本日は、旭川市PTA理事の方4名、体験見学に見えました。
来る9月4日の旭川市PTA連合会母親研修会。
その分科会で、昨年にひきつづき当会が護身術講座を行うことに。
その事務的な打ち合わせと共に、実際に体験見学をいただきました。
まずは護身術の体験から。
当会の護身術講座
0.師範から護身術の概論と要旨、目的の説明。
誤解されがちですが、護身術は"相手を倒して勝つ方法"ではありません。
"生きてその場を逃れるための方法"です。
それには襲ってくる相手の心理や状態を知ること。
姿勢や武器の持ち方や目つき(どこを見ているか)など。
こうした目で見える情報に対処につながるヒントがあること。
いろいろな状況に応じた用法を紹介しますが、
「こういうときはこうする」という公式的な解ではありません。
技を覚えようとするのではなく、
もしもの危機に陥っても、
自分の身の安全をあきらめないために、
「危機から逃げ出す術がある」
「こんなものも武器に使える」と
知っておくこと、考えられることが大事。
1.基本となる"足位"について説明
前を見たまま、後ろに下がれば>相手は追ってくる。
背中を見せて走って逃げても>相手は追ってくる。
なので、「相手の斜め前に避ける」
これが"足位"の原理です。
説明のあと、実際に体験してもらいました。
2.日常にあるモノを武器にする方法
鞄類を武器にする。
雑誌・靴・上着を武器にする。
ハンドバッグ、トートバッグ、リュックサックに、
靴、雑誌、上着等々。
普段、身につけているもしくは持ち歩いているものを
いざという時、どのように使うか・使えるか。
そして"足位"と併せて行う。
示範後、体験いただきました。
3.素手での護身術
腕(手首)をつかまれた場合。(片腕・両腕同時)
襟(胸倉)をつかまれた場合。(片襟・両襟同時)>演武のみ
後ろから片腕をつかまれた場合。
後ろから抱きつかれた場合。
襲ってくる相手に素手で立ち向うことはありません。
まずは持っているものを武器に使うことで、
こちらのリスクを下げるのが鉄則です。
しかし、とっさに素手で対応しなければならない場合、
どうするか?という切り口です。
「片手首を、または両手首をつかまれた場合のはずしか方」から始まり、
当会でいう護身術1教を一通り体験いただきました。
4.ナイフや棒をもった相手に素手で対する方法。
ナイフで切りかかられた場合。 >演武のみ
長い棒で打ちかかられた場合。 >演武のみ
武器をもった相手への素手で対処は、ある程度の修練をつまないとできませんと前置き。
と、前置きしながらも、最近多い刃傷沙汰を例に…師範の演武いただきました。
他にも棒で打ちかかられた・突かれた場合など、いくつかの例をお見せしました。
一通り、体験いただいて、一旦〆。
9月開催にむけての打ち合わせ
その後、理事の方々と少々事務的な打ち合わせ。
講座の名称や内容については、
本日の体験と昨年の実績をあわせて考え、
今週中にメールでやり取りして決定しましょうとのことで。
師範への依頼状は、会の都合上で私の住所宛で来ますとのこと。
このあたりは昨年の例にならってということで。
理事の皆さま、退出。
その後、全員で整理体操・黙想・礼。
更衣後に退出。
公民館の階段を1Fに降りたら、ロビーでまだ理事さんたちが打ち合わせ中でした。
再びご挨拶して、帰路につきます。
皆様、お疲れ様でした。