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コートジボワールとPEACE

2006-07-18 16:41:31 | 国際保健

コートジボワールという国を知っていますか?
西アフリカ、大西洋に面し、ガーナの隣の国です。
いわゆる、「象牙海岸」にある国。
詳しい情報は外務省HP見てください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/cote_d/

今日は、『黒柳徹子のコートジボワール報告』っていう番組を見た感想をここで書きます。
黒柳徹子さんといえば、そう、ユニセフのスポークスマン。
ユニセフの事業の一環で、コートジボワールを訪れたそう。
(そういえば、国際小児保健セミナーで講演していた林先生が、自分の奥さんが一緒に行ってるって言ってなかったっけ?)

コートジボワールは2000年くらいから反政府軍と内戦が続いていて、一応今は停戦状態なんだけれども、いつまた戦争が勃発してもおかしくない状態。
北朝鮮と韓国のように、北と南に分れていて、間に緩衝地帯がある。
2006年1月には海外政府の介入に反発した若者が、国連PKOやフランス政府軍を襲ったりしたそう。
今年の10月には大統領選挙を行うってことで、今は平穏状態に一応あるそうなんだけれども。

黒柳さんは、人々の生の声に耳を傾ける。
国内避難民は70万人。
足が悪い、女性の言葉。
「食べるものもない。着る服もない。仕事もない。
子供と一緒にただ泣いているだけ。
戦争が早く終わってほしい。元住んでいたところに帰りたい。」
逃げてくる途中に子供たちとちりぢりになってしまったお母さん。
「私は孤児でした。なのに今、自分の子供が孤児になってしまっているのがとてもつらい。
私は一人っきりで苦しみに耐えています。
食べるものにも苦労しています。
好きでここにいるわけではない。
私たちを助ける方法を、考えてください。
あなた方は、私たちを救う気があるのですか?………」

少年兵の問題。
反政府軍の兵士として18歳未満の3000人の少年兵が投入された。
一番の原因は貧しさ、そして学校の閉鎖と不足。
ある少年の言葉。
「お金はもらわなかった。お母さんのため、妹のためと思って働いていたから。」
そのお父さんの言葉。
「最初は反対した。けれど貧しくて引き止めることができなかった。」
また別の少年。
「パニックになって銃弾が飛び交う中、敵を殺したことがある。
平和になってほしい。
どの部族も兄弟のように……。」

そして、HIV感染率は7%。
そのうちHIV感染している子供は4万人。
「病気になったこと、感染したことで、落ち込んではいません。
終わりなのではなく、何かの始まりなのだから。
病気と闘っていくことの。」

そして非常に心に痛かった言葉。
「黒柳さん、ここまで僕らの話を聞きに来てくれてありがとう。
無視されている僕らの…。」


カカオの生産量はガーナより多く世界一。
その生産を支えるのは、児童労働。
働く子供たちは、チョコレートの味を知らない。
チョコは超高級品で、食べたことがないのだと言う。

この番組では人々の生の言葉を伝えるだけでなく、数々のユニセフの活動を紹介していた。
難民キャンプでの支援。
学校の設立、教育の普及。
保健センターでの検診、蚊帳の配布。
元少年兵の社会復帰プログラム。
PLWA(people living with AIDS)を支援するNGOと協力しての活動。
エイズ孤児、エイズに感染している子供たちへの薬の配布。
カカオ農園に学校を作る。
   etcetc


コートジボワールは今年初めてW杯に出場したことで、
北の人も南の人も一丸となって、応援したという。


早くコートジボワールに平和が訪れますように。
子供たちが少年兵になることもなく、カカオ農園で強制労働されることもなく、
家族兄弟をエイズで失うこともなく、
今日の食事に、明日の食事に苦労することもなく、
北も南も関係なく自由に行き来できる、
そんな日がいつかコートジボワールに訪れますように。

でも現実問題として、エイズ孤児は増え続けるだろうし、
内戦が終わったとしても少年兵がすぐに心の傷が癒えるわけでもなく、
継続的な、かつ、地元の人たちが主体となってやれる、支援プログラムを
ユニセフはじめ、WFPやら、世銀やら、
そして世界中に広がるNGOの数々が協力して、サポートしていくことしか
ないのかなと思う。
彼らの笑顔は眩しくて、苦労しているように見えない。
陽気な音楽に体をのせて、踊る様子に満ち満ちたエネルギーを感じる。

根底に広がる問題をテレビで見たって、本を読んだって、REALさが足りない。
苦しみを理解してあげることなんてできないのかな、こんなぬるい日本にいては。
でも、本当の問題に直面したら、黒柳さんのように涙を流して、立ち尽くすだけなのかもしれない。
でも何も心に感じずに、応援したいと思ったり、平和を願ったりするのは、あまりに程遠くって、自分が情けなく感じる。

もっともっと勉強して、深刻な問題も、そこに根付く力強くって素晴らしい文化も、
もっともっと知りたいし、
いつか(夢物語だとしても)smillyでpeacefulな世界が実現するよう、一歩でも近づけるよう、貢献できる人間になりたいと。

番組を見て、改めてそう思い直した、今日でした。

peaceって、めっちゃ難しい言葉なんだね、いまさらだけど。
自分たちだけがピース、なんて有り得ないもの。
世界中から戦争がなくなったら、ピースかって言われたら、そうとも限らないのかもしれないけど。

レバノンとイスラエルも、仲良くなってほしい。
生物兵器とか、ほんと悲しい。

北朝鮮と、日本だって、同じようなものか。
ミサイルとか拉致とか、そんな言葉をニュースで聞かない日がくるといいのに。


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2 コメント

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Unknown (yuuui)
2006-07-18 16:48:33
この番組、録画してあるから、見たい方はど~ぞ(^0^)/

ユニセフ、ますます好きになった、私。
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Unknown (Tomsmile)
2006-07-25 12:28:34
自分たちだけがpeaceなんてありえないものかあ。  だねー、みんなのhappayを願うよね、切実に。。



まずは、理解すること。地道に、興味を持って勉強していくしかないよね(><)



この前のJICAのセミナーにコートジボワールの人も来てた。一緒に楽しくバレーとかおしゃべりした。でも、国に戻ると厳しい現実があるんだって思うと… まだまだ理解・想像力に欠けてる自分だなって思う。 

世界には、悲惨な状況がまだまだいっぱいあるんだなって改めて思う。



あとで、ビデオみたいっすーー!!
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