Ciao from Asmara!

ここはエリトリアの首都アスマラ。イタリアとアラブとアフリカが混ざった不思議な街。在アフリカ歴8年のユニセフ職員の日記。

誕生日の祝い方

2007-03-09 22:47:30 | 日々の生活
さて、今日(3月9日)は私の誕生日だったのですが、エリトリアでは、誕生日の人が、事務所等では、他の人におごることになっています!

同じ日生まれのエリトリア人の同僚(Tsehainesh)がいるので、彼女とお金を出し合って、ケーキを買ってきました。そして、みんなに振舞うのです!

もちろん、バースデーソングを歌ってもらったりするのですが、基本的には、祝ってもらう方の責任!!面白いですよね。

それにして、私は今年は年男。そうです、豚(イノシシ)年です。しかも、上記のTsehaineshは1947年生まれのため同じくイノシシ年で、今年で還暦!!今月末で定年退職なので、本当にお疲れ様という感じでした!

バラの花束

2007-03-08 05:19:48 | ユニセフ/国連
1年前の今日も触れましたが、今日は国際女性の日。

ユニセフでは、日ごろの感謝をこめて、男性スタッフ皆でお金を集めて、全ての女性スタッフにバラの花束を贈りました。所長から、掃除をしてくれているおばちゃん、全てに女性スタッフにカスミソウと一輪のバラ。

こういうの善いと思います。男性の日がないのは不公平な感じもしますが(?)、やはりアフリカだけでなく、女性の方が不利益を被っているのは事実ですからね。

世界中の女性に感謝を込めて!

ジョルジョ(ルッコラ)のサラダ

2007-03-04 20:59:38 | 日々の生活
この時期のエリトリアの旬の食べ物は、この写真にありますように、ルッコラ!!イタリアの影響を実感させられます。

英語ではロケット、現地ティグリニア語ではジョルジョ。まあ、イタリア語のルッコラは、多くの場所で通じます。

食べ方も、イタリア式で、基本的にはサラダ。簡単にビネガーとオリーブオイルでさっぱりと頂きます。ちなみに、この写真は自家製で、キュウリと合えた、赤胡椒とバルサミコビネガーのドレッシングがポイント。

先週出張で行ったKerenがこの、ジョルジョの名産のようで、市場で買ったら、なんと一束(200グラムぐらい)で、約25円!!毎日、サラダを食べてヘルシーな感じですよ。

また、アスマラには本格的な釜焼きピザの店がありますが、そこのルッコラピザは最高です。

もうすっかり春!

2007-03-03 22:38:05 | エリトリア
何度かこのブログでも、日々暖かくなってきていることについて触れていますが、3月になり、もうすっかり春満開です。

まあ、アスマラの場合、日中だともう暑いので(今も半そで!)、夏陽気といっても差し支えないのですが、やはり、朝夕の冷えはまだありますから。

しかし、この朝夕の冷えが本当にマイルドになってきましたよ。毛布もいらないし、日も大分長くなってきました。

おとといの夜など、久しぶりに曇り空。ほぼ4ヶ月ぶりとなる小雨もぱらついて、まさに春の訪れを感じさせます。そうです、本格的な雨季は7月まで待たねばなりませんが、アスマラに3、4月になるとパラパラと降る雨をとても大切なのです。農作物のためにね!

Kerenでのワークショップ

2007-03-01 03:34:23 | ユニセフ/国連
今回Kerenで実施されたライフスキル(生活技能)教育に関するワークショップですが、大きく2つにわけられました。

前半(月曜から水曜)は、現場レベルで決定権を持つ、地方教育委員会の委員やら、学校長に対して、新しくカリキュラムに導入された生活技能教育とは何かを、HIV予防と、FGM(女性性器削除)撲滅を中心として説明。また、その中で、ユニセフが東南部アフリカでのプログラムコミュニケーションツールとして開発した、Sara Communication Initiativeを紹介。後半は、授業以外の課外活動の一環としての生活技能教育活動についての説明、そして、関連する県レベルでのキャンペーン活動のための準備でした。残念ながら、後半部分には、僕は参加できなかったのですが…。

ほとんどの参加者にとって、実質初めてのオリエンテーション。児童中心主義やら、知識ではなく技能ベースの教育、といった未知の概念に戸惑っている感じでしたが、なかなか皆さん柔軟でした。

こういった、社会生活に関係した重要なことは、学校だけでなく、保護者や、コミュニティー、宗教関係のリーダーっと連携する必要があるということや、そもそも、必要な技能について教師がちゃんと理解している必要があるとか、おお、その通りです、というのが実感。

情報や知識と違って、技能は、学校現場としてどうやって評価するのかとか、成果はすぐでないのではないかとか、なかなか突っ込んだ質問もあり、皆真剣。

そうなのですよね、この生活技能教育云々では、ユニセフやユネスコの中でも、考え方自体を否定する人はいないのですが、本当にどの程度役に立っているのかという点においては、難しいところがあります。特に、HIV予防にどれぐらい貢献しているのかという部分においては、実は疫学的には厳しい調査結果もあったりしますから。

