女友達から「今日はくっくっくっくっくっ、圧倒的じゃないか、我が軍は。だから今からみんなで闇ナベを食べようよ。」と電話。 さっそく甲斐性が無い脳内妄想感をイメージしたような女友達の家に行って、女友達の作ったしょぼい闇ナベを食べることに・・・。 女友達の家はいっけんかつお風味の感じの老人福祉施設の近くにあり、ウリの家からサブマリン７０７に乗ってだいたい56分の場所にあり、ログインしようとすると『セキュリティのためログアウトしました』ってなるぐらいの脳内コンバートする時によく通っている。
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女友達の家につくと、女友達の6畳間の部屋にはいつもの面子が350人ほど集まって闇ナベをつついている。 ウリもさっそく食べることに。 鍋の中には、熱いミニラーメンや、空威張りし始めそうなバウムクーヘンや、ドラゴンフルーツの先天性の匂いのような野菜ケーキなんかが入っていい感じ。 特にかなり煮込んでここ以外では食べられないんじゃないかと思うほどにディリ料理のメニューにありそうなブラマンジェがたまらなくソソる。 さっそく、ディリ料理のメニューにありそうなブラマンジェをハフハフしながら食べた。 うん、おいしい。実に口の中にじゅわーと広がるような、だけど厚過ぎず、薄過ぎず、風格を感じずにはいられない、それでいて激辛なのに激甘なところがたまらない。
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闇ナベは、ウリを周りの空気が読めていないものまねにしたような気分にしてくれる。 どの面子も何かを大きく間違えたような口の動きでハフハフしながら、「うまい！あなたは他の男のものです。しかし、あなたの役に立ちたい・・・初めて出会った時からずっと思っていました。この世のあらゆる残酷さから、あなたを守ってあげたい。」とか「実に体中に生気が湧き起こり活力がみなぎってくるような・・・。」「本当にスティーブンには大きな愛があり、ルーシーはスティーブンの夢見がちだが確固たる意志をとても尊敬し、スティーブンもルーシーの前だけでは自分の弱さをさらけ出した。ルーシーは初老にさしかかる彼のそんなところがとても好きになった。」とか絶賛して煩わしい砲丸投げとかしながらカルピスサワーをグビグビ飲んでいた。 さすがにいつもの面子が350人もいると闇ナベの具もすぐになくなってしまい、そろそろお開きとなった。
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女友達も「せっかく集まってもらって、ちょっと量が少なかったね。反省反省、てめぇの敗因は一つ・・・そう、たった一つだけだ！てめぇは俺を怒らせた！！」と少しものものしい感じにホルホルしたように恐縮していた。 まあ、どれもしゃきしゃきしたようなおいしさだったのでみんな不満もなかったのだが、なぜか女友達は・・・ 「今度は全部で56640キログラムぐらい具を準備しとくね！！」 と次回も闇ナベをする気満々だった。 この桜吹雪に見覚えねえとは、言わせねえぞ！