台湾から世界へ アジアの“怪物バンド”Mayday、日本進出への一歩一歩

2015-07-26 14:58:24 | 日記


(映画.com)


 台湾映画が好きなら、Mayday(中国語名:五月天)の曲を耳にした人も多いだろう。青春映画「花蓮の夏」(06)、ファンタジー映画「星空」(11)の主題曲のほか、恋愛映画「五月の恋」(04)ではメンバー5人が本人役で出演している。


 台湾出身の5人組。メンバーはアシン(阿信、Vo)、モンスター(怪獣、G)、ストーン(石頭、G)、マサ(瑪莎、B)、ミン(冠佑、Dr)。高校の同級生を中心に結成され、台湾で1999年にデビューした。その後、中華圏を中心に人気に火がつき、アジア各国で若者の絶大な支持を得ている。


 そんなMaydayが昨秋、日本でベストアルバムを出して本格進出した。年が明けて1月12日。東京?台場で行われたライブは、アジア各地から詰めかけたファンの熱気に包まれた。「台北から東京まで飛行機なら3時間。でもここまで来るのに15年かかった」。アシンは場内を見渡し、感無量の表情を見せた。日本は近くて遠い国。やっとたどり着いた安堵ものぞいた。


 Maydayの人気はとにかくすさまじい。私は過去に中国、台湾、香港に住む中、ファンの熱狂を目の当たりにしてきた。たとえば台北で、ライブチケットの発売日。発券場所となるコンビニ端末には、朝から三々五々若者たちが集まり始める。台北の中心部、筋という筋のコンビニにできる行列。全員がMaydayのチケット目当てなのだ。


 またある時は、台湾中部の台中市で。美術館の企画展にアシンが参加した。入り口から展示室まで、館内にはファンの若者がびっしり座