無事戻ってきました

2007-02-28 23:58:40 | ユニセフ/国連
今日(28日)、無事出張から帰ってきました。実質ワークショップへの参加は丸2日でしたが、なかなか濃い内容でしたよ。

なんでも、アンセバ県内各地方の校長、地方教育局の代表が一同に集まっていたのですが、ほとんどの参加者にとってライフスキル(生活技能)教育についての初めてのオリエンテーションだったよう。

そもそも生活技能とはなんぞや?から始まって、HIV予防から、十代の妊娠、そして、FGM(女子性器削除)の撤廃するには???と、思いっきり盛り上がったワークショップでした。

別途報告しますので、お楽しみに!

Keren出張

2007-02-25 20:36:45 | ユニセフ/国連
先週行く予定だった、国境付近の国内避難民の再定住先への訪問が、なんと明日から1日までに変更されたのですが、他の出張予定が入っていたため、どちらかを選ぶ羽目になりました…。

国境付近の方が、簡単に行けないので悩みましたが、最初からの約束を優先して、Kerenで行われる、教育省のワークショップに参加することにします。それに、28日の夜には大切なノルウェーからのアドバイザーがアスマラにやってくることになっているので、1日にはオフィスに戻っている必要もあるますから。

それで、このKerenでのワークショップですが、ユニセフの支援のもと教育省が実施している、HIV予防を中心としたライフスキル教育に関して。カリキュラムも改革し、新しい教材や、教員養成のシステムも導入されている一方、課外活動の一環としても、このライフスキル教育を如何に意味のあるものにしていくかが重要なテーマです。

性教育などは、授業で正式に教えるだけではあまり効果がなく、ピア教育のように生徒達自らが、自主的にかかわっていく必要性が指摘されていますからね。まあ、文化的、宗教的な葛藤があって、なかなか簡単にはいかないのですが…。

エッセイ提出

2007-02-23 03:08:02 | 日々の生活
最近、通信でやっている公衆衛生の修士課程について何も書いてませんが、ちゃんと、毎日、時間を作って勉強してます。ご心配なく!

平均すると、一日約2時間という感じですが、まあ、仕事内容と、かなり直接関係する分野もあるのが幸いです。

評価はすべて試験でされ、6月上旬に、世界中ほぼ全ての国にあるブリティシュカウンシルで受けられます。もちろん、アスマラにもありますよ。

しかし、3月末までに、各教科毎にエッセイなりコースワークを提出することを推薦されています。一人でやっていると独りよがりになり勝ちな通信教育なので、採点には関係ないのですが、理解度を確かめるには良いと思います。

疫学の課題はなんとか提出、2000ワードの医療経済学のエッセイも今週末には提出したいところ。まあ、経済学は昔やっていたからやり易いですが、医療分野はある意味独特…。議論を深めるため、もう一つ二つ、ケースストーリーが欲しいところです。はあ。

出張キャンセル…

2007-02-21 23:03:49 | ユニセフ/国連
今日(21日)から土曜日まで、エチオピア国境に接するバッファーゾーンであるTSZ(Temporary Security Zone)にある、Debub県の国内避難民が再定住した村々を、ユニセフとOCHAの合同ミッションとして訪問することになっていたのですが、延期になってしまいました…。

前日に、突然、県知事が別の会合が入ったから、来るなら日曜からにしてくれと言われたのです。トホホ。

セキュリティーフェーズが4レベルのTSZに行くには、かなり前に、国連PKOのUNMEEからクリアランスをもらわないと行けないし、もちろん政府からの移動許可書も簡単に変更はできないので、結局行けそうにありません。だいたい、僕は、来週月曜から別の出張予定もあるし…。

3年以上エリトリアに居て初めてのTSZ出張を、心待ちにしていたのにー。ヤレヤレ。

安全対策上級編、無事終了…

2007-02-19 01:09:20 | ユニセフ/国連
8日のブログ書いた、国連安全対策Eラーニング上級編を、なんとか無事終えました…。ちゃんと、最後の試験にパスして、修了証書を人事のファイルに登録!

し、しかし、これ結構大変でした。3年半前に一般編の時は、レクチャーの部分をすっ飛ばして、テストを受けるだけでもなんとなったのですが、今回はそうは行きません…。引っ掛け問題みたいなのもあるし、途中の確認テストというのも曲者でした。

この確認テスト、国連の四駆にのって、川超え、谷超え、という形でひとつひとつ問題を解いていき、10問正解すると目的地に到達できるという、遊びの要素もあるもの。しかし、間違える毎に、後ろに戻ってしまうので、なかなか前に進めませせん。10問連続というのがポイントで、結構難儀でした。

最後の終了テストも8割の回答率で合格。まあ、なんとかなるだろうと思いきや、結構ぎりぎり。パソコンの前で緊張しました。やれやれ。

バレンタインデー/春節祭

2007-02-17 21:14:18 | 日々の生活
エリトリアには国連PKOが入っていることは以前何度かこのブログでも書いていますが、その中の、地雷撤去調整センター(UN Mine Action Coordination Centre)(MACC)は、なんと事務所にバーを持っています。

