますが、バランスがよいというのは、主食と野菜をしっかり食べることがバランスがいいわけで、何でもかんでも食べることがバランスではありません。



これは、厚生労働省の大失敗で、“1日に30品目食べましょう。”というキャンペーンを行なったところ、生活習慣病やメタボがふえてしまったので、確か平成10年だったと思いますが、“1日に30品目食べましょう。”というのをこっそりとやめて、現在では、ご飯と野菜を中心に、魚やお肉は控えめに、果物や乳製品は少しだけ、と言う風に変わっています。



ご存知でしたか?



現在、厚生労働省が出している“食事バランスガイド”をご覧にあったことあるでしょうか?



コマ型の非常に分かりにくいやつです。





健康やダイエットのためには、まず穀物をしっかり食べることが大切なわけですが、穀物なら何でも良いというわけではなく、いったん粉にしてパンや麺にして食べる小麦などではなく、やはり、お米のご飯がもっともよい主食となります。



いったん粉にした穀物は、吸収が早く、血糖値の上昇を招き、インシュリンが大量に分泌されるので低血糖になり、お腹が早くすいてしまいます。



それに対してお米のご飯は、ゆっくりと吸収されるので、血糖値の上昇もゆるやかなので、体への負担がなく、主食としては最適です。



また、ご飯は水さえあれば炊けるのに対して、パンは砂糖や乳製品、油脂などを混ぜ込んで焼くので、それ自体カロリーが高くなり、食感もパサパサしているため、油や乳製品、お肉と相性がよく、どうしても高カロリーになってしまいます。



和食のカロリーが、1g=1kcalに対して、洋食は1g=1.7kcal、パン食は和食に対して1.7倍のカロリーがあるのです。



それにしても、よくもまぁ、パンよりご飯のほうが太るなどというデタラメが言えたもんです。



ご飯は、まぎれもなく世界最高の健康ダイエット食なのです。





宮沢賢治さんは、玄米を食べていたようですが、私は、常食するなら白米が良いと思います。



玄米を食べるには、大量の野菜が必要になりますので、それだけ野菜を美味しく食べる技術が必要になります。



玄米も食べるけど、お肉おや魚もたくさん食べるのは、食生活として危険で成り立ちません。



玄米をどうしても食べたい方は、岡山にある民宿“わら”の当主、船越康弘さんの“重ね煮”を学ばれることをおすすめします。



玄米を食べるには、まず玄米を10時間水に漬けることが最低条件です。こうすることでフィチン酸のミネラルの排泄効果をほとんど防ぐことができます。



フィチン酸には、毒素の排泄効果もあるのですが、同時にカルシウムや鉄などのミネラルも排泄してしまうで、それを補給するために、たくさんの野菜が必要になります。



お肉や乳製品、砂糖などは、ミネラルを大量に消費するので、玄米と一緒には食べることはできません。



また、厳格な玄米菜食は、脂肪肝や動脈硬化の原因となりますので、動物性タンパク質も少量食べる必要があります。



つまり、玄米食は、結構難しいので、相当な知識がないと行なうことができません。



それならば、普段は白米にして、体調の悪いこと時とか、断食の後とか、限定して食べるのが良いというのが、私の玄米に対する考え方です。





年々消費量が減り続けるご飯です。



中には、ご飯をまったく食べないという人も珍しくありません。



アメリカの策略で、ご飯の地位が低下したわけですから、ご飯の復権には、アメリカから日本が本当の意味で独立して、自立し、そういう意味では、政治の力が必要なのかもしれません。



まあ、いずれはご飯の力を日本人が自覚して、再び日本に美しい田園風景が広がるようになるでしょう。



日本人が健康を取り戻すには、三十数兆円にまで膨れあがった医療費を少なくするためには、ご飯を食べることなしには語れないのですから。





佐下橋聡 拝




断食に役立つ栄養学“炭水化物”

2012-09-24 22:06:46 | 断食
 現在の栄養学は、“食べる”ことを前提として成り立っていますが、栄養学を、食べないこと“断食”という視点からのぞいてみると栄養学も少し違ったものになります。
そんな、普通とはちょっと違った栄養学は、断食中の過ごし方、補食(回復食)、断食後の食生活に大いに役立つでしょう。

