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19施設が太地町から入手 イルカ飼う34の水族館・動物園

2015年05月20日 17時31分00秒 | 保管記事




  記事の紹介です。


 【イルカ追い込み漁問題】

 

19施設が太地町から入手 イルカ飼う34の水族館・動物園

 

2015/05/20 17:31

 

和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲されたイルカの購入が倫理規定に違反するとして、日本動物園水族館協会(JAZA、東京)が国際組織から会員資格を停止された問題で、JAZAに加盟する水族館・動物園34施設がイルカを飼育し、うち少なくとも19施設は太地町から入手していることが19日、共同通信の取材で分かった。
  JAZAには動物園89と水族館63が加盟しており同日、世界動物園水族館協会(WAZA)に残留するかを決める投票を実施したが、太地町からの入手が絶たれることになれば「死活問題」と心配する施設も。 開票は20日。

 

 取材は12~17日で、各施設に電話で飼育状況などを聞いた。19施設には、入手時期が古く記録の残っていないケースもあるが、いずれも追い込み漁での捕獲とみられる。

 

 34施設のうち11施設は太地町から入手しているかどうかや飼育状況を明らかにしなかった。関東地方の大手水族館は「報道機関と偽って情報を聞き出そうとする不審電話が相次ぎ、対応に苦慮している」とした。

 

 和歌山県によると、イルカ漁が解禁されていた昨年9月から今年4月に太地町の追い込み漁で捕獲されたのは937頭。このうちバンドウイルカを中心に84頭を、専門業者や水族館などが購入した。

 

 水族館にとってイルカは人気が高く、ショーは集客の上でも経営を支える重要な存在。東海地方の小規模水族館の飼育担当者は「太地町から入手できなくなれば死活問題だ」と語る。

 

 「バンドウイルカは触れ合い体験に人気で、商業施設でもある以上、経営には欠かせない。ほぼ唯一の入手方法である太地町と取引が断たれるなら、JAZA脱退もやむを得ないのではないか」と悩みを明かす。

 

 JAZAによると、イルカの寿命は約30年とされ、関西地方の中堅水族館は「突然死したときなど、追い込み漁による安定的な供給が多くの水族館を支えてきた。現在は取引がなくてもオープン時に世話になった施設も多い」と説明する。

 

 繁殖の成功もまだ一部だ。環境の変化に敏感なイルカの出産には静かな環境が必須で、展示用と別のプールを造るなどの設備投資も必要。出産後の飼育も難しく、東北地方の水族館は「ここ数年で生まれたイルカは、みんな3年ほどで死んでしまった」と語った。

 

 東海地方の中堅水族館は「野生のイルカを入手しなければ、次第に血縁が近い同士で交配が進むという問題も生じる。漁をやめることになれば技術も廃れる」と訴える。

 

 一方、大規模施設への影響は限定的とみられる。関東地方の大手水族館は「繁殖がうまくいっており、他施設と協力すればすぐに影響がでることはない」とした。

 

 北陸地方のある水族館館長は「JAZAが太地町からのイルカ入手を断念すれば、追い込み漁を残酷な方法だと国際的に認めたと捉えられかねない」と話した。

 

(共同通信)

 

2015/05/20 17:31
http://www.47news.jp/47topics/e/265455.php

  記事の紹介終わりです。

 

 

 

 

 

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