上州沼田からのひとりごと

おまつり、おまつり…。
来年まで、じっと我慢。

茅の輪まつり

2006年08月29日 06時09分50秒 | おまつり
9月1日午後6時、「茅の輪まつり」が須賀神社で行われます。



病疫退散、除災招福を祈るおまつりですが、お守りにはその由来がこう書いてあります。



素戔嗚命が南海に旅された時行き暮れて困窮し、一夜の宿を乞われたが巨旦将来は富裕にもかかわらず
大神のみすぼらしい姿を見て宿を拒み、蘇民将来は困窮していたが泡飯を炊き一夜の宿をつとめた。
大神はその志を嘉し疫病流行の際、茅の輪を腰に蘇民将来之子孫也と称するものは疫病から守ると約束された。
その由緒にならい、御神輿をお守りした白布に蘇民将来之子孫と記し、皆様方の御多幸をお祈り配布いたします。
須賀神社

つまりこのお守りを持っていれば、蘇民将来の子孫だということで、
病疫退散、除災招福を神様が約束してくれるということです。

そのお守りと、おぎょんの時に御輿に巻いたさらしを安産の腹帯として販売いたします。

また参拝者には、巫女さんよりススキの配布があります。

境内には櫓が組まれ、盆踊りも行われます。

このおまつりに際し、須賀神社では振る舞い等を用意してお待ちしています。
ぜひとも、お詣りにお出かけ下さい。

Two-shot

2006年08月28日 05時53分01秒 | おまつり
8月5日午後5時、還幸祭を終えた二之宮御輿は予定通りの時間、コースで担ぎ出されました。



御旅所→本町通り→坊新田通り→愛宕神社折り返し→坊新田通り→中町交差点、ここまでの距離、約814メートル。

中町交差点へ出てみると、グリーンベル21前に、榛名神社御輿が見えました。

榛名神社御輿は、御旅所→天狗プラザ東交差点→材木町交差点→西倉内交差点→下之町交差点→グリーンベル21前までで、その距離、約1150メートル。

どちらも午後5時ちょうどの発御だとすると、そのスピードに相当の差があります。

中町交差点から東原新町祭典事務所前までは、両神社御輿が同じコースを進むことになっています。
このままだと、榛名神社御輿に追いつかれ、尻をつつかれる羽目に。
そんなことを心配する間もなく、二之宮御輿に榛名神社御輿がぴったりと追随する格好になってしまいました。

はたして、二之宮御輿は上之町交差点でみちを譲り、榛名神社御輿が先行することになりました。

その後も、2つの御輿の距離は離れるばかり。
東原新町祭典事務所についたときは、5分以上も離されてしまいました。
レースなら完敗ですね。(笑)



仲良く肩を並べ休んでいる、神社御輿達のツーショットです。

二之宮 棒縛り

2006年08月27日 07時49分30秒 | おまつり
8月5日午後4時、食事会を終えたメンバーが、二之宮御輿の発御の準備に取りかかりました。



御輿の周りにつるされた幣束が風になびいて、すがすがしい感じです。

この幣束、須賀神社内での一般開放の鐘の音と同時にもぎ取られてしまうのです。
なんでもこの幣束を持っていると、縁結びのお守りになるとやらで、若い子に人気があるみたいです。



そして、正面両脇鉄柱に供えられた榊、これも取られてしまうのです。

二之宮御輿は正面にだけ扉付いていますが、これもさらしに巻かれて見えません。
屋根の上の鳳凰は、須賀神社の参道入り口で取ってしまうので、前と後を見分けられる物がなくなってしまいます。
これでは、宮入のとき困ってしまいます。

でも、目印はちゃんとあるのです。

正面両脇鉄柱に巻かれた黒いテープ、ナイショの話ですけどね。


この後、還幸祭も無事に終わり、二之宮御輿は街中に繰り出して行きました。

食事会 連チャン

2006年08月26日 07時24分30秒 | おまつり
8月5日、正午より「祭吉呑気連」主催の食事会がありました。



場所は‘江戸信’。
ビール、焼酎、日本酒。海鮮の盛り合わせ、握り鮨。
疲労回復に効く薬(QPコーワゴールド)を飲みながら。

途中、「祭吉連」会長と総務の酒を持っての来訪(殴り込み?)があり、大変盛り上がりました。

もう交通規制が敷かれ山車が動き始めている2時近くまで、鮨を食べていました。
あぶり寿司、とてもおいしかったです。


そして3時、須賀神社奉賛会主催の食事会がありました。



場所は、‘彦寿し’。
ビール、焼酎、日本酒。海鮮の盛り合わせ、巻寿司。

写真でもわかるように、ここの宴会場は椅子にテーブル。
我々みこしを担ぐ者にとっては、地下足袋を脱がなくても良いのでありがたかったです。

途中、新顔の紹介があり、この後の渡御もあるので厳粛な雰囲気の会になりました。

それにしても3時間あまりの間に、二軒の寿司屋。
もう腹一杯で寿司はあまりつまめませんでしたが、最後に出されたうどんはいただいてきました。
さっぱりして、おいしかったです。

天王石詣り お囃子奉納

2006年08月25日 06時08分44秒 | おまつり
8月4日、籤改め式に引き続き「天王石詣り」が行われました。



天王石詣りについては、以前に書きましたので、そちらをご覧下さい。

天王石に対して5台の山車が揃ってお詣りし、お囃子を奉納するのですが、
一斉に行うため笛師をひとりだけ選ばなければなりません。

その人選の方法ですが、この日に行われた沼田祇園ばやし競演会で、須賀神社氏子5ヶ町の最上位町から選出されます。

本年は、優勝 西原新町、準優勝 東倉内町、3位 材木町と上位3町を榛名神社氏子町が占め、
4位に上之町が入りましたので、そこから選ばれました。

写真でもわかるように、天王石の周りはギャラリーも多く、この場面で笛を吹けるのは栄誉あることです。

このシーンも、群馬テレビで放映されました。

籤改め式 余談

2006年08月24日 06時56分00秒 | おまつり
8月4日、籤取り式に引き続き「籤改め式」が行われました。



籤改め式については、以前に書きましたので、そちらをご覧下さい。

籤改め式の前に、ちょっとしたトラブルが起こってしまいました。

籤取り式会場から5台の山車が移動し、籤改め式会場に整列しようとしたとき、本町通りになにやら町みこしの姿が。
よく見ると、こちらに近づいてくる様子。

あわてて駆け寄って話を聞くと、通過したいという回答。
この時間ここで神事があることは実行委員会で確認済みなので、迂回することをお願いしましたが、
みこしは止まらずどんどん迫ってきてしまいました。

しかたなく、整列し始めた山車を片側に寄せ、通過させました。
この後の天王石詣りで車両通行に迷惑を掛けるので、早く済ませたいのですが。

こんなことがあって、遅れて開始されました。

結果は?

今年の1番籤は、坊新田町となりました。
この時間、坊新田通りでは昭親会主催の「ふるさとまつり」行われており、
この後の天王石詣り後、1番籤をもって凱旋する格好となりました。

籤取り式 余談

2006年08月23日 06時47分09秒 | おまつり
8月4日、「籤取り式」が行われました。



籤取り式については、以前に書きましたので、そちらをご覧下さい。

写真でもわかるように、このときの模様は、群馬テレビで取材され放送されました。

担当の方のお話しでは、今年の沼田まつりでは、30分テープで20本撮られたそうです。
つまり10時間、これを全ての行事も漏らさず、1時間にまとめ上げるということです。

ひとつでも映っていないと、その方々からクレームが来るだけでなく、新聞にまで投書されてしまうらしいのです。
まあ、大変な影響力ですねぇ。

群馬テレビのスタッフさん、ご苦労様でした。


平成18年度 第27回 沼田祇園ばやし競演会

2006年08月20日 07時19分24秒 | おまつり
8月4日、第27回 沼田祇園ばやし競演会が開催されました。



これは、沼田祇園囃子保存会連合会が発行しているパンフレットの表紙です。
加藤達男さん作の「山車人形切り絵」、非常に特徴をよくとらえていて、すばらしいですね。

このパンフレットには、各町の紹介、過去の記録、見所マップなんかもついていて、よくできています。
毎年発行されているので、欲しい方は来年の審査会場でもらえると思います。

ちなみに今年の優勝町は、西原新町でした。



おめでとうございます。

この写真は、今年の競演会のものですが、締太鼓をたたいている人たちが、シャキッときまっています。

このときの様子や、詳しい結果、お囃子に関することは、沼田祇園囃子保存会連合会の公式HPをご覧下さい。

奉賛会大懇親会

2006年08月19日 06時58分25秒 | おまつり
8月3日のおまつりが終わった後、「奉賛会大懇親会」が開催されました。

会場は花街一番街の「地中海」、会費は男子2,000円、女子1,000円。
奉賛会会員の他、氏子町6ヶ町の方々を中心に100名以上が参加。
名前のとおりの、大懇親会となりました。

カラオケのステージ上にもテーブルがセットされましたが、全然足りません。
あげくのはてには、フロアーに直接座り込む人たちも。

あちらこちらで、『乾杯』!。

町内の垣根を超え、臨時同窓会に発展するグループも。



楽しい、楽しい大懇親会でした。

屋根の上の世界 その4

2006年08月18日 06時16分20秒 | おまつり
に組 下之町のまんどうの人形「暫」です。



英語で言うと、「Just a moment」。
歌舞伎十八番中、最も短い名前のお芝居です。

鎌倉権五郎景政という、怪力無双の強さを発揮し悪人どもをやっつける、スーパーマンのようなヒーローの人形です。

顔は紅の「筋隈」、鬘(かつら)は、ムカデの親玉のような「五本の車鬢(くるまびん)」。
頭に烏帽子をいただき、蝶々のような白い力紙をつけています。

そういえば、今年のおまつりで顔に「隈取り」をした人を見かけませんでしたか?