ヨーロッパのあぜ道で~ポーランド~

憎めないけど とんでもない国 ポーランド。
そんな国のあぜ道から ちょいと一言。

行政オフライン

2011-05-30 17:02:10 | ポーランドの おはなし
一度だけ、この「マルサの女」シリーズの映画を見たことがあるのですが、いくつかのシーンはあまりにも強烈で今でも時々まぶたに浮かびます。(日本映画の中では間違いなく、心に響くかどうかはともかくとして忘れられない映画の1つですわ)

でですね、一般ピープルの我が家にマルサの女は来ないのですが、税務署からよびだしがありました。

え、なになに、深刻内容間違っていた?と大黒柱が封書の中身を確認すると、なんと

①本当に結婚しているのか
②本当に子供がいるのか

を証明できるような書類をもって窓口まで来い・・・って。配偶者控除と子供の控除が本当に適用されるか調べるって言っているけど、
ちょっと、子供がいるかどうかなんて、行政のオンラインで調べられないの?!

で、結婚証明書と子供たちの出生証明書と学生証をもって窓口にいらっしゃいということだったんだけど、

ユカチカ「日本の戸籍謄本て、有効期限が取得してから3ヶ月か6ヶ月だった気がするんだけど、我が家にあるこの結婚証明書、もう十数年まえのもんじゃない?」

大黒柱「・・・でも結婚証明書を新たに取り直せなんて一度も聞いたことがない」

ユカチカ「それって。。。。意味あるの?」汗

だって、十数年前の紙ですよ。中にはその間に相手が変わって3人目という人がいてもおかしくないこの世の中。そんな古い紙に何の意味があるでしょ。

大黒柱「全くないと思う・・・」

私もそう思う。

体張らなくてもよろしいとな

2011-05-24 12:32:06 | ユカチカのつぶやき

ポーランドでも子供の体力低下が問題になっています。

ユカチカの小学生時代、鉄棒の逆上がりなんてできて当たり前。できないほうが、「難あり」という雰囲気でしたが(逆上がりが苦手だった私、今でも覚えてるわよ・・・)、うちの子供の世代、小学の高学年で逆上がりができる子供のほうがすくなさそう。だいたい、小学生で鉄棒ができない子供がわらわらといるぐらいですから。

で、やっぱり運動量が少ないため?家で落ち着きのない息子に手を焼いたユカチカ、別のところで暴れてくれと大黒柱と相談した結果ブラジルの格闘技、カポエラに通わすことに。なんでも、このスポーツ、体のバランスが非常に必要だとかで逆立ちができなきゃ話にならないとか。←息子談

 ということで、息子の逆立ち練習を見せられる日々。う~ん、実を隠そう、ユカチカ昔は逆立ち大スキ女子でしたの。逆立ちした後、ブリッジができた・・・といっても現在の母を見ている子供たちは『まぁまぁ、かあちゃん、いいよ無理しなくて』というような顔で話を聞いているじゃありませんか。

くやしい。(苦笑)

じゃぁ、みせてやろうじゃないとまずは息子と逆立ち競争。みんなユカチカが負けると思ったそうですが(大黒柱に限っては、そもそもユカチカが逆立ちをできるとは思っていなかったらしい)引き分け。
そんなら、ブリッジを見せてやる!と鼻息荒く準備に入ったら大黒柱から
「やめてくれ!背骨おれたらどうする!」

たしかに、あれから20年もたっているユカチカの背骨。意地とプライド?の代償にするには高すぎる。


このお二方も、動きが散漫というか怠惰になっている今日この頃。
毎日まったりしてるし・・・。

そういえば、小学生で一緒に学級委員をやった山×くん、彼は逆立ちしながら廊下を走れたな・・・今もできるのかしら。(注:別に中国雑技団の学校に通っていたわけではありません、念のため 笑)

        ###########################################

        Czary Maryポーランドが更新されています。

        魔法や不思議がスキな方は あちらもどうぞ!


        ###########################################

宿題代行します

2011-05-19 10:57:11 | ポーランドの おはなし


 今日の新聞で、生徒が宿題の問題を携帯で転送すると(普通のメールよりちょっと高めの料金かな)、代わりに他の人が答えを出してくれるというサービスの話がのっていました。

う~ん、なんだかな。

でも、これがニュースになったのが、なんとこのサービス会社(というか、このシステムを考えた人)がEUの補助金をもらってこのサービスを開始したというから学校の先生たちや一般の一部の人から『なにかの冗談ですか?!』という反応、がおこりました。

ポーランドでは新しいビジネスを起こすときにEUから補助金がでます。もちろん、補助金を得るためにため息の出るような書類の数々を用意しなければならないそうなのですが、その書類を審査する機関も当然、あります。

だれがそんなビジネスプランを通したんだ?

という、反応に、この機関の担当者、すっぱりと「法律に違反してません」とな。

ま、まぁね。確かに・・・。

このビジネスプランに賛成している人たちは

『そもそも、家庭教師を雇えるひとは、結局高い金を払って宿題を解いてもらっているのと同じじゃない。安い携帯で同じことして何が問題なの?』

『親が、子供の勉強を見てやるって言っても、結局親が子供の代わりに問題を解いているんじゃないか。なんでこの形だと問題になるわけ?』

という意見がのっていました。

が、一方

『なにか、道にずれていない?』

『子供の手助けをするといっても、答えを教えているだけじゃ、子供の可能性を引き出すどころか、つぶしているだけじゃないか』

という意見も。

最近では、インターネットからテキストを丸写しして宿題提出する学生も多く、ある大学では『私が自分で書きました』という紙にサインまでさせて提出される場所もあると聞きましたからね。学生と教育者側の「狸と狐の化かしあい」合戦が繰り広げられている模様です。

でもね、ユカチカとしましては、

「宿題は自分でやりなさい!」
「わからなかったら、職員室に行って先生に聞きなさい!」


ですな。
私、古いのかしらん・・・。

納得いかない

2011-05-17 13:49:42 | ユカチカのつぶやき
先日、ハーブ関係の種まきをしたと報告をしたユカチカですが、事態は思わぬ展開に。

子供たちが各自自分の部屋に持っていった薬草は、これで文句ないだろう?!といわんばかりの育ちよう。

はい、全く文句ありません。

が、

それにひきかえ、

ユカチカが手塩?をかけたはずの4つの鉢のうち、1つは順調に成長中。
残りの3つですか・・・?

先日、息子に「ママー!ちゃんと水やってるの?」と聞かれる始末。
やってるつもりです、が、でも3つもだめになっちゃうってどういうことよ?

鉢の前に呆然と立ち尽くすユカチカ。

後ろから大黒柱が
「あ~あ、これから植物は子供たちにまかせないとね。ユカチカにまかせたら、全部枯れちゃう」とつぶやきながら、my plants(彼専用?の植物があるといいますか・・・多くの植物の水遣りは大黒柱の日課 汗)に水やってるし。

しかし、納得いかない。

私が何をしたっていうんだろう・・・(子供たちが「何もしないから枯れるんだよ!」と言い放っておりますが、不愉快だわ 苦笑)


**********************************

~ちょっと宣伝~

育児雑誌「クーヨン」の今月号でユカチカのポーランドに関するミニ記事が載っています。
お時間のある方はどうぞ、ご覧下さい。

これが、今月号の表紙


**********************************

知らぬが仏

2011-05-13 14:06:26 | ユカチカのつぶやき

 以前、日本の洋服に書いてある英語が???というモノから、「あなた、ちょっとそれ犯罪じゃないの?」という心拍数を上げるようなモノまでむちゃくちゃにプリントされているというのを読んだことがあります。

 実際、ユカチカ自身も「☆×△!!!!」と、言葉にならないような英語プリントされたシャツを見たことがありますが、着ている本人は格好いいと思っているんだから仕方がない。

 ポーランドでも「愛」とか「心」みたいな漢字の刺青をしているお兄さんがたを時折見かけますが、いいです。愛や心なんて、すばらしいじゃありませんか。強面でも心はナイチンゲールでしょうか。

 でも、数年前、どこぞやの車に張ってあったシールには考えさせられました。

美しい草書体で、

流れるように書かれているその言葉、それは

性感マッサージ

・・・冗談で張っているにしてはきつすぎる。

それも、上下逆さま文字とか、文字が反対とかいうのではなく、

正しく、

性感マッサージ ←しつこくてごめんなさい・・・汗


知らぬが仏といえば、ただ今借家に住んでいるユカチカ一家。
家具付きの家なのですが、よっぽど、我が家の家族の趣味に反さないかぎりは
絵などは壁から外していません。(でも、そんなの飾っていたらこちらの感覚が狂いそうな代物が数点あったので、大家さんに持って帰ってもらったのもあります)

で、割と光の届かない壁に貼ってあるこの絵、2枚。





始めのうちは気にしなかったんです。


ある日、モップをかけていてふと目の前の絵をじっくり見てみると・・・・





うわ!漢字が寝ている!


いや、漢字が寝ているんじゃなくて、絵が横になってかけられてる!


その日から、この絵を正視できなくなったユカチカでした。


********************************************************************************

 ユカチカの読んだだけでポーランドに行った気分になれる?阪急ブログ・ポーランド編

更新されています。あちらもどうぞ!

********************************************************************************

夢占い

2011-05-12 10:45:19 | ユカチカのつぶやき

こちらに移ってきてから、かなり頻繁に夢を見るようになりましたユカチカ。夢を見るようになった、というかきっと朝まで覚えているようになったんでしょうね。朝目が覚めると、(聞いているのか聞いていないのか分からない)大黒柱に夢の説明をするのですが、
最近記憶に残っているのは、新宿行きの電車に乗るはずなのに、何故か回りはロシア人。そして電車の運賃表も、済ました顔してロシア語でかかれています。

でも

ユカチカ、現実世界でロシア語が分かりません。

なのに、

平気な顔して(周りがロシア人なのにも驚かず)新宿行きの電車に乗っています。

なんなんだろう。

でも、先日の大黒柱の夢はもっと強烈だった。

なんでも、アインシュタインの彼女をかっさらった夢を見たって・・・

アインシュタインって、彼女いたの????


その、彼女の容貌を問いただすと、口を濁した大黒柱でした。

ふんっ

これが見えんのかい?!

2011-05-08 11:52:45 | ポーランドの おはなし
とうとう、ポーランドの首相、ぶっちぎれました。

先日、某都市で行われたサッカーの国内試合でワルシャワとポズナニのサポーター・・・じゃないな、キボレと呼ばれている観戦しながら暴れまくる人たちが案の定大暴れをしてくれまして(スタジアムの椅子は破壊するし、殴り合いは始まるし普通じゃありません)、首相の鶴の一声『スタジアムを閉めるぞよ!観客なしで試合を開催するのだ!』というお達しが国中に流れました。
さ、これで怒ったのはサポーターと・・・キボレ。

サポーターが怒るのは、とんだとばっちりだから分からなくもないけど、キボレよ、あんたたちが怒ってどうする。毎回試合のたんびにスタジアムを破壊して、なにかまだいうことあります?
でも、首相を更に怒らせたのは、あの野党党首のカチンスキのコメントでしょうね。自分の政権時代もまともに対処できなかったのに、人のこととなると言いたい放題。

さらに、ポズナニの市長は「政府の決定が理解できない。キボレの行動の何が問題なんだ!」と言ってのけたから、特にこの街のクラブのサポーターではない人たちから非難轟々。今日の散歩途中でも、交通標識に堂々と新しい書き込みで『市長の名前→ゲス野郎』と落書きがされていました。何が問題か分からないって、こんな市長はいらないかも。この市長、前回の選挙キャンペーンのときにお世話になっているのがこのサッカーのサポータークラブだそうで、次の選挙を狙って、こういう行動をとった・・・にしても、アホすぎる。

さて、早速電話による世論調査がとられたそうですが、その結果によると国民の過半数は首相の決定を支持しているそうです。が、その効果はないだろうとも思っていると。中には、スタジアムを閉めたら、こんどは家の前の道で殴り合いが始まると心配している人たちもいます。まぁ、キボレが沢山すんでいる集合住宅街に住んじゃうと、確かに外出するたびにアドレナリンが急上昇するかも。

私は、関連記事を読んでいるだけでアドレナリンが上がるので、副管理人を連れて森へ避難。
ただ今森は鳥のパラダイス。ピーチクパーチク、皆さんこれでもか、ってなぐらいに鳴いています。そのなかでも、ユカチカが好きなのは・・・カラスです。彼らの歌声に心をわしづかみされたとか言うのではありませんが、とにかく好き。
なんで、我が家にも招待してみました。


さすがに、ユカチカ家にはこちらの四足シスターズがいるので・・・

寝た振りしていますが、手前のシスターはバードキラーのタイトル持ち(汗)

今は置物でがまん。

生息場所を変えるか群れを変えるか

2011-05-04 17:30:03 | Weblog
再び、ポーランドの中西部に戻ってきているユカチカです。(ポーランドの)GW中はあぜ道の家に戻っておりまして、右に左にうろうろしてしました。←いくつになっても落ち着きのない私
最後の日に、友人一家とお昼をしていたときのこと。
友人が「でもさ~ユカチカ、なんで引越しを決めたのよ。せっかくあぜ道の街で根をおろしていたのに。そんなだいそれたこと、私にはできないわ。」
ユカチカ「別に引越しなんて、、、だいそれてないんじゃない?みんな普通にやってるでしょ。」
友人「だって、友人の中でそれだけあちらこちら動いているの、ユカチカ一家ぐらいよ。だいたい、高校の同窓生で、この街を出たのはユカチカの大黒柱だけだし。」

・・・それは恐ろしい。汗

ユカチカ「・・・て、ってことはみんなここで生まれて、ここにまだ住んでるの?」
友人「当然」

そうだった。ポーランド人て、引越しが嫌い?な人種だった。最近でこそ、仕事しだいで引越しをする人たちも出てきているけど、それはほんの少数で、ガツンと移民するか、家から通える範囲内でしか仕事を探さないんだわ。ユカチカみたいに、子供の頃から父親の転勤で移動を繰り返している子供時代を持っている人はこの世代にはいないんだ。
ユカチカ「場所に執着はないからね。しいて言えば、自分の家族が一緒に住んでいればあとはなんとかなるんじゃない?」
といえば、友人、ニヤリと口の端をわずかに上げ何を言うかと思えば
「場所は同じにして、メンバーを変えることだってできるのよ」。

わっはっは。豪快なご意見。
それを聞いていた彼女のご主人、
「場所の絶対の保障もないよ。アルファはメンバーの中でも一番入れ替わりが激しいからね。コントロールしきれなくなると、群れから追い出されるし」
とニヤニヤしながらささやいてるし。(この家庭、自他共に認めるカカア天下一家)

その晩、自分が狼の群れ(!)の中で走っている夢を見たのは言うまでもありません。

お待ちなさい!

2011-05-02 07:42:48 | ユラ の 話
ポーランドも、ゴールデンウィーク中です。
 今年は遠出をせずに、日帰りで出かけられる場所にしようということに
決定しておりましたが「あそこも見たい」「ここもちょっと足を伸ばしたいかも」という
場所がポロポロとでてきまして、副管理人を連れて行ったらちょっとつらいかもという
判断で、副管理人はホテルに預けることに。

 さて、こちらのホテル、数年間お世話になっているので声パス(ホテルの管理人が
ユカチカの外人イントネーションで副管理人の飼い主だと分かるらしい・・・)で
たまにボックスが空いていなくても受け付けてくれます。
一度、「ボックスで寝れないけどいいかしら?」と言われ、何のことかと思いきや
夜の間、副管理人は管理人室というか、人様用の受付でひろびろと、果てはフリーで寝起きをしていたとか。

 でですね、このホテルに連れて行く前に、昨年の狂犬病注射チェックをしたら、
OMG(←オーマイゴッド)ちょうど1年前。
 すなわち、即刻連れて行くべし。

 ということで、急いで副管理人をつれて、動物病院へ出向いたのですが、行く道すがら、最後の
大通りを渡る時点で「よもや・・・」と察しがついた副管理人。
 口を開いて「ハーハー」やっていましたが、だましだまし病院内の受付へ入るも既に
後ずさりをする始末。
 幸い、殆ど待つことなく奥の部屋に入ったのですが、でも、この日、結構暑くて
この病院、奥の部屋のドア、病院本館のドアが全開。
奥に部屋に入ったはいいけど、これから何が起こるかばっちり了解の副管理人、
首輪を自分で引き抜いて一目散に出口へ。
「とまれ~~~~」という、私の叫びで
一瞬止まりこちらを振り返るも、再び出口から飛び出し、敷地内の通路15mぐらいをつっぱしり
外の大通りまで。
「とまれ~~~~~~~!」
ユカチカも必死です。
目の前はトラックも結構走る大道路。
道行く人や、バス停でバスを待っている人たちが「なんだなんだ」とこちらを
見ていますが、ええい、すきなだけ見てちょうだい!

さすがに、これ以上私を怒らせるとヤバイとおもったのか、副管理人、最後は観念して
私に再び引きずられるようにして病院に連れ戻されました。
(どうせ連れ戻されるんだから、悪あがきしても無駄だとわかるまで、あと何年必要なのかしらねぇ)

その後、私に抱え込まれるようにして注射をブスっとさされ終了。

受付のお姉さんは、ユカチカの受付をしていた頃はつまらなそうにやっていましたが、
最後のほうは目をキラキラさせて?いたのは、何故だろう。

とにもかくにも、


狂犬病の注射をすると、毎年こんな札をくれます。左から2009、2010、2011年版です。