TAMU SANA♪

TAMU SANAは♪おいしい♪
って意味。
タンザニアでの美味しい生活をお届けしたいなぁ。

電気の達人。

2011-09-29 06:46:09 | 日記
近所のニクソン。

電気が来ると、家まで知らせに来てくれます。
(通常、停電状態なので)


今日も、元気に
「ウメメ、ウメクジャ(電気きたー)」

と教えてくれます。
が、
一体どうやって、
電気が来たことを察知しているのか、
なぞ。

確かに、近所(遠いけど)の蛍光灯とかがついたり
するとは思うんだけど、

彼の電気発見能力といったら、もう。

すくすく育っておくれ、
電気の達人。

でも、ルクが無いから~
近所に電気が来ても、家には電気が来ない。

そして、学校は電気配線がぶっ壊れたらしく、
電気が来ない。


達人、しばしお待ちを。









ルク。

2011-09-29 06:45:09 | 日記
ルク。

タンザニアの電気は、ほとんどが前払い方式。
プリペイド制。

約2週間前に家に電気が来て、喜び!!
で、今、家に電気がありません。

というのも、
はじめのうちは、お試し期間のようなものがあって、
一定料は無料で使えるんです。
(やるな、TANE○CO)

というわけで、
ルクメーターが0.00という、今、
我が家はじめご近所、電気なーし。

電気=ルク
ルク=お金

というわけで、今後の電気代について
ご近所で会議。

結果。
給料出るまで、電気なし。

タンザニアにおいて、
中等学校の先生の給料の未払いなんて、ザラ!
(少なくともうちの近隣校はね)

一体、いつ給料がもらえるのか・・・
一体、いつ電気がくるのか・・・

で、今、私は電気のある町へ
健康診断に来ています。

10月2日に村へ帰る予定。
電気どーなってるかなー???


卒業の歌。

2011-09-16 18:44:16 | 日記
卒業式を明日に控え、

卒業生たちは、歌の練習です。


放課後に残って、歌の練習。




昨日、
もーーーんのすごい上手な歌声が聞こえてきたので、
寄ってみると、
ちょうど歌の練習をしていました。


静かに見ていたら、
いつも、「カリブ~♪(いらっしゃい)」
と言ってくれる生徒達が、
「カリブ」と言ってくれません。

たぶん、内緒で練習してたんだろうに、
見ちゃって、ごめん。



その後、補習をしつつ
生徒が歌を教えてくれました。

タンザニアっぽいメロディーがとっても良くて、
私も補習そっちのけで覚えました。
きっと、
日本の卒業式の歌のようなものだろう!と思って。


今日の朝、
その歌を口ずさんでいると、
先生達が大爆笑。

歌詞の内容を説明してもらうと

“悪魔よ去れ”

という歌でした。

悪魔よ去れ。
戻ってくるな。
悪魔よ去れ。

・・・いつか歌う機会があるかなぁ。


明日の卒業式で、歌うそうです。
聴けなくて、残念。
メロディーは、本当にいい感じなんです!

昨日のこと。

2011-09-16 18:36:38 | 日記
授業はないけど、
その分、
教えてーって生徒がおりまして、


同僚の家で、授業。
(我が家は椅子がないので・・・)

おやつを食べつつ(自分だけ)


こもりをしつつ、



料理をしつつ、


勉強をみる。

あ。。。写真がない。


勉強する気があるなら、
おしえまっせー。

どうやら、生徒は

YUKOの補習=報酬は食べ物

という式ができているようで。
みんな、何か持ってきます。

パラチチ(アボカド)が好きなのを知っているようで、
今、家にアボカドがゴロゴロ。

明日から、旅行だー!!
食べきれるかしら。

許すこと。(長っ!)

2011-09-16 18:10:54 | 日記
今日、久々に授業をしました。
最近、簿記の先生が大学休みのために戻ってきていて
(タンザニアでは、働きつつ大学にいくのがほとんど)

私、やることなし。

でも、残念なのは、
1年かけて世界基準簿記を教えてきたのに、、、
またタンザニア簿記に戻りつつある。
嬉しいのは、

みっちり私流で教えたので、
生徒が、強くなったこと。

分からないことを分からないと言えるようになりました!

でも、
大学生教員が嘆いていました。
(私が来る前に教えていた先生です)

いままで、
「サワ?(分かった)」
っていえば、
「サワ(わかりました)」
ってほぼ100%分かっていたのに、

(いや、私は分かってなかったと思うけど?)

大学生教員曰く、

 「YUKOが教えたら、生徒のレベルが落ちた。
  生徒が理解しなくなってしまった。」と。

で、私が校長に怒られました。
ニコニコ怒られてみました。
つい、嬉しくて。笑。

しかーし、
 授業をさせてもらえなくなりました!!

今、ひまー。

しかし、今日、生徒達が
「YUKOが授業しないのは、なんでだ?」
 と講義したらしく、

突然、授業が湧いて出ました。(時間割外に・・・)

というわけで、今日は久々に楽しく授業をしてまいりました。
しかも、Form4全員。
いつもは、商業クラスしか教えていないのですが、
まさかの全員参加。

どうやら、また私が日本に帰るといううわさが。。。
いるってばー。

で、
せっかくなので、地域テストの解説。
まだ、採点されてないらしいけど。

でも、授業をしつつ思うこと。
自分で言うのもなんだけど、
私が「サワ?(分かった?)」
って聞けば、
生徒は「サワ(分かった)」
って言うんです。

大学生教員の教え方を見ているけど、
賢すぎて、生徒がついていってないと私は感じました。
いいのか、残念なのか。。。

それを、大学生教員に伝えてみましたが。
あんまり伝わってないかなー。
喜んで帰っていった。。。

さて、というわけで、
本日、授業をドーンとやって、
最後に、ずっと気になっていたことを生徒に話しました。

実は、Form4はA組とB組の2クラスあり、
A組の生徒達が英語の先生を怒らせたらしいのです。

先日の生徒会長を決める投票で、
数人の生徒が、
ふざけて、その英語の先生の名前を書いたそうな。

で、英語の先生は怒ってしまい、


・・・ここ2ヶ月授業が行われていないそうな。

で、
はじめは、
授業がなくなってラッキーとお茶らけていた生徒達も、
国家試験を目前にして、英語を教えてもらえないことに焦っている様子。
でも、解決策が分からない。
これが、1週間前の事。

で、昨日の夜。
補習をしつつ(22時。。。)
リーダーっぽい生徒と会話をしてみました。
私「英語の授業は、どう?」 
生徒A「ずっと、授業ないよ。」
私「国家試験も近いけど、どうするの?」
生徒A「代わりの先生を探してる。」
私「英語の先生は、怒っているんでしょ?」
生徒A「そうなんだ。もう授業に来ないって。だから、代わりの先生を探すんだ」
生徒B「謝ってないからでしょ?謝りなよ。」

私「ずっと怒らせたまま?明日も、来週も、来年も怒ったまま?」
生徒A「謝るの?先生は怒っているんだよ!!(怖いらしい)」 
私「怒るって、疲れるんだよ。許すことで、楽になると思う。」
生徒A「許してもらえないよ」

んー、と思いながら、
今日の朝、その英語の先生と雑談。
私「まだ授業に行っていないんだって?」
先生「怒っているからね」
私「許す気はないの?」
先生「謝りにも来ないのに許す必要はないだろう?」
私「そうだね。まだ謝ってもいないの?」
先生「そうなんだ」

というわけで、
果敢にも(おせっかい)にも、
Form4の全生徒に話してみる。

私「Form4のA組、英語の授業はどうよ?」
生徒「んー、先生が授業をしてくれないんです」
私「英語の授業、受けたい人―?」
生徒(ほぼ全員、手が挙がる)
私「どうすればいいか、分かる?」

私「例をあげよう。私、よく怒るよね。」
生徒「はい!(めっちゃ元気に言われました)」
私「怒ると疲れるのよ。ずっと、そのことを考えてるから。」
 「ずっと、嫌な気持ちでいるのは、つらい事なんだよ。」
 「明日の卒業式前に、皆もその先生もずっと嫌な気持ちでいるの?」
生徒「いやです」
私「じゃ、どうするの?」

私「Anaumua moyo(英語の先生も心を痛めているわ)」
(↑これは、効くだろう!というセリフを言ってみました)



生徒【爆笑】
(生徒の、悲しみのツボが理解できていませんでした。反省)

私「クラスの代表者が話に行く?」
 「それとも・・・?」
 「私も一緒に行った方がいい?」
生徒「今から、行きます。一緒に行ってもらえますか?」

というわけで、
 クラス代表2名が行くことに。
 と思っていたら、
B組のクラス代表の生徒が寄ってきて、
「私たちも行ってもいいですか?」

私「もちろん」
(ちょっと、感動。連帯責任できるん?と思いつつ、、、)

すると、A組の生徒達が
 「YUKO、みんなで行ったほうがいいよね?全員集めてくる!」
(もう、驚きましたー)

私「そうだね、そうだね。」


ということで、
  身だしなみを整え、
  整列し、
  代表生徒が謝罪をする。
ということを皆で確認し、
いざ、英語の先生を探す。

こんなことが、
できるようになったんだなーと、感動しつつ。


すると、
その英語の先生は、
テスト監督をしていました。

私の出番。

私「Form4が話があるようです。」
先生「今、テスト監督中なんだ」
私「良ければ、代わりますけど。3分くらいですか?」
先生「じゃ、代わってもらえる?」

ちなみに、
テスト中の生徒は、怖い先生から、私に代わったので、
カンニングしようと試みます。
が、私も必死に机間巡視!!


えー、英語の先生、、、
10分たっても20分たっても、戻ってきません。
熱弁されているようで。
カンニングされちゃうよー(涙)と思いつつも、
机間巡視!!!


30分たったころ、
Form4の「アサンテ!(ありがとう)」
の声が聞こえてきました。
どうやら、許してもらえたようです。

その後、テスト監督を交代し、
教室の外へ出ると。
Form4生徒達からの、握手とキスの嵐にあいました。

よかったのー。

勉強できることを喜べる生徒であることを嬉しく思いつつ、


“許す文化”のタンザニアにおいて、

今回の一件を振り返る。
許さず2ヶ月間、貫き通した英語の先生。
すごいと思う。
A組の生徒も、B組の生徒も、
いっぱい、考えさせられたと思います。
そんな機会を与えてくれた、
マサイ族の英語の先生。


いいおっさんだ。

そんなこんなを解決したことにして、
私は、今から、旅にでます!!

明日は、そんな生徒の卒業式。
おめでとう♪