断食という非日常の別世界から、もう一つの栄養学をお伝えしたいと思います。





さあ、断食が無事終わったら、お待ちかねの補食が始まります。




断食後に食べる初めての食事は、とにかく人間とって最も重要な栄養素を、最も無理ない状態で食べなくてはいけません。




そのようなわけで、断食後の一発目の食べ物は、重湯。


そう、炭水化物なのです。










断食反応とは断食中におこる体調不良のことで、これが、断食を難しいと思ってしまう一つの原因です。


この断食反応への対応がなかなか難しいのでが、今日はその話ではありません。



断食中の一番のエネルギー源は、お腹周りの脂肪なのですが、脂肪は炭水化物がなければ燃焼しにくくなり不完全燃焼を起こします。




脂肪が不完全燃焼を起こすとケトン体と呼ばれる物質になり、このケトン体が断食反応を引き起こします。


断食反応の一番の原因は、断食中に炭水化物を摂らない事なのです。







断食中に炭水化物をとらないことで起こる断食反応による体調不良は、一時的なものです。




では、炭水化物を長期にわたり食べないとどうなるか?




炭水化物は、人間にとって最も適したエネルギーです。これを食べない状態では、脂肪やタンパク質がエネルギー源となります。




炭水化物を食べなければ、その代わりにエネルギー源となるのが体脂肪や筋肉です。




つまり、炭水化物を食べなければ脂肪や筋肉が減少し痩せていくわけですが、これは、重い糖尿病の方が痩せる原理と一緒です。




脂肪が炭水化物なしで単独で燃焼すれば、当然ケトン体が発生し、断食でもないのに体調不良を起こしたり、ケトン体が汗や息から排出され、口臭体臭が臭くなったりします。




また、筋肉に減少は、基礎代謝の減少を招き、筋肉の減少は基礎代謝を低下させるので、結局炭水化物を食べないと太りやすい体質を作ることになります。




炭水化物を食べないダイエットでリバウンドするぐらいならまだましで、炭水化物を食べなければ、たんぱく質や脂質の過剰摂取の可能性が高くなり、これが生活習慣病の原因となります。




つまり、健康やダイエットには、炭水化物が必要だってことなんです。




私がこんなことを言っても、もちろん、世間の人はそんなこと信じません。




長い間、炭水化物は悪者扱いされてきましたから。




非常識が30年続けば、それは、常識になります。







炭水化物がなぜ体によいのか?




その答えは、光合成にあります。




植物の葉に太陽の光が当たると、光合成が行なわれます。




光合成により植物の葉は、太陽光と二酸化炭素、そして、水を原料に何を作り出すかというと、炭水化物です。




炭水化物と言うのは、太陽光・水・二酸化炭素を原料に作られるわけです。




これは、小学生のときに習いましたね。




で、ここからが話の核心になるわけですが。



炭水化物は、植物の根や種に蓄積され、それを私たち人間が食べています。



炭水化物を人間が食べるとエネルギーが取り出され、水と二酸化炭素が排泄されます。



炭水化物の原料は、太陽光と水と二酸化炭素です。それを人間が食べると、水と二酸化炭素が排泄される。



そう、体に吸収され、残っているのは太陽光。



つまり、炭水化物と言うのは、太陽のエネルギーと言うことなんです。



人間の体は、残念ながら光合成ができませんので、炭水化物や植物の葉を食べることで太陽のエネルギーを吸収するしかないのです。



炭水化物は太陽のエネルギーだから、燃焼しやすく、クリーンで安全。



脂肪やたんぱく質は、体への負担が大きいいけれど、炭水化物は、体への負担がない最も人間に適した食べもの。



なのです。





人間にとって最も重要な栄養素は、炭水化物です。



では、炭水化物の中で一番良い食べ物はなんなのか?



