カメさん日記

趣味のカメさん日記です。レア種で情報が少ない種を中心に書いていきます。

【基本】カメさんの体調管理

2017-09-30 09:54:58 | 飼育論

おはようございます!

最近またもや読者数が増えています。

これからも媚びることなく、ブレずにガチな飼育論を展開して参ります!

さて、オウムヒラセリクガメの衝撃入荷に揺れた今週…

実は最近、真剣にリクガメ購入を考えていました…

本命のテキサスゴーファーガメ! 

お値段も最近リーズナブルになってきましたしね。

次候補のチャコリクガメ!

こちらも非常にリーズナブルな価格です。

季節的にもこれらのカメの好適環境を再現し易い時期ですし、お迎えを検討していました。

どちらも最大甲長25㎝となんとか飼いきれるサイズかなぁと考えたからです。

とんぶり市が終わっても在庫してたら購入しようと考えていました。

 そんな矢先の大ニュース!

オウムヒラセリクガメ!しかもペア!

まさに奇跡の入荷です。昨年もトリオが入荷しましたが最大甲長9㎝と夢のリクガメです。

サイズ的に1,800×900のスペースでもストレスフリーで飼えるのではないでしょうか。

 決して安くはありませんが30㎝を越えるリクガメを日本の住宅事情を考慮することなく消費している日本のリクガメ市場に強く疑問を持ってきた私としてはこうしたカメに価値応分の価格を理解して購入するようなリクガメ文化を願ってやみません。

そしてこうした小型種こそが日本市場の流通の主流となることがカメにとっても幸せなことだと私は信じています。

そして購入された飼育者様のもとでブリードが成功することを祈念しております。

今回のオウムヒラセリクガメの入荷は本当に悩みました。

ヤブガメとナマクアヒラセリクガメのセレブショット!

こうしてみるとやはりヤブガメ、小型種ながらミニチュアのホウシャガメのようでカッコいいですね!

やはり迷わずにリクガメ飼うならヤブガメ!この路線をブレずに行こうと思います。

賢明な読者様はお分かりでしょう。

テキサスやチャコは飼育の基本がヤブガメに近いのです。

練習として安価なカメを飼うことを強く排除する私ですが、リクガメのファーストエントリーがヤブガメやヒラセリクガメといった貴重かつ飼育難種ではあまりに無謀かなと思いました…

というよりも、冷静になれたのはやはり自分の中で本当に欲しいリクガメは、ヒラセリクガメでなくヤブガメなんだと思います。

それともう一つ、ヤブガメやヒラセリクガメの価格はほぼブラジルヘビクビと同じです。

ブラジルヘビクビとヤブガメが同時入荷すれば、私は迷わずブラジルヘビクビを選びます。

ブラジルヘビクビを愛してやまない私としては、他個体を飼育して更にこの種の飼育方法を検証したいと常々思っていますからね。

で、ショップさんにブラジルヘビクビの入荷見込みを伺うと、なんと現地のシッパーにストック個体がいるとの情報。たしかにブラジルヘビクビの採集時期は1〜7月。

この時期に異性を探して夜間上陸をするのでトラップ採集をするようです。

余談ですがブラジルヘビクビのメスが極端に少ないのもこの採集方法が理由だと思います。

個体数が少なく隠蔽性の高いカメなのでトラップ採集に頼る訳ですが、徘徊するのはオスだけだからだと思います。

シッパー下のブラジルヘビクビですが、今回は価格が高く輸入は見送るそうです。

シッパーもなかなか手に入らず基本、価格交渉できないカメだそうです。

我が家の今朝のブラジルヘビクビです。

 

エサを探しているメス。

 エサをねだるオス。

最近、オスの喰いが落ちています。

おそらく体調が悪いのではなくPHが低過ぎるからだと思います。

PHが4を下回ると喰いが落ちます。このカメ。

PH6〜7、水温20度だとベストコンディションになりますね。

気温、水温ともに23度以下とブラジルヘビクビには優しい季節です。

今日はこれから水換えと体重測定をして健康管理をしっかりしようと思います。


衝撃❗️

2017-09-28 22:15:39 | 雑記

今晩は。

今週末は「曲頸マニアが語るリクガメ論」を書くつもりでしたが…

よく利用する大阪のショップさんにオウムヒラセリクガメのペアが入荷しました!

