今朝、千手観音が夢枕に立ちました。
長い夢だったので菩薩が出てくるシーンしか覚えていませんけど。
僕は小学校の教室の様な所で寝ていました。
教室の後ろには千手観音像が置いてあります。(千手観音には珍しく、座像でした)江戸の作でそれほど古いものではありませんが、僕は何故かその仏像の真下で仰向けになって寝ているのです。
夜中、目を開けると、千手観音の腕がエビが腕を動かすようにゆらゆらと動いています。
「不思議な仏像だ」と思って、翌朝教室の皆に教えます。
そして、皆が見ている時でも、やはり腕が動くのです。
誰かが大胆にも仏像を持ち上げます。
すると、台座の所から分離して、持ち上げた方の千手観音は、いつの間にか藍色の着物を着た子供の姿に変わっていました。
江戸時代の少年です。
僕は言葉が通じるかどうか分からないので、おどおどして話しかけます。
少年は「おらあ、はらがへった」といったような事を言って、なんで自分が仏像に変えられていたかを説明しました。
理由は忘れましたが、なんでも、台座にある丸い玉にお尻の穴を付けると仏像になってしまうのだそうで、見れば確かに台座の中心にはつるつるした丸い大きな玉が嵌め込まれています。
少年はこちらの言う事を聞かず、あちらこちらを走り回っていました。
その後もいろいろとアドベンチャーが続いた気がするのですが、忘れました。
とにかく、夢に観音様が出てくるのは久しぶりだったので、妻に報告したら、「吉兆!吉兆!」と喜んでおりました。
菩薩が出てきた事はあるんだけど、如来はねえな。
如来、待ってるぞ。