そこんとこは、次回お話したいと思います。





佐下橋聡 拝


断食に役立つ栄養学 “ビタミン・ミネラル”

2012-09-23 21:05:56 | 断食
現在の栄養学は、“食べる”ことを前提として成り立っていますが、栄養学を、食べないこと“断食”という視点からのぞいてみると栄養学も少し違ったものになります。

そんな、普通とはちょっと違った栄養学は、断食中の過ごし方、補食(回復食)、断食後の食生活に大いに役立つでしょう。

断食という非日常の別世界から、もう一つの栄養学をお伝えしたいと思います








ビタミン・ミネラルとは、おおさっぱなくくりですが、これぐらいがちょうどいいのではないかと思います。




と言いますのは、ビタミンやミネラルは特に意識しなくても、まず不足することがないからです。




現代の栄養学では、さまざまな研究が進み、ビタミンやミネラルの様々な働きが解明されてきました。




たとえば、ビタミンAは目の健康を保つとか、ビタミンCはお肌によいとか。




それじゃー、ビタミンAやビタミンCを摂りましょうという話になるのですが、もともとビタミンAやビタミンCは不足していないので、あえて摂る必要がないということなんです。




特に、ご飯・味噌汁・お漬物を中心とした和食は、ビタミン・ミネラルの宝庫ですから、肉ばっかり食べているアメリカ人の食生活とは違い、それらが不足することはまずないと考えていいと思います。




えっ?




ハンバーガーばっかり食べてる?




コーラだいすき?




野菜が嫌い?




まっ、そういう方は、ビタミンやミネラルのサプリメントでもお飲みください。




えっ?




何を飲めばいいかって。




全部入っているやつですよ。マルチビタミン・ミネラルとかいうやつです。




ビタミンCだけとか、鉄だけとか、単体で呑む場合は、よほど知識がないかぎり止めた方がいいですね。




特に、鉄。




女性に貧血が多いので、飲んでいる方もいるとは思いますが、鉄と貧血はあんまり関係ないので、飲んでも貧血が改善されることはないです。




むしろ、鉄は酸化するので老化が進んだり、生活習慣病の原因となるので、鉄欠乏症以外の人は、絶対鉄のサプリメントは、飲んではいかんのです。




貧血の方は、砂糖を減らしてください。砂糖は赤血球に対して悪影響があるそうです。小松菜やほうれん草をたくさん食べてください。運動してください。これで、大丈夫。







野菜はビタミン・ミネラルの宝庫ですが、市販の野菜ジュースは飲んでも意味はないです。野菜ジュースは、作ってから20分たつと酵素の働きでビタミンが破壊されてしまうんです。




野菜ジュースってヘルシーなイメージがあるけど、結構カロリーが高いんですよね。栄養がなくてカロリーが高い。




う~ん、これは太ります。




野菜ジュースならスムージーがいいですね。果物をいったん凍らせて作る野菜ジュースなので、低温で酵素の働きを抑えることができるのでき、栄養が破壊されない状態で飲むことができます。













現在の日本は食べ物がとても安定供給されていますので、そうでなかった昔のように、食べ物が不足して栄養が足らなくなるということはありませんが、現代では、食べ過ぎによる栄養不足が一般的です。




口の周りに何か症状のある場合は、よく栄養不足だといわれますよね。




痛い、痛い口内炎、口の端っこが切れる口角炎、唇がひりひりする口唇炎など、口の周り、鼻の周りの細胞は代謝のサイクルが早いので、ビタミンやミネラルが不足すると、ビタミンやミネラルの供給が間に合わないので、そのような症状が出るそうです。




こういう場合は、だいたい食べすぎ飲みすぎが原因ですよね。(ストレスも。)







先ほど、ビタミンやミネラルは不足しない、と書きましたが、考慮するとすれば地域性はあると思うんです。




スペインのトウモロコシを主食にする地域で発症が確認されたのが、ペラグラ皮膚炎ですね。




これは、ビタミンB3(ナイアシン)の不足によるものだそうです。日本の場合は、鰹だしにナイアシンが多く含まれているので、不足はしません。




世界的に見れば、ヨードが不足しているようですが、これも日本人は海草を食べるので、不足の心配はありません。むしろ、昆布の産地では、食べ過ぎによる過剰摂取が問題のなったこともあるようです。




栄養には地域性があるってことですね。




アメリカでビタミンCが流行っているからと言って、日本でビタミンCを飲んでもあまり意味がないってこと。







日本各地に昔から伝わる郷土料理には、その辺の知恵が隠されていますから、その土地に住むならば郷土料理は大切にしたほうがいいですね。




日本人ならご飯、味噌汁、お漬物、そう、和食です。




日本の朝ご飯には、ビタミン・ミネラルがいっぱい。




これで、栄養補給は完璧だっ!・・・ではないんです。




実は、日本にミネラルに関して重大な地域性というものがあるんです。




そうなんです。




図星です。




カルシウムです。




日本は世界でも類を見ない火山の国。国土のほとんどが火山灰に覆われているため、海底が隆起してできた諸外国とは違い、土地や水にカルシウムが少ないという、世界的に見れば非常に特殊な地域性があるのです。








あれっ?こんなことろにカルシウムが!




