8/25(土) 晴れ。レンゲショウマが見頃らしいので、ツレアイと御岳山に行きました。
新宿からホリデー快速「おくたま号」で77分、御嶽駅に到着。ケーブルカー下まではバスで10分ですが、さすがにこの時期はハイカーがいっぱいです。バスも増便してのピストン輸送(?)ですが、待ちきれずに多摩川を渡って吉野街道を45分歩く人もいます。でもずっと日向のだらだら登りですよぉ。
御岳登山鉄道のケーブルカーもフル回転でした。滝本駅(407m)から御岳山駅(831m)まで6分。こちらは60分かけて登る人はいません。(笑)
平均斜度22度(max 25)の急勾配を登るケーブルカーは関東一ですって。時速11Kmですが、みるみる高度を上げて、「ただ今東京スカイツリーの高さ634mを超えました」とのアナウンスもあります。
御岳平から青梅市街と東京方向をのぞみます。
ここから富士峰園地(881m)までのリフト下一帯が日本一のレンゲショウマの群生地です。あたしはサラシナショウマのイメージがあって、これは別なランの一種ではないかと思いました。レンゲショウマは一属、一種の日本固有種(それも絶滅危惧種)なのでした。
80cmくらいの高さに伸びたライナーには、つぼみと4cmほどの白い萼と先端が紫の花弁の気品のある花がついています。葉は下にだけあります。
展望台に出ました。再び東京方向を眺めます。どこからか笛の音が、、。
笛は頂上にある産安社の宮司が吹いていたものでした。 ここはパワースポットです。安産杉、夫婦杉、子授檜の3つ銘木があり、木の幹に触れるとご利益があるそうです。
富士峰園地を下って御岳山(929m)に向かいます。御師(おし)集落は古来から神社へ参拝する人たちをお世話してきたところです。ケーブルカーの御岳山駅からこの集落を抜けて神社までもかなり急な登りです。
実際に、御岳山の山頂にある神社を眺めて尻込みしてしまうお年寄りもいるそうですが、麓から参道を登った昔に比べれば最後の登りです。ましてや山ではなく、集落のなかを歩きます。 神代けやきを過ぎると御岳山最大の繁華街(?)です。
御岳神社の随神門をくぐります。神社なので、仁王様ではありません。
この先から左に折れてハイキングコースに入ります。まずは長尾平。
七代(ななよ)の滝へはここから急な下り、そうして鉄ハシゴでの登り。ツレアイは行く気まんまんでしたが却下します。ゆるい道を歩きます。
その代り、天狗岩には行かせてあげました。岩の上にある2つの天狗像を見に、ツレアイは嬉々としてくさりと木の根を頼りに登って行きました。
昼を過ぎました。 沢沿いの道を歩きます。
フシグロセンノウやタマガワホトトギスが眼を楽しませてくれます。
涼しい沢のほとりでおにぎり2個の昼食です。30分くらい休んでまた歩きます。
沢とごつごつした岩のロックガーデンを過ぎると綾広の滝に出ました。みそぎや神社の神事にも使われているそうです。
御岳山に引き返します。途中、天狗の腰掛け杉がありました。杉の枝が真横に伸びてから天を向きます。そう、まるでそこに天狗さんが腰掛けたような。
長尾平まで戻って、その先からショートカットする急な道で御岳神社に行きました。
狛犬は実は狼です。ヤマトタケルノミコトが東征の折に道案内した黒い狼と白い狼だと、、、。秩父地方の神社も山犬(狼)が狛犬になっている神社は多いですね。
さて、ここからはもうツレアイは一気にケーブルカー駅まで駆け下りました。あたしはもう膝がわなわなです。それでも予定のとおり名物のきびもち大福は買いました。(笑) 葉わさびも2束買って、帰りのホリデー快速に余裕で間に合いました。(汗)
おしまいはマンホール。ここは梅にウグイスでした。