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ウルップソウ

2011年07月15日 12時32分21秒 | 言葉の説明
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ウルップソウ 得撫草学名 Lagotis glauca

 

 ゴマノハグサ科ウルップソウ属の多年草。別名、ハマレンゲ(浜蓮華)。新エングラー体系およびクロンキスト体系では、ウルップソウ科 (Globulariaceae) に分類されている


特徴 [編集]寒冷地や高山の斜面などの湿った砂礫地に生える。花茎は高さ 15–25 cm。葉は卵円形または広楕円形で、長さ幅とも 4–10 cm の肉質で表面につやがある。青紫色の花を穂状に多数付け、雄しべは花弁よりも短い[4]。花穂は円柱形で、各花に苞がある[5]。開花時期は6–8月[4]。染色体数は2n[2]。和名の由来は千島列島のウルップ島で最初に発見されたことによる。属名のLagotisは、ギリシャ語のlogos(兎)とous(耳)からなり、葉の形状が兎の耳に似ていたことに由来する[5]。学名はドイツ人の植物学者のジョセフ・ガートナー(ドイツ語版)が命名した[6]。

 

分布 [編集]アリューシャン列島・カムチャッカ半島・千島列島、日本では礼文島・飛騨山脈北部(白馬岳・雪倉岳)・八ヶ岳(硫黄岳・横岳)[7]の高山帯に隔離分布している[5]。氷河期に日本に南下し、その後高山などの一部地域だけに生き残ったと考えられている[8]。基準標本はウルップ島のもの[9]。


近縁種 [編集]ホソバウルップソウ(細葉得撫草、Lagotis yesoensis) - 大雪山系に自生、環境省指定の絶滅危惧(絶滅危惧IB類 EN)
シロバナウルップソウ(白花得撫草、Lagotis yesoensis f. albiflora) - ウルップソウの白花のもの
ユウバリソウ(夕張草、Lagotis takedana) - 夕張岳に自生、環境省指定の絶滅寸前(絶滅危惧IA類 CR)
 種の保全状況評価 [編集]環境省のレッドリストの危急種 (VU) に指定されている[3]。以前は絶滅危惧IB類 (EN) 指定であったが、絶滅危惧II類 (VU) に変更された。踏みつけが減少の主要因で、平均減少率は約30%、個体総数は約10,000と推定されている[3]。

北海道・新潟県・長野県で絶滅危惧種(絶滅危惧I類)に指定されている[10]。

☆☆


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