偶然にも。










基本的にビタミン・ミネラルは、食べ物を代謝するために使われますから、何も食べない断食中は必要ありません。




むしろ、何も食べないことでバランスを摂る断食では、ビタミンやミネラルのサプリメントは、断食の効果の邪魔になります。




ミネラルウォーターに含まれるミネラルは、もともとたいした量ではないので、断食中に飲んでも大丈夫です。







今日は、宣伝がなかったので、美しく終わることができました。




佐下橋 聡 拝

断食の役立つ栄養学 “塩”

2012-09-20 19:46:23 | 断食
塩の化学式は、NaCl(塩化ナトリウム)で、塩は体内で使われるNa(ナトリウム)の主な供給源ですね。




ナトリウムは、K(カリウム)ととても仲良しで、いつも行動を共にする仲です。




ナトリウムは細胞の外側に多く存在し、カリウムは細胞の内側に多く存在して共に浸透圧の調整に働いています。




体内の物質の移動は、心臓や筋肉によるものと、このナトリウムとカリウムの浸透圧差によるもので、ナトリウムが不足すると体は根本から機能しなくなるため、極めて重要なミネラルなのです。




ナトリウムは、1日に15g自然排泄されます・・・。




と、ここまではよく栄養学の本に書いていることです。




さらに続けると、栄養学の本にはこんなことが書いてあります。




ナトリウム(塩)は、1日に15g自然排泄されますが、健康のため塩は1日10g以下に控えましょう。




???・・・。




これ、栄養学の本に本当に書いてあったことなんですよ。




1日に15gの塩が排泄されるのに、1日10g以下の摂取量では、誰が考えても塩は不足しますよね。(笑)




いわゆる“減塩ブーム”の名残ですが、今でも塩が体に悪いという誤解は、深く日本人に刷り込まれてしまっています。




そもそもなぜ減塩ブームがおきたかと言えば、その火付け役は秋元康ではなく、AKBでもない、USAなのです。




かいつまんでお話しますと、昭和25年当時、アメリカは小麦の過剰生産に悩んでいました。過剰に生産された小麦の倉庫代だけで、当時のお金で2億円もの予算を費やしていたそうです。




それを解消するために、目をつけたのが敗戦国日本です。アメリカは、日本に小麦を売りつけようとしましたが、当時の日本は、小麦の消費といえばうどんを食べる程度で、ほとんど消費は期待できない状態でした。




そこで、アメリカは長期戦略に出ます。




その一番の戦略が、昭和29年の“学校給食法”を日本国に制定させたことです。




何で給食がパンなの?




と、思いませんでした?




子供の頃にパンを食べされれば、大人になってもパンが食べたくなる。この戦略は見事成功し、2012年の今年、とうとう、ご飯の消費額がパンの消費額に抜かれてしまいました。




70年間にも及ぶ長期戦略の中で、アメリカは様々なディスインフォメーションを日本のマスコミを利用して流します。




“米を食べると頭が悪くなる。”(実際は米を食べるから、日本人は頭がよい。)




“米は太る。”(実際は、米は優れたダイエット食。)




”タンパク質が足りないよ~。”※お肉・牛乳はパンと相性がいいため。(実際、当時タンパク質は不足していたが、現在は過剰摂取。)




“塩は高血圧の原因。”(実際は、ほとんど関係ない。)




パン食を日本で広げるにあたり、問題となるのが日本の発酵調味料味噌・醤油です。




味噌と醤油は、日本人の食卓に深く浸透しているばかりか、日本人の健康を支える重要な食品ですから、“減塩ブーム”を仕掛けることにより、日本食のが城を切りくずことが、アメリカの最大の目的だったわけです。




ぜんぜん、かいつまんでお話できていないので、相方から“長すぎるやろ!”と突込みが入りましたので。




つづく。(笑)




佐下橋聡 拝