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復興財源、消費税議論先走り

2011年04月20日 02時51分00秒 | 保管記事


 

  記事の紹介です。

 

復興財源、消費税議論先走り

2011.4.20 02:51

 東日本大震災からの復興に向けた巨額の費用を捻出するための「復興再生債」の償還財源として、消費税増税が本命視されている。ただ、景気への影響や政治的なリスクは未知数。多くの課題を抱えたまま、増税論議だけが先走りしているのが実情だ。

 「反対だ。消費税は社会福祉の目的税にすべきだ」

 19日の民・自幹事長会談。自民党の石原伸晃幹事長は、民主党の岡田克也幹事長に対し、消費税を復興再生債の償還財源とすることに明確に反対した。岡田氏は「フラットなところから議論をしていく」と答えるしかなかった。

 他党も消費税増税を通じた民主、自民両党の大連立への警戒感から「賛同しがたい」(山口那津男公明党代表)、「景気の後退を招く。今のタイミングで言うことも間違っている」(下地幹郎国民新党幹事長)と一斉に批判した。 

 そもそも、復興再生債と増税を組み合わせるプランを最初に示したのは岡田氏だ。18日の記者会見で「既存の歳出削減だけでは財源が対応できない。復興再生債を発行する」と表明。償還財源についても「基本は税だ」と明言していた。

 岡田氏が復興再生債を持ち出したのには理由がある。自民党が今月12日に発表した提言に「復興再生債」の発行が盛り込まれていたからだ。この案を「丸飲み」することで、今後の与野党協議をスムーズに運ぼうという意図があった。

  

 ただ、償還財源の選択肢として消費税増税がクロースアップされたことで、野党ばかりか政府内でも反発を招いた。蓮舫行政刷新担当相は「増税ありきですべてを決めていくという順番ではない」と釘を刺した。

 増税論議は、民主党内の「菅降ろし」の動きにも影響を与えている。

 「菅直人首相も岡田氏も被災地に入りながら被災者の苦しみを分かっていない。復旧・復興のために増税するなんて話があるか」

 元岩手県宮古市長で小沢一郎元代表に近い菊池長右ェ門衆院議員は19日、民主党税制改正プロジェクトチームの会合で、声を震わせて抗議した。

 首相は18日の参院予算委員会で「財政再建の道筋を付けることもやれたら、政治家として本望だ」と語っていた。長期的な課題である財政再建問題を政権延命の材料しようとする意図を嗅ぎ取った「反・菅」勢力は、今回の増税問題を格好の攻撃材料にしつつある。

 「財源問題では平場の議論をしてもらいたい。両院議員総会を開くべきだ」

 川内博史衆院議員は19日の常任幹事会で執行部にこう迫った。川内氏ら小沢氏に近い議員には両院議員総会で事実上の首相リコールに持ち込む狙いがある。

 岡田氏は川内氏の指摘に「両院議員総会は2次補正の時にやる。私は増税とは言っていない」と前言を翻し、場を取り繕った。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110420/plc11042002540002-n1.htm

  記事の紹介終わりです。

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