衝撃のニュースです。

個人的に昔から憧れ続けている南アフリカの小型リクガメ。

ヤブガメ、ヒラセリクガメは本当に欲しいリクガメです。

ブラジルヘビクビガメ以来の欲しい欲しい病に罹患しております…

去年オウムヒラセリクガメのトリオが入荷した時の価格はブラジルヘビクビよりも少し安い価格でした。

マジでウルトラ欲しいリクガメです…

うーん、本当に悩ましい入荷だなぁ…

今は価格問い合わせ中です。

でもいろんな意味で買えないだろうなぁ…

こうした貴重種こそ、真に腕の立つマニアに飼って頂き殖やし欲しいのが本音です。

私が購入しても死なせてしまいそうですからね…


マニア道

2017-09-24 09:56:27 | 飼育論

おはようございます。

私は大学生の時、空手をやっていました。

まぁ、私は茶帯なので大した事はないのですが…

うちの師範は極真空手の世界チャンピオンにまでなった方でした。

要するに組手がとんでもなく強い方なのです。

しかし師範の稽古はとにかく基本稽古ばかりですし、基本、基本が口癖でした。

若い頃の私には理解の難しい事でしたが、今は分かる気がします。

冨水さんも書いてますが、究極のマニアとは普通種を完璧に仕上げる人だということには大いに共感します。

普通種からカメ飼育を始め、やがてマニア&コレクターを経て自分の本当に好きな種と出会い飼育にのめり込んでいく。

飼育技術が上がるにつれ、ある時点から昔は飼っていたつもりが実は緩慢な死をともに過ごしていたにすぎない事実を知り愕然とする…

再び普通種の完璧な飼育を目指す、こんな飼育者サイクルもあるような気がします。

ギザミネヘビクビガメは私にとってはまさにこんな種なのです。

飼育機材、飼育情報が飛躍的に向上した現在、情熱があればギザミネヘビクビの完全飼育も可能な時代だと思います。

不人気だし、おそらく産業としてではなく個人の趣味の範囲内でのブリードと思われるギザミネのCB個体は、いつ入荷が止まりかもわかりません。

2003年の今はなきショップの広告です。

実際に現在はベニマワリ、入手不可能になりましたしね…

入荷のある今のうちにベビーを手に入れて、しっかりと育て上げてみたい、最近はそんな気持ちが非常に強くなってきています。

全ての種にいえますが、育て上げるコツは「基本の徹底」に尽きます。

究めた方ほど基本を大切にするのは、カメ飼育も同様だと思いますね。

 

 

 


シーズン真近

2017-09-23 07:14:05 | 雑記

おはようございます!

すっかり涼しくなりました。

我が家のブラジルヘビクビも無事に夏を越し、飼育1年5ヶ月を過ぎました。

ナガクビマニアの私には11月からがワクワクシーズン到来です!

とんぶり市で国内CBのあれこれを見ては、レベルの高さに感嘆し、キマダラとワモンチズガメの価格をチェックするのが恒例です。

とんぶり市でカメ熱を上げたら、12月からはいよいよナガクビ、ヘビクビの入荷シーズン到来です。

今年も来るのでしょうかね。

コウホソナガクビガメ…

そして購入された方々は今も無事に飼育されているのでしょうかね。

南半球は今が春、これから夏を迎えますが、コウホソもブラジルヘビクビもハッチリングは9月ですから現地では子亀が誕生しているはずです。

ブチハラ、トゲモモ、オオアタマ、コウホソ、コウヒロと魅力的な種の入荷シーズンにワクワクしています。

が、最近私の心を掴んで放さないのがこの種!

ギザミネヘビクビガメ

遠い昔、このカメの生態を調べているうちにブラジルヘビクビの存在を知りました。写真も絵もないブラジルヘビクビの記事、「幻のカメ」、「実在しない可能性のあるカメ」との記述にイメージを膨らませたものです。

改めて野生下の写真を見ると素晴らしいカメです。

水槽飼育でこのフォルムまで完成させることは非常に困難だと思いますが、やはりカッコいいカメです。

おそらく今の私の腕なら飼えると思いますが、飼育設備を考えると慎重にならざるを得ません。

やはり野生下の個体は手足の力強さが写真からも伝わってきますね。

このフォルムに育てるには、池飼育がベストなんだろうなぁ〜

やはり飼うのは難しいカメですね…

このギザミネも間もなくハッチリングの入荷シーズンです。

欲しいなぁ〜

 飼育年数を経ると希少性とか価格の高さとか、カメの魅力とは別次元に目が移りがちですし、ショップのセールストークもそんなきらいがありますよね。

そんなことには微塵も揺るがないカメ本来の魅力を野生下のギザミネヘビクビは私に教えてくれる種です。

うーん、このレベルのギザミネと暮らせたらどれほど幸せなカメライフを満喫できるだろうか。

ブラジルヘビクビはかわいいけど、カッコ良さはありませんからねぇ…

カメ飼育の要諦である運動量の大切さを如実に語る野生下個体の写真ですね。


渓流へ

2017-09-16 16:36:49 | ブラジルヘビクビガメ

おはようございます!

三連休はあいにくの台風ですね。

亀会にも参加したかったのですが、気温が体に優しいこの季節、渓流探索を予定していました…

どうにも諦めきれず、昨日の午前中に渓流探索に出かけました!

駐車場からゴールの滝までは片道4.5キロ。

往復9キロの中々にヘルシーなハイキングです。

目的は勿論、ブラジルヘビクビガメの飼育情報の収集です。

昨日のオスです。

昨日のメスです。

賢明な読者各位なら、2匹の状態の良さがお分かりでしょう。

より良い飼育に向けたフィールドワークは大切だと思います。

上流に向かいひたすら歩くのですが…

以下、ゴールまでの滝10連発です!

 

 

 

 

 

 

 文献には、ブラジルヘビクビガメの棲息地には必ず滝があるとあります。

おそらくは、名瀑といった類の滝ばかりでなく写真のような大小様々な滝のことを指しているのではないでしょうか?

 

 この写真は、実際にブラジルヘビクビガメが暮らす現地の写真です。

日本の渓流よりも幾分かは穏やかそうな渓流です。

しかし文献を読むと、たいてい小さな滝のある流れに棲んでいるとあるので、基本的には撮影した渓流のイメージに近い環境だと思います。

で、感じたことは、渓流域の水の溶存酸素量は極めて多いということです。

やはり淡水であってもプロテインスキマーによる強烈な攪拌力で酸素を溶け込ませることも必要かなぁ、と感じました。

また遊歩道では、カマドウマ、セミ、ムカデの死骸がみられました。

またカゲロウやバッタは生体が見られました。

飼育下では冷凍コオロギを好んで食べていますが、やはり野生下では夜間に上陸してカマドウマを食べているのではないでしょうか?

今日はブラックアウトですね。

イベントに参加して色々な情報に触れることも素晴らしいことですが、フィールドに出て飼育イメージを膨らませることも大切だと思います。