悠久なる雪月花-Blog Edition-

ライダーやプリキュアの玩具類とゲームを楽しむブログ。

ちーびー戦士 殿様ガンダムEX Jr.

2008年10月07日 | プラモデル

初版はおそらく1993年で、発売当時は定価300円(だったはず)。
2008年9月再販時は400円に値上げされていた。
BB戦士の弟分として、さらに小さく組み立てが簡単なキットとして発売され、ラインナップも武者シリーズに偏っていたBBとは違い、ナイト・コマンド系に集約されていた。その中で殿様ガンダムはラインナップ中、唯一の武者タイプとして登場している。アーマー脱着ギミックを備え、ナイト系の鎧も装備する事が出来る。

ちーびー戦士は組み立てが簡単でギミックも豊富とお子様には魅力的な内容ではあったが、色分けは絶望的にされておらず、イメージどおりに仕上げるとなると塗装が必須であった。当時は既に色プラ趣向に傾き始めており、色を塗って一人前という初代~MSVシリーズの常識は通じず不満を持つユーザーも少なくなかったかもしれない。
しかし、塗装技術を身につけた当時のファンが「今なら作れるかも」と今回の再販に機会を手に取った人も多かったことだろう。私もそういう考えでチャレンジしてみたのだが…うん、発売当時の技術と環境じゃ無理だわw




クルッと回って1回転♪
バカ殿のイメージを強調したデザインとなっております
このようなコミカルなデザインのガンプラは非常に珍しいですよね


まあ、昔のキットなんで可動範囲なんて無きに等しいもんです
しかし付属品は割りと豊富
朱塗の槍・朱塗の扇子・杯楯(サカズキシールド)とまともそうな武器は槍のみ
他は殿様のバカっぽさを強調するネタアイテムとなっています


内部はちーびーフレームというちーびー戦士専用のフレームパーツで頭や手足をつなぎとめています
このちーびーフレームは6種類あるそうで、何番が入っているかはランダムっぽいです
私の殿様は5番フレームでした
(ちなみにスミ入れペンでスミ入れしました)





鎧を装備して殿様ガンダムEXにパワーアップ!
でも中身はバカのまんまだぞw
貫禄は出ましたが、あくまでバカっぽさが増した感じですw
BB戦士の廉価版という位置づけのはずですが、ギミックはBB戦士並ですね
ちーびー戦士には「ちーびーローラー」が付属し、ちーびー戦士を乗せて転がし走行が出来ます
まあ、バランスが悪くてすぐに転倒しますがねw


さて、ちーびー戦士は簡単な構造で組み立て簡単
さらにギミックはアーマー脱着ギミックや変形ギミックなど兄貴分のBB戦士に負けない内容となっています
しかし、やたらと塗装が面倒
という強烈な個性も持ち合わせており、イメージどおりに仕上げようとすると
キット本体より塗料代の方が高くつきます(これはBB戦士にもいえますがw)
ある程度、シールによる色分けは出来ますが、未塗装状態と見比べると
いかにちーびー戦士の塗装が大変かお分かりになるでしょう…;


その中でも、もはや全塗りと言ってもいい胴体部の塗装について解説します
基本的に殿様本体は真っ白けです、色分けなんて皆無です
強いて言えば、ちょんまげが赤いくらいです;

まず、ガンダムマーカーのゴールドを塗ります
豪快に塗りつぶします。ムラが出ないように何度も塗り重ねるのがポイント

次にガンダムマーカーのブルーを塗ります
塗る前にはみ出した金を削っておくと色が混ざる事無く綺麗にぬれます


次に水性塗料で赤を塗ります(メタリックレッドがあれば、そちらの方がいいです)
胸部はシールを貼って隠してしまいますので塗り残しても大丈夫です
ガンダムマーカーのレッドを使わなかったのは、あまり広い面を塗装するには不向きだからです
ムラもできやすく何度も重ね塗りしないと綺麗に塗れない性能なので
ここは水性塗料でサッと塗り上げたほうが早いでしょう
最後にスミ入れをしてシールを貼れば完成です


ちょんまげハロはライトグリーンではなくピンクにしました
なんかピンクの方がバカっぽかったのでw
あと、目のシールですが、左右異なるシールを切り合わせて貼っています
やっぱり目の焦点が合っていない方がバカ殿っぽく見えますからね
カッコよく作っちゃ駄目です、だってバカだからw



さて、BB戦士のお子様アイドル(?)烈丸との背比べ
フル装備状態で軽装状態の烈丸に劣る背の低さ…さすがちーびー戦士と言われるだけの事はあります
ちなみにぶかぶか加減では殿様の勝ちでしょうw


そして現行シリーズの劉備と…って、劉備でけぇー!?
見た目の派手さなら殿様の方が上なのに、シンプルな作りの劉備の方が遥かに威圧的です

というわけで殿様でした
ネタ的には押さえておきたい一品ですが、仕上げるとなるとかなり根気がいります
しかも殿様以上に塗り分けの細かいちーびー戦士もいたりするわけで…
全シリーズを買いだめした方は覚悟して取り掛かってください
私は全部作る勇気と根気はありませんよ;