産婦人科での実習も最終週になりました。
今は、周産母子センターで勉強中です。
表題のApt試験。これは、新生児メレナと呼ばれる、新生児の出血に関する検査です。
新生児は、それまで母体から貰っていたビタミンKが供給されなくなるため、ビタミンK依存性凝固因子、Ⅱ、Ⅶ、Ⅸ、Ⅹの働きが落ちます。その為、出血しやすくなります。
そこで、その出血が、本当に新生児のものであるのか、母体血を飲み込んでそれを吐き出したのかを鑑別する必要が出てきます。
新生児のヘモグロビンはHbFといい、大人のヘモグロビンHbAと構造が少し違います。HbAは、アルカリに弱いが、HbFはアルカリに対しても安定な構造です。
新生児が吐いた血液と、母体の血液をそれぞれ蒸留水で薄め、その液に、水酸化ナトリウム溶液を注ぐと、HbAなら、すぐに黒褐色に変わるが、HbFは、徐々に黄色くなっていきます。これで、血液の由来が分かるのです。
原理が分かれば、実際に見てみたくなるのが、人というものです。
丁度、帝王切開があり、臍帯血の提供を承認していただけました。これが、新生児血。
流石に、母体血を頂くのはまずいので、大人の血ならいいということで、自分の血を提供しました。採血は、学生同士で。
「静脈血とはいえ、何かどす黒くないですか?」「腹の黒さに比例するんだよ」と散々なことを言われました。
ついでなので、血液ガス、血糖値、CRP,総ビリルビン値も調べました。
結果、血液ガスで、ベースエクシスは高く出て、気にはなるものの、血糖値89で、他に異常を認めませんでした。少し期待してた皆様、すみません。
空腹時血糖が89なので、健康診断で、尿糖(±)と出たのが、とても気になります。
Apt試験は、どす黒いと言われた、自分の血液でも、ある程度色の変化は見られました。
今は、周産母子センターで勉強中です。
表題のApt試験。これは、新生児メレナと呼ばれる、新生児の出血に関する検査です。
新生児は、それまで母体から貰っていたビタミンKが供給されなくなるため、ビタミンK依存性凝固因子、Ⅱ、Ⅶ、Ⅸ、Ⅹの働きが落ちます。その為、出血しやすくなります。
そこで、その出血が、本当に新生児のものであるのか、母体血を飲み込んでそれを吐き出したのかを鑑別する必要が出てきます。
新生児のヘモグロビンはHbFといい、大人のヘモグロビンHbAと構造が少し違います。HbAは、アルカリに弱いが、HbFはアルカリに対しても安定な構造です。
新生児が吐いた血液と、母体の血液をそれぞれ蒸留水で薄め、その液に、水酸化ナトリウム溶液を注ぐと、HbAなら、すぐに黒褐色に変わるが、HbFは、徐々に黄色くなっていきます。これで、血液の由来が分かるのです。
原理が分かれば、実際に見てみたくなるのが、人というものです。
丁度、帝王切開があり、臍帯血の提供を承認していただけました。これが、新生児血。
流石に、母体血を頂くのはまずいので、大人の血ならいいということで、自分の血を提供しました。採血は、学生同士で。
「静脈血とはいえ、何かどす黒くないですか?」「腹の黒さに比例するんだよ」と散々なことを言われました。
ついでなので、血液ガス、血糖値、CRP,総ビリルビン値も調べました。
結果、血液ガスで、ベースエクシスは高く出て、気にはなるものの、血糖値89で、他に異常を認めませんでした。少し期待してた皆様、すみません。
空腹時血糖が89なので、健康診断で、尿糖(±)と出たのが、とても気になります。
Apt試験は、どす黒いと言われた、自分の血液でも、ある程度色の変化は見られました。
母体由来なら黄色に、新生児由来なら赤褐色の間違いじゃないでしょうか