「黄金の枯れ葉作戦」
日本の御心は既に、涼やかな風となり、世界中を目指して吹き渉っています。
それは、美しい経済のための作戦で、名を、「黄金の枯れ葉作戦」と言います。
黄金の枯れ葉とは、既に幹である産業の現場から離れてしまった、用無しの朽ち葉のこと。これは、風に舞う様は美しく、輝きもするが、地に落ちれば、風に散り敷かれ……。むなしく朽ちて行くだけのもの。
黄金の枯れ葉作戦とは、狐の枯れ草作戦とも謂う。経済循環から、剰余した、枯れ葉を金に換え、様々な、浮遊分子を、吸着し、社会から分離しゴミ箱に片づける。美しい経済作戦の名。
債権なんぞは、唯の数字。株、商品、そして、貸付金等は、その殆どが、枝から離れなくとも、黄金色になったら、それは、枯れ葉である。朽ちて腐葉となった利は、根から吸うことが出来るが、枯れ葉が、緑の活き活きした葉に戻ることはない。田植え後、三日で米が収穫なんて、誰も信じないが、株価が、倍になるなんて、信じる馬鹿もたまには、いるものだ。ホリエモンに踊った、大勢のノビタ達。
美国では、経済も、国の財政も破綻しているのに、国家あげての乱痴気騒ぎ。カンフル枯れ葉が、切れたら、発狂するでしょう。しかし、そうならないように、彼の国には、よりしろの樹が、大きく育っています。美林になるでしょう。
支那では、三日で、株価が、3割高になると信じる馬鹿たちが、かなりいるようで、枯れ葉作戦に、狂気乱舞で、お花畑状態。神のよりしろはまだ植えられたばかり、社の森になるまでは、まだずいぶんと時間が掛かりそうですね。
世界に散った旧士族たちは、このよりしろの手入れに余念がありません。
因みに、黄金の枯れ葉とは、事業会計の剰余金のことです。ジパングの戦士のことではありませんヨ。