ゆにめいと⊿

乃木坂46を中心に秋元真夏(まなったん)推しだけに傾斜する記事多めのブログ。坂道縛りランキングや制作したドット絵紹介

『残心』 映画あさひなぐ感想 ~「アイドル映画」と侮るなかれ。~ 77⊿

2017-09-29 23:25:17 | 乃木坂46
こんばんは。

ゆにめいとです(・_・)


映画『あさひなぐ』遅ればせながら観てきました。

『残心』 映画あさひなぐ感想 ~「アイドル映画」と侮るなかれ。~ 77⊿

じっくりと感想を述べますが、一応記事の前編はまだ観ていない人でも問題ない範囲で総評を。
記事の後編は作中のシーンになぞらえたりしながら掘り下げてお話しするのでネタバレ必至

その切り替え所ではちゃんと何か挟みますのでご安心を。ヽ(。・ω・。)ノ

ちなみにBGMは当然「いつかできるから今日できる」で書かせて頂いております。

んーと、とりあえず

3回泣きました。(´・ω・`)

我ながら涙腺緩すぎですなぁち。。。
でも、もともとスポ根モノに弱いっちゃ弱いからね。

ちなみに、オイラは今回原作一切読んでません
登場人物の名前すら「旭」くらいしか頭に入ってない状態で観ました。
つまり、公式サイトすら満足に観てなかったわけです

で、

作品を観た多くの方がレビューで仰るように、観終わって言い切るとするなら記事ブログタイトル通り。

「アイドル映画」と侮るなかれ。

テンポもよく、緩急もあり、起承転結をしっかりと構成した良作です。
「薙刀」という、まだまだ一般的に認知度の低い競技をベースに物語が進むので、
むしろ乃木坂という余計な先入観を抜いて
「薙刀ってこういう競技なのか」と、
角度を切り替えて楽しめるでしょう。

「どうせ可愛いアイドルがわんさか出てくるだけの薄っぺらい青春映画だろ」

的な余計な色眼鏡をかけてしまうと実に勿体ない作品です。

薙刀という武道。
団結心。
精神力。
人の弱さそして強さ。


作品を通して沢山学べ、省みれます。

1800円。

十分元は取れると思います。

さらに言えば我々乃木オタにとってはここに、
「安定の美貌」が加味されるので、
まぁ結局お釣りが返ってくるといったわけですわ。ヽ(〃v〃)ノ

尤も、これは原作でのストーリーやキャラ立ちのさせ方が秀逸だからなせる業でしょう。
ただ、オイラ原作読んでないので、どこまで忠実なのかはわかりません。

しかし少なくとも原作を読まずとも、また乃木坂を知らなくとも、
スッと作品には入っていけると思います。

ただし、あくまで良作は良作。
だから一般的に観ればこれは良作止まりだと思います。
ぶっちゃけ王道のスポ根ドラマですから、
泣かせ所もストーリーの起伏も、
全てこれまでのこの手の良作をなぞらえた展開には違いないです。

その付加価値として存在するのが乃木坂だという事。
乃木坂のメンバーのキャラクターを知っていれば、
あさひなぐの登場人物が完璧にオーバーラップしてくれて、
より感動を与えてくれます。

原作xキャスティング

あさひなぐの描く世界観と、乃木坂メンバーの持ってるイメージ
この掛け算がしっかり仕上がった作品でした


数日前「いつかできるから今日できる」のMVを観ている時にふと、
「これがあさひなぐのエンディングで流れたら泣けるやろなぁ(´・ω・`)」
そう感じて、観に行く前から「観たら泣く」と思って
テメーでハードル上げといたクセに、

まんまと3回も泣いてしまいやがんの(´・ω・`)。

もっとも、どんな作品と比較するのかはさておき、
登場人物を安易に死なせて涙を誘うよりも、
努力と悔しさを積み重ねて報われた幸せを描いて涙を引き出す方が難しいと思いますので、
そういった意味でも久しぶりに良い映画を観れたなぁと思いました。ヽ(。・ω・。)ノ


さて、ここからはさらにネタバレ含みますので、
これから御覧になる方はスルーしてくらさい。


9.22公開 映画「あさひなぐ」特報映像【公式】



3回泣けたポイント。

3年生最後の予選敗退。

試練の合宿を終えたバスの車中。

宿敵一堂寧々からの1本。



まさかこんなに波が押し寄せるとは思わなかったです。
いやぁどっぷりその世界に浸かりました。ヽ(。・ω・。)ノ

まずは出演者の感想。

演技力とかはそこまで期待してなかったんだけど、
やっぱり東島旭を演じる事が出来るのは、なーちゃんしかいないと痛感した。

『残心』 映画あさひなぐ感想 ~「アイドル映画」と侮るなかれ。~ 77⊿

なーちゃんのキャラクタを知っているだけに、
あんなに旭が似合う人いないわ。
西野七瀬が乃木坂で上ってきた坂道を、旭を通して語ってくれるなんて、贅沢すぎでしょ

そして、宮路真春こと、まいやんの存在感。

あさひなぐレビュー

これが絶大な上に、旭の憧れになり得るだけのオーラを醸し出している。
乃木坂のまいやんがそのポジションみたいなもんやからね。
この二人の関係性が乃木坂とリンクして実に感情移入しやすくしてくれている。

