始まりと別れ

昨日ついに言わなきゃいけないことを伝えられた。
笑顔でさらっと言うつもりだったのに、なかなか伝えられずにいるうちに帰る時間が迫ってきて、
気づいたら泣きながら言っていた。
この涙は何なんだろうなーと思いながら。
きっと悲しいからじゃない。
あの時ああしていれば違った未来にいたかも、という後悔？
それとも、いままさに人生の岐路に立っていて、
選んだほうとは別のもう一つの人生は選択できなくなる、という恐怖？
あるいは、数十年後にこちらの選択が正しかったと言えるのか分からない、という不安？

どれもあるし、どれも違うような気がする。
申し訳なさもあって、楽しかった思い出もあって、
泣いてるんだか笑ってるんだか、
本当の気持ちが自分でもよくわからない状態。
感情って綺麗に言い表せないなぁ。

たぶん今も、この先も、迷って不安になって何度も振り返るだろうけど、
その時に自分の考えられるすべてのことを考えて、一番いい選択をするんだろう。
それでいい。

振り返って次に活かすことは必要だけど、いつまでも後ろを向いて泣いていられないね。
きっと誰でもいろんな感情を抱えながら毎日生きている。
わたしもこれからを大切に生きるんだ。