毎週金曜日は、一般にも公開されてて、アスマラ市民と在住外国人の交流の場になっています。もちろん有料ですが、普通に街中では手に入らないもの(トニック水とか!)もカウンターに並んでいるのが売りです。

そんなMACCですが、年何回かだけ、ビールと食事を無料で振舞ってくれるパーティーを主催します。昨日16日は、なんと、バレンタインデー(14日)と春節祭(旧正月)(18日)の合同パーティーで、それは大規模なものでした。100人ぐらいはいたかも。

もちろん、中国式なので、猪ではなくて豚。豚年記念ということで、もちろん振舞われた料理はローストポーク!豚肉が一般的でないエリトリアなので、久しぶり味わった豚でした。美味しかった…。

そう、中国の兵隊さんも20人ぐらいはこのエリトリアでPKO活動に従事されているのですよ。

断水の季節

2007-02-14 23:43:39 | 日々の生活
暖かくなってきたなー、と思っていたら、やって来ました断水の季節!

家にはちゃんと予備のタンクがあるので、単身赴任状態の今では、ほとんど困ることないのですが、今回は3日間ぐらい上水の供給が止まっていたようです。

予備タンクの残量を確認せずに、シャワーだけでなく、バスタブに連日お湯を張って入っていたのがたたったか?!幸い、今朝の明け方には戻ってきましたがね。

まあ、去年はいつも以上に降水量が多かったので、アスマラでの水不足はそれほど深刻ではなさそうです。とは言っても、この時期5ヶ月ぐらいはほとんど雨の降らないアスマラ。水は大切にしないといけません。本当に。

春の陽気

2007-02-12 03:48:24 | 日々の生活
ここ数日、突然暖かくなってきました。そうです、ここアスマラでは、2月も半ばになると、もう春の陽気が普通。夜、寝るときのエキストラ毛布ももう必要ないですね。

この写真は家の生垣ですが、小さなオレンジ色の花が増えてきました。まあ、この花、基本的には一年中咲いているのですが、やはり、この時期になると数が増えてくるのです。

ジャカランダも早いところでは咲き始めているし、常春のアスマラでも一番いい季節かもしれません。

マッサワ解放記念式典

2007-02-10 22:13:45 | エリトリア
今日は、紅海沿岸の港町マッサワが解放された記念日で、17回目になります。

つまり、1990年の今日、現政権でもあるエリトリア人民解放前線(EPLF)によって、エチオピア軍の支配下にあったマッサワが解放されました。なんでも、Fenkil呼ばれたその時のオペレーションは犠牲も多く大変だったようで、独立後のエリトリアにとって特別な意味があるようです。今日は、まさにFenkil記念日といった感じでしょうか。

まあ、アスマラにいると何も変わらないのですが、マッサワではそれはそれは大きな式典、関連イベントが行われているよう。各国大使、各国連機関のトップ(うちの上司も含む)は、みな今日はマッサワで式典に参加していますから!

関連イベントでは、ハーフマラソンやら、サイクリングレースが行われているようで、この写真は、とあるホームページから借用しました。

そうなのです、イタリアの影響を強く受けているいるエリトリアでは、自転車のロードレースがかなり盛んで、アスマラでも頻繁に練習中のサイクリストに出会いますよ。

今度は、安全対策Eラーニング…

2007-02-08 04:18:01 | ユニセフ/国連
数日前に、職員用のハラスメント対策Eラーニングコースを修了した話を書きましたが、今度は、ユニセフというより、国連共通の安全対策上級編なるコースを始めました。

まあ次から次へとよくまあ考える人がいるなあーというのが本音ですが、職員用安全対策は、2003年にバグダットでのテロ以来、国連ではかなり深刻に取り組まれています。

確か、レソト時代の2003年8月の基本編は終えましたが、なんでも、当時年末までにコースを修了しないと、安全基準がフェーズ1以上のところへは出張できないということになってしまったのです。ちなみに、この安全基準については、このブログを始めた時に詳細を書きましたが、なにもないのが標準で、1から5と、数字が増えると危険度が高くなります。

それから3年半を経て、今度はなんでも上級編です。またまた、これを2月末に終えないと、3月以降は出張不可になるようです。エリトリアは、フェーズ3と4しかないから、なおさら…。

しかも、今度コース、かなり凝ってます。フィールドで盗賊に襲われ車を失った時に、最低限の荷物でいかにサバイブするかというシュミレーションもあるのです。太陽の位置で方角を確認したりとか、焚き火の起こし方とか、かなり本格的。また、軍関係者と一緒に仕事をすることになった時に、いろいろと注意することとかも学びようになっています。

幸い、エリトリアで、盗賊に襲われるような状況には、同僚達も含めて遭遇していませんが、やはり、油断は禁物ですからね。