
・メーカー:バンダイ
・発売時期:2010年5月中旬
・標準価格:3,675円 (税込)
「YES!プリキュア5」シリーズに引き続き、フィギュアーツで「フレッシュプリキュア!」シリーズが始動! その先駆けは敵役だった「イース」様でしたが、満を辞して主人公のキュアピーチが登場した事で、プリキュアのフィギュアーツも波に乗り始めたのではないかと思います。
前シリーズのキャラクター達とは頭身が異なる他、いくつかの欠点を改修する為に「フレッシュプリキュア!」シリーズでは新素体が採用されているのですが、さて今回はどのような完成度になって手元に来てくれたのでしょうか?
まずは「キュアピーチってなんぞや?」と知らない方の為に動画を拾ってきましたので予備知識を養う為にご覧下さい。
べ、別に間違った知識を植えつけ様なんて思ってないよw?
■パッケージ

パッケージ

パッケージ表面・側面(左)

パッケージ裏面・側面(右)

セット内容

フィギュア本体(キュアピーチ)・交換用表情パーツ×2・交換用手首×7・ピーチロッド
写真には写っていませんが、ハート型台座(一部組み立て)が付属しています
■全身




5GoGoシリーズのプリキュアと違い頭身が異なる為、新規に素体を作り起こされています
おかげで造形的にはそれなりに良好のようです
■表情パーツ

表情パーツ(笑顔)
もぎたてスマイルはどんなポーズにも対応しやすく汎用性が高い顔です
見本写真では「コレジャナイ」感がありましたが、現物はなかなか再現度が高く親しみやすいです

表情パーツ(怒り顔)
こちらはバトル用の表情パーツです
激しいアクションポーズや痴漢撃退の時に採用しやすいパーツですねw
多少、瞳孔が開いているような気がしますが、こちらも馴染みやすい出来だと思います

表情パーツ(睨み顔?)
なんだかよく分からない表情パーツです
3種類あるパーツの中で最も使いづらかったです・・・;
コレをつけるよりは口を閉じた笑顔がほしかったですね

キュアピーチはツインテールの重みからアゴが浮いてしまいやすく
ポーズが引き締まらない事が多々あります
頭の付け根後方にティッシュなどを詰め込んで支えにするとある程度対処できます
■可動範囲

可動範囲はあまり褒められるレベルではありません
figmaでは軟質素材を使って対応している所が固めの素材のままなので
十分な可動範囲を確保できていません
肩は精一杯広げても写真の位置で限界です

プロポーション重視の為か肘関節は45度くらいが限界ですが手首の可動範囲が広いおかげで
割と不満を感じない可動範囲を確保しているようです
しかし、肩はfigmaなどと同じく手を前に組むほど狭められません
(つまりEDダンスのポーズ再現は不可能です)

下半身の可動範囲もかなり狭いです
膝関節はあまり曲げすぎるとジョイントが外れてポロリしやすい構造になっています
これをあまり繰り返すと膝が外れやすくなるので注意が必要です

一応、女の子座りが出来るくらいの事はできますが固いスカートのおかげで
股関節の可動範囲の低さに頭を悩ます事があるかと思います
■その他付属品

専用パーツにより、フレッシュ組のお決まりであるハートのサインがしっかり再現できます

「気孔砲!」ではなく「プリキュア・ラブサンシャイン」だってできます

ピーチロッドで必殺技の「プリキュア・ラブサンシャイン・フレッシュ!」も再現
手首の広い可動範囲のおかげで、かなり自然なポーズで再現できます

ピーチロッドのボタン操作も専用パーツのおかげで再現できます

もちろん、他のポーズにも転用できます
■アクションポーズ集






自立できない事はないんですがバランス取りが難しく
その割りに付属の台座は使いづらいので別売りの市販品に頼らないと安定して飾れません
普通に直立姿勢で飾るだけなら付属の台座で間に合うと思いますが・・・
あと、やはり下半身の可動範囲の狭さのおかげでポーズのバリエーションが限られますね;
■オマケ










ごめんなさい・・・マジごめんなさい、笑って許してください;
■まとめ

前シリーズと比べたら、可動範囲に問題点を残してはいるものの、幾分マシになっている様子でした(でなければ、こんな手間を掛けませんw)。
ツインテールの重みでアゴが浮いてしまうというのは、発売前から覚悟はしていたんですが、やはりこれは最後まで気になるところでしたね;
ティッシュ積めではなく思い切って瞬間接着剤で固定(もしくはジョイントを太らせて保持力を上げる)するなどした対応をした方が良いかもしれません。
あと、商品画像と現物のイメージが異なるのが商品にとってマイナス点ですね。
実は現物は商品画像ほど悪いと言うわけではありません。意外とすぐになじめてしまいます。もちろん交換パーツの中には使いづらい表情も含まれていますし、表情の違いにメリハリがないのは不満です。普通に「喜」「怒」「哀」「楽」といった感じで分けてくれればプレバリューは上がると思うんですがね・・・。
可動範囲に関しては、やはり干渉する部分に軟質素材を用いてほしかった。
肩と股関節は、衣装に干渉して制限されていますので、思い切ったアクションが取れないのが残念です。これでは多少動く程度の人形って所ですね。ただ胸元を固定化してくれたのは良かったです。下手に関節を増やしても邪魔になるだけの事もありますので、関節数は減らし、要所はしっかり抑えるという方向性で今後改良を重ねていただきたいものです。
とりあえず、商品画像と現物に差があるようなので、次回のキュアパインも良い意味で期待できそうです。
【関連リンク】
・アクションフィギュア レビュー一覧
・魂ウェブ商店限定 S.H.Fフィギュアーツ キュアルージュ

おしまい♪
ディケイド、セクハラ4連発期待しています♪
いや、どうでしょう?
毎回同じパターンってのは芸がないので、ひねりを加えるとは思います。場合によってはディケイド以外のキャラを絡ませるとか・・・? まあ、期待を良い意味で裏切りたいですねw
>Unknown様
その4文字とwだけで嬉しいです(^▽^)ノアリガトー