さくら役のまっちゅんの可愛さも、将子役の玲香の風格も、
どれも乃木坂でのイメージを踏襲してくれていた。
そしてしっかり脇を支えてくれた文乃役の富田さん。
彼女が居て乃木メンだけではひ弱な部員全体のイメージに力を注いでくれた。

そして、特筆すべきは。

まりっかの見事な演技力。

この作品のMOM、MVP、女優賞は彼女だ。

驚いた。

やるやるとは聞いていたけど

誰からやねん(´・ω・`)

ここまでやれるとは思わなかった。

ともすれば危うい説明台詞を、表情とイントネーションを変え、
しっかりと目の演技もして間延び感を与えることなく話を引き締めてくれた。

それでいて、新部長らしく全体を見渡す、前にそこまで出ない絶妙な立ち回り。
最後の練習試合でこそ、初めて自分を出した所なんて痺れたわ。

主要二ツ坂高校の6人は揃いも揃って素晴らしかった。

あさひなぐレビュー

もちろん、この乃木坂主演の映画の中で、
仲良しこよし感を払拭してくれる演技をするメンバーとなれば、
やっぱり『女優』いくちゃんしか居ないわけで。

果たしてそれはライバル校國陵高校の一堂寧々として、
受け手の期待値を追い越す絶妙なヒールとしての存在感を発揮してくれた。

あさひなぐレビュー

つくづく思ったよ。

生田絵梨花はとんでもない女優だ。

勿論、乃木坂だけではないですよ。

合宿の鬼僧侶。寿慶役の江口のりこさんの鬼気迫る演技には作品に緊張感をもたらし、
小林先生役の中村倫也さんも要所要所で笑わせてくれる柔軟剤に。

切っても切れない色恋話がつきまとう学園もの作品という事で、
真春の弟役の森永悠希さんは難しいポジションで乃木ヲタに対して嫌味なく
「お互い気になる関係」を表現してくれました。

そうそう、ゆったん、カナリンも冒頭だけだったけど、らしくて良かったなぁ。


ここからはお話、また演出や構成的に気になった所。

先ほどストーリーとしてはよくありがちっぽいみたいな表現で話ちゃいましたけど、
わずか115分(だったっけ?)ほどの中でも、それぞれキャラが伝わってきて、
なおかつ中だるみも無く次へ次へと展開。

例えば旭が道場で独り練習に励む姿を真春が見かけるシーンなんて、
旭の努力を引き出すなら何パターンでも差し込んでいいんだけど、
あえて一度きり。
しかも余計なカット割りも殆どなく、
その後二人でラーメンをすする食堂のシーンへ。
これでも十分に二人の絆を感じ取ることができたもんね。

それに、合宿で旭は一人だけ他の部員と違い足腰を鍛える為に水やりだけをやらされる。
あさひなぐレビュー

ここが旭という子を強く映し出す作中最大のポイントになります。
なので道場で人知れず頑張っている姿は、あまり強調してはいけないのよね。
そこをバランスよくしたことで、
合宿で朝早くから必死に水を運ぶ旭と、
それを見て合宿、薙刀から逃げるのを踏みとどまったさくら。
そして情の厚い将子の笑顔が活きる。

あの恐怖の合宿を耐えに耐えた部員たちの帰りのバスでの涙。
これこそこの作品で描きたかった部分かもしれませんね。

何より、ケーハクな顧問のようでいて、
お腹を空かせた彼女たちの為に焼肉をごちそうしてやろうとしてくれた小林先生。
(その作戦は失敗したけど)
彼がラフティングで雄たけびをあげ、焼肉屋で小躍りするカットを入れながら、
なんだかんだいいながら陰では合宿所のお寺の近くで
彼女たちを見守っているという描写をしっかり伝えてくれました。

クライマックスは1年後のインターハイ都予選なのかなと思ったんですが、
宿敵國陵との練習試合。
たとえ薙刀という1対1の対戦であっても、
絆や団結力が生み出すパワー。
それが団体戦の醍醐味。
人として強くなった彼女たちをしっかりとその戦いで描いてくれました。
これは涙せずにいられませんわ。

そう、これは練習試合。
ということは……

1年後の続編出来るやん!!

最後に國陵が負けた事で繋がったやん!!

寧々1枚岩だった國陵が強くなって帰ってくるかもやん!!

青春って素敵やん?
(´・ω・`)


というわけで。
もうすでに続編に期待しまくりまくりすてぃーあやのよしだなわけですが、
まずはこの作品の余韻。

『残心』

に、どっぷりと浸かりながら、
改めて「いつかできるから今日できる」を聴きたいと思います。

乃木坂46 『いつかできるから今日できる』




さぁーて、ではこの勢いでドット絵でも作ります。
ヽ(。・ω・。)ノ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。