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夏休み体験講座「ミニ掛軸をつくろう」

2010-07-28 11:58:57 | 写真展・観察会ほか

昨年好評だった子供たちの「ミニ掛軸をつくろう」が、今年も開催される。自分の習字作品(半紙)1枚を持って、裏打ちに半日、軸作りに1日、がんばって掛軸に仕上げる。満足げな子供たちの顔が忘れられない。

 

 日  時 : 7月31日(土) 9:30~12:00 裏打ち

        8月 7日(土)10:00~14:00 軸作り

        8月 8日(日)10:00~14:00 軸作り

 募集人数 : 親子8組

 材料費  : 1,000円

 

 主  催 : 土浦市立博物館 (029-824-2928)

 お手伝い : 土浦市拓本同好会

 

          

 

 

 

        予約してね、まだ間に合うかも?

 


虫の世界のドラキュラ

2010-07-23 23:21:48 | 昆虫ほか

シオヤアブ(双翅目 ムシヒキアブ科)

 草むらの中で、中村さん(写真家中村国利氏)の赤い帽子が静止する時は何か獲物がみつかった時だ。シオヤアブの時もそうだった。二人で雑木林を歩いていると、目の前を何かしっかりかかえて飛んでいくアブがいる。

 ススキの葉に止まったと思うとすぐ飛び立って、ピントを合わせる暇もない。中村さんは草むらをかきわけて、しつようにアブを追う。そしてまた赤い帽子の動きが止まる。遠くで私はそのプロ根性に脱帽する。

 シオヤアブはムシヒキアブという虫の世界のドラキュラ仲間の中で、一番ふつうな種類。草かげにかくれて大きな目玉を輝かせ通りがかりの獲物をおそう。そして現場から離れたところでゆっくりと体液を吸収する。だから六本の足は、だきかかえた虫を落とさぬようがんじょうにできているし、体は雲助のように毛深い。えじきになるのは同じ双翅目のハエなどが多いがその他の虫もねらわれる。

 夏のさかり、草いきれの小松林に座りこんでマツケムシを襲う昆虫を記録したことがあった。一日待っても何も記録できず、すっかりいやになった時、風のようにシオヤアブがやってきて毛虫をさらっていった。野外での観察はまず根気が大切だが、年齢を重ねるにつれスタミナが続かない。根性もなく体力もない私はどうしてもナチュラリスト失格である。

         ー 「カメラルポ 虫と」より ー 

 

      

               2010.7.18 筑波実験植物園


とことんセミナー「花と虫のかかわり」 

2010-07-22 09:15:52 | 写真展・観察会ほか

梅雨明けの暑い日で植物園内の観察はどうなることか?心配でした。が小学生たちが元気でいろいろな発見をしてくれて、楽しかったです。

花のつくりと昆虫のからだの構造についてのお話やミツバチの標本を実体顕微鏡で観察し、前翅と後翅が釣り型に組み合わされて繋がっているなど…はじめて知りました

 

観察記録

コミスジ、イチモンジチョウ、ミヤマカラスアゲハ、ツマグロヒョウモン♀、マメコガネ、ノコギリクワガタ、カブトムシ、マイコアカネ、ナツアカネ、コシアキトンボ♂、ニイニイゼミ、アブラゼミの抜け殻、シオヤアブ

(訪花)
スジグロシロチョウ、キチョウ、ベニシジミ、ツマグロヒョウモン♂、コチャバネセセリ、ジガバチの仲間、コハナバチの仲間、ハキリバチの仲間、クマバチ、ヒラタアブの仲間

 

    

           キキョウにハキリバチの仲間

 

   

               ナツアカネ?

     

     

             カワラサイコにベニシジミ夏型      

 

     

 カブトムシの残骸とアブラゼミの抜け殻を、子供たちが見つけたので並べて撮りました。

    

        

                            シオヤアブに捕まったトンボ

 

           


花と虫のかかわり

2010-07-11 12:34:58 | 写真展・観察会ほか

筑波実験植物園で、とことんセミナー「里山の四季」が開催される。

 

  日  時 : 7月18日(日) 10:30 ~ 12:30 

  集合場所 : 筑波実験植物園(℡ 029-851-5159) 研修展示館3階 セミナー室

  学習指導 : 二階堂春恵(植物) 鈴木成美(昆虫)

                            

                        

   参加費無料ですが、入園料 大人¥300は各自ご負担願います。

               (高校生以下、65才以上は無料です)


7月例会「学園都市の自然と親しむ会」

2010-07-07 18:05:16 | 昆虫ほか

7月4日「旅するチョウ アサギマダラの謎」について、筑波実験植物園で開催された。

 

夏の筑波山ではイケマを食草とし、3回発生する。が一方、仏頂山(笠間市)ではキジョラン(常緑多年草)を食べて、幼虫越冬をする。
筑波山では、イケマ(落葉多年草)は枯れるので幼虫越冬が出来ない。5月に母親はどこから…飛来するのだろうか?
なぜ幼虫越冬をしたり海を渡ったり、多様な戦略をとるのか、謎なのです。

 

筑波山でアサギマダラが優雅に翔ぶ姿や霧の中、天候回復を待ちトネアザミにしがみついている様子からは、海を渡るチョウにはみえない。

親が海を渡り、幼虫越冬の北限が北茨城であること、生態を知れば知るほどに謎 ??? が深まる。

でも私にとっては、天女のようなチョウです。

面白いことに、筑波山でマーキングをしたアサギマダラが南西諸島に向かわず、福島県や赤城山で捕獲された例もあつた。

 

              

 

アルカロイドが多く含まれるヒヨドリバナに群がるのは♂。栄養補給以外にも、♀を誘引するためで…

筑波山ではヒヨドリバナも少なくなり、個体数も減っているようです。

 

マーキング(我が家) ♂

   2006.9..25       

 

      次回の学園都市の自然と親しむ会は 
     
9月11日(土)13:30 ~ 15:30 雨天中止


    「どんぐりのなる木とそこに集まる虫たち」

        八田洋章氏 ・ 鈴木成美氏



ハンゲショウ

2010-07-03 01:27:53 | 植物

ゴマダラカミキリが飛来したきのう(7/2)は、夏至から11日目にあたる半夏生であった。

ドクダミの花が終る頃、ハンゲショウ(ドクダミ科)の葉が白くなり開花する。臭気を気にせず花瓶に活けると、涼やかで蒸し暑さを忘れる。

花瓶の中でも節ごとに根を出し逞しく、水を浄化する。