湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 「頓写会」が始まる2時間前の「肥後本妙寺」

2015年07月24日 21時00分03秒 | ちょっとした出来事?
昨日(7月23日)、「肥後本妙寺」(以下、「本妙寺」)において
年1回の大法要「頓写会(トンシャエ)」がありました。

  "ありました" と書きましたが、
  私が行ったのは午後5時頃で、
  「頓写会」が始めるのは午後7時からなので、私は法要を見ていません。

人だかり(主催者によると毎年10万人以上の人出)でごった返す前の「本妙寺」に行きました。

「本妙寺」は熊本城の北西にある本妙寺山の稜線に沿って
麓まで境内が縦長に伸びています。
熊本城から境内の中ほどにある「本院」まで、直線距離で約2kmです。

境内入口にある「仁王門」です。

   ※内側から撮っています。
   ※左の店には線香、蝋燭や団扇などが売ってありました。

「仁王門」から参道をみたところです。

   ※本殿はズーッと先の方にあります。

露店が沢山出ており、既に準備万端のようです。

  「雨も降らないようだし、今日の売上は幾らまでいくか」と
    獲らぬ狸の皮算用中かもしれません。

   目にした露店(他にもあったかも)

    イカ焼き、お好み焼き(広島風)、たこ焼き、リンゴ飴、バナナチョコレート、綿菓子、
    ジャンボソーセージ、豚串焼き、レモネード、かき氷、焼きトウモロコシ、
    お面、くじ引き景品、マジックボールすくい、金魚すくい、射的、占い

     お好み焼きの店では、
     ベテランのオヤジさんが、若い衆に焼き方を俄か特訓中でした。

案内板


参道の途中右側に「本院」があります。


中はこのような庭園になっています。

    ※パノラマ風になるように3枚の画像をつないでいます。

また暫く平坦な参道を歩くと、本殿のところまで傾斜がある石段となります。
石段は上り用下り用に分けられています(右側通行)。
本殿のところまで200段近くあり、「胸突雁木(ムナツキガンギ)」と呼ばれています。


石段に挟まれた中央には、「奉納」、「献燈」、「寄進」などと刻まれた灯篭が立ち並んでいます。


「胸突雁木」の途中から振り返って市街地を望んだところです。
中央遠方に「熊本城天守閣」が小さく見えています。


石段を登りきるところの右側に茶店があります。


石段を登り切り、中門をくぐると「浄池廟拝殿(ジョウチビョウハイデン)」です。

   ※この場所に、「浄池廟本殿」、「鐘楼」、「宝物館」などが集まっています。
      大晦日の夜は、家にいてここの鐘の音がきこえてきます。

    年一番(?)の書き入れ時(*)なので、
    寺務所の方々も張り切ってあるように見えました。

     * : 不謹慎な表現かもしれませんが、
        「頓写会」という名は写経をしたことに由来しており、
         "書き入れ時" と表現しても、あながち間違っていないかもしれません。



この場所からさらに石段を300段ほど上っていくと「加藤清正」さんの立派な銅像(**)があります。
昔は家からも見えていましたが、周りの樹木が伸びたのか、今では見えません。
久しぶりに間近で見てみようかとも思いましたが、
肥後の夕凪の蒸し暑さが堪らず、見に行くのは止めました。

    ** : 片鎌槍を右手に携え、長烏帽子形兜姿で台座の上に立っており、
        本体の高さは約10mあるそうです。
        長崎の平和祈念像などを制作された彫刻家「北村西望」さんの作品です。

戻ることにしました。

中門から市街地を望んだところです。

   ※右下の建物では生ビール(500円)や冷やし飴などを売っていました。

     生ビールをグビッと飲まずにグッと我慢して、石段を下りました。


 始まる前に退散したので「頓写会」の賑やかな様子をお伝えできません。

   「日蓮宗六条門流 肥後本妙寺」さんのWebサイトに
   「頓写会(トンシャエ)」の説明と画像が掲載されています。
    スミマセンがそちらをご覧ください。


【本妙寺の場所】