南国の遊び部屋

鹿児島の祭りや観光地についてゆるーく報告してますが、最近オタッキーな記事が大半だったりします。
遊び部屋ですから(笑)

霧島九面太鼓元旦奉納

2010-01-05 | 鹿児島の祭り・観光地
霧島神宮では、1月1日に歳旦祭、1月3日に元始祭が執行され、三が日で約35万人もの参拝客が訪れます。
元日午前0時と午前2時に天孫降臨霧島九面太鼓の奉納が、霧島神宮社務所前で行われます。
霧島市霧島町自体が標高の高めの所にあり、大晦日夜から年をまたぐ時刻は、鹿児島でも「なま寒(さみ)っ」と、つらいのですが、そこを乗り越え和太鼓の響きを味わうのは格別ですっ。
・・・我が家は2007年の霧島九面太鼓元旦奉納を観覧したっきりですが・・・
だって・・・「なま寒(さみ)っ」ですからぁ(笑)



2007年元旦0時の霧島九面太鼓初奉納の様子です


大勢の参拝、観覧者の中、霧島九面太鼓のメンバーの方々が、おそらく本殿の方へ向かっていると思います。

しばらくして(参拝後でしょうか・・)メンバーが社務所の方へ降りてきて・・・

特設舞台へ上がり、代表による挨拶が行われます。
霧島九面太鼓男性陣以外に「和奏(わかな)」・「郷花(はるか)」も勢ぞろいです。

まずは女性チーム「和奏」(わかな)の演奏から開始。

集中して寒さも感じないのでしょうか

1998年「和奏」が結成。
2002年には第1回東京国際和太鼓コンテスト大太鼓部門で橋本真由美さんが最優秀賞を受賞されています


次は男性陣による演舞
「おるわぁ」とばかりに担いでぶったたいてます。

法被(はっぴ)を脱いで、「俺の広背筋を見とけ」とばかりに大太鼓をぶったたいてます。

次にJr.チーム「郷花」(はるか)が出演。

中学高校生のチームです


ほら貝、竹笛の響く中、いよいよ天孫降臨霧島九面太鼓の奉納が始まりました。

最初に二柱の神が演奏。
天宇受売命(アマノウズメノミコト)と猿田毘古神(サルタヒコノカミ)でしょうか。

他の神々も天降ってきました。

霧島山・高千穂の峰に瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)と二武神と五伴緒それに地上の神猿田毘古神を加えた九柱の神が天降りました。

五伴緒(いつとものお)は天児屋命(あめのこやね)、布刀玉命(ふとだま)、天宇受売命(あめのうずめ)、伊斯許理度売命(いしこりどめ)、玉祖命(たまのおやのみこと)の五柱。

天忍日命(アメノオシヒノミコト)と天久米命(アメノクメノミコト)が武装して先導をしたとのこと  





神々が帰って行き、天宇受売命(アマノウズメノミコト)が舞いながら消え、猿田毘古神(サルタヒコノカミ)が最後に残り終了しました。


最後の餅つき太鼓で、つきたての餅がふるまわれます


九人の神様の面と云われる天狗面が現在も霧島神宮には宝物として保存されています。
霧島天狗館には、下図のように霧島九面の精密なレプリカが展示されています。

天孫降臨の九面

天孫降臨の九面 天狗系


昼間の九面太鼓は、このような感じです。
2009年8月30日の「霧島神宮奉納太鼓まつり」より。


いやぁ・・和太鼓に天狗面・・・和物最高ですねぇ
寒いのはちょっと・・・ですが・・・





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