岩淸水

心を潤す

世界最大の タンカー

2011年02月15日 10時32分39秒 | 言葉の説明

 
ノック・ネヴィス (Knock Nevis)
全長458.45m
全幅68.8m
ノルウェー船籍の世界一巨大な石油タンカー。

 ノック・ネヴィスは1979年から80年にかけて建造され、イラン・イラク戦争で大きく損傷したものの、1991年に浮揚され現在は沖合で浮体式貯蔵積出設備(FSO)として使用されている。

 

船歴
船はギリシャによる発注で住友重機械追浜造船所(現:横須賀製造所)で建造されたものの、ギア設計の問題とそれに伴う振動問題で受け取りを拒絶され、発注者と造船所との調停後、中国企業に売却された。その後未完成の船体は香港の海運王董浩雲の海運会社、東方海外国際有限公司に売却された。日本鋼管津製作所で船体延長され、その積載量は増加し、かつて建造された最大の船となった。船は2年後に進水し、シーワイズ・ジャイアント (Seawise Giant) と命名された。これは所有者董浩雲 (Tung Chao Yung, C. Y. Tung) にあやかって命名されたものであった。董浩雲は船の建造で資金難となり、結局中国政府による支援を受けた。

就役後は中東とアメリカ間で運行されたが、イラン・イラク戦争間の1986年から海上倉庫および積み替えターミナルとして使用された。1988年5月にホルムズ海峡でイラク空軍機の攻撃を受け、大きく損傷する。ブルネイに牽引されていた船体は1989年後半にノルウェーのKS-カンパニーによって購入され、シンガポールのケッペル造船所で修理を受ける。同時に、ハッピー・ジャイアント (Happy Giant) と改名された。修理が完了する前の1991年にKS-カンパニーはノルウェーのヨルゲン・ヤーレによって管理されることとなり、船は ヤーレ・ヴァイキング (Jahre Viking) と改名された。1990年代末にKS-カンパニーはフレッド・オルセンと彼の会社ファースト・オルセン・タンカーズによって買収された。

2004年3月に、船は新たなオーナーのフレッド・オルセン・プロダクションに移管され、ドバイの乾ドック入りする。そこで船名はノック・ネヴィスと改名された。ノック・ネヴィスはペルシャ湾のカタール・アル・シャヒーン油田で海上石油・ガス貯蔵設備として使用されている。(Wikipedia)
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