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本日、神楽市民交流センター(公民館)を全館貸切で開催された、
『平成28年度 旭川市PTA連合会母親研修会』
その分科会として、護身術講座を開催しました。
題して、『まさか!に対応 - 命を守る護身術』
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講師は、当会の師範 尋牛師。
助手4名での体制。
会場は第2学習室。
昨年の第1学習室より手狭ではあります。
今回は、昨今の目立った拉致や殺傷事件の傾向から、
学校や施設にあるモップやブラシを使う技法の紹介も取り入れました。
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師範が事前に購入したブラシと、玩具のナイフ。
100円ショップで10本ずつ。
ブラシの柄は竹にプラフィルムを被せた従来の竹製物干し竿と同じもの。
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ナイフは、刺されると引っ込む【びっくりアイテム】ですが、
こんなおもちゃでも、いきなり出されると普通の方々は腰が引けます。
十分に稽古で役に立ちます。
参加人数は17名に、この講座を担当してくださったPTA理事の方3名。
あわせて、なんと20名。
二人一組になっていただき、14:00から講座開始です。
0.師範から護身術の概論と要旨、目的の説明。
誤解されがちですが、護身術は"相手を倒して勝つ方法"ではありません。
"生きてその場を逃れるための方法"です。
護身術の最も重要でかつ基本の約束事は、
危ない場所や人物には近づかないこと。
暴力に直面したら、全力でその場から逃れること。
そのように心がけても、危険な状況に遭遇したら、
できる限りの手段を用いて、その場を逃れます。
格闘技の試合のように、相手を倒しKOする必要などありません。
それには襲ってくる相手の心理や状態を知ること。
姿勢や武器の持ち方や目つき(どこを見ているか)など。
こうした目で見える情報に対処につながるヒントがあること。
いろいろな状況に対応する用法を紹介しますが、
「こういうときはこうする」という公式的な解ではありません。
技を、技として覚えようとするのではなく、
もしもの危機に陥っても、自分の身の安全をあきらめないために、
「危機から逃げ出す術がある」「こんなものも武器に使える」と
知っておくこと、考えられることが大事という話。
1.基本となる"足位"について説明
暴漢が目の前にいて、進退窮まってしまった時、
前を見たまま、後ろに下がれば>相手は追ってくる。
背中を見せて走って逃げても>相手は追ってくる。
なので、「相手の斜め前へ避ける」
これが"足位"の原理です。
説明のあと、実際に体験してもらいました。
2.素手での護身術(護身術1教)
腕(手首)をつかまれた場合。(片腕・両腕同時)
襟(胸倉)をつかまれた場合。(片襟・両襟同時)>演武のみ
後ろから片腕をつかまれた場合。
後ろから抱きつかれた場合。
襲ってくる相手に素手で立ち向うことはありません。
まずは持っているものを武器に使うことで、
こちらのリスクを下げるのが鉄則です。
しかし、とっさに素手で対応しなければならない場合、
どうするか?という切り口です。
「片手首を、または両手首をつかまれた場合のはずしか方」から始まり、
当会でいう護身術1教を一通り体験いただきました。
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3.日常にあるモノを武器にする方法
鞄類を武器にする。
雑誌・靴・上着を武器にする。
ハンドバッグ、トートバッグ、リュックサックに、
靴、雑誌、そして柄付のブラシ。
普段、身につけているもしくは持ち歩いているものを
いざという時、どのように使うか・使えるか。
そして"足位"と併せて行う。
示範後、体験いただきました。
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3.日常にあるモノを武器にする方法では、
会員のWさんと私がプロテクターやフェイスガードをつけて、
お相手しました。
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最初はおっかなびっくりだった受講者さんたちですが、
この辺にくると、こちらが防具をつけているという気安さと、
講座の雰囲気になれてもきて、思い切りがよくなります。
バッグや丸めた雑誌、モップの柄を勢いよく
顔面・鳩尾にぶち当ててきたり、
蹴るべきときには、全力で蹴ってきたりと
驚くほどの進歩と早い順応でした。
15:30をもって、ひとまず終了です。
驚きの声や笑い声の絶えない講義となりました。
14:00~15:30の1時間半が、
短く感じられた方も多かったようです。
皆様に怪我もなく、要諦と大切なことは伝わったように思います。
受講者の皆様、準備を担当してくださった担当理事の方々、
当会の師範と会員の皆様、本当にお疲れ様でした。
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講義終了後、参加した会のメンツでお茶会。
神楽のびっくりドンキーにて。
全員、甘いもので糖分補給です。