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菅直人首相は14日、2011年度予算案と関連法案の成立が焦点となる通常国会に向け、内閣改造・民主党役員人事を断行し、同日午後に菅再改造内閣を発足させる。参院で問責決議を受けた仙谷由人官房長官(64)と馬淵澄夫国土交通相(50)は交代させ、仙谷氏の後任には枝野幸男幹事長代理(46)を起用。たちあがれ日本を離党した与謝野馨元財務相(72)を経済財政担当相に据え、首相が重視する税財政改革に取り組む体制を強化する。
首相による内閣改造は、昨年9月に続き2回目。14日午前の閣議で閣僚の辞表を取りまとめ、国民新党の亀井静香代表との党首会談を経て、枝野氏が閣僚名簿を発表。新閣僚は同日夕、皇居での認証式に臨む。また、新官房長官として枝野氏は、衆院議院運営委員会理事会に出席し、通常国会の24日召集を伝達する。
閣僚人事で、海江田万里経財相(61)は経済産業相に、大畠章宏経産相(63)は馬淵氏の後任の国交相にそれぞれ横滑りする。仙谷氏が兼務していた法相には江田五月前参院議長(69)が固まっている。
続投するのは、前原誠司外相(48)、野田佳彦財務相(53)、玄葉光一郎国家戦略担当相(46)、片山善博総務相(59)、高木義明文部科学相(65)、細川律夫厚生労働相(67)、鹿野道彦農林水産相(68)。松本龍環境相(59)、北沢俊美防衛相(72)、蓮舫行政刷新担当相(43)、国民新党の自見庄三郎金融・郵政改革担当相(65)も留任する。
民主党役員人事では、岡田克也幹事長(57)と、国家戦略相を兼務する玄葉政調会長は留任。鉢呂吉雄国対委員長(62)は交代し、後任に安住淳防衛副大臣(48)が内定。仙谷氏は代表代行に就任する。 (2011/01/14-05:24)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011011400064
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