こんばんわ。
ストレングス・コーチ&ファシリテーターの丸本です。
ご夫婦そろってのストレングスの読み込みや、活かし方のコーチングをさせていただくことがあります。
今日のエピソードは、その中のひと組。
ストレングスを知ることで、夫婦喧嘩が劇的に減ったという方のお話です。
元々は奥様が先に私のストレングス講座に参加され、興味を持たれました。
その方は、「親密性」1位、「共感性」4位。
あうんの呼吸でお互いにわかり合う関係が心地よく、他人に対しても心配りをする資質です。
それゆえ、ご主人にも同じように「言わなくてもわかる」気配りを求め、それがないことにイライラして喧嘩していたそうです。
今回ご主人のストレングスにも興味を持ち、早速本を渡してストレングス・ファインダーをしてもらったそうです。
更には34資質全ての順位を出して二人の資質を見比べたところ…
ご主人の「共感性」は30位以下。
ほぼ無い。
これを見て、奥さんは「言わなくてもわかる」ことを求めるのをやめたそうです。
やってほしいことは言葉で伝える。
それ以降は、ご主人にイライラすることが格段に少なくなったとか。
また、もうひとつの喧嘩の原因に、「ご主人の休みの朝に、買い物などのお願い事をすると不機嫌になる」というのがあるとか。
ご主人のトップ5には「規律性」があります。
ストレングス講座で、「規律性」は事前に段取り・スケジュールを決めてその通りに行動しようとするので、飛び込みの用事やアクシデントが苦手という話を聞き、その原因にはた!と気づかれました。
規律性のご主人は、休みの日に何をするのか事前にスケジュール化しており、直前に用事を頼まれそのスケジュールを乱されるのが嫌だったんです。
早速ご主人に、「どのくらい前に用事を頼めばいい?」と尋ねたところ、「3日前」と言われ、その通りに3日前までに頼むようにしたそうです。
そうすると、ご主人はその用事を処理する作業もスケジュールに組み込めるので、気持ちよく頼まれてくれ、以後はそのことで喧嘩することがなくなったとか。
ストレングスは「自己理解」「他者理解」に最適なツールです。
夫婦喧嘩に活かすというストレングスの使い方、なかなかに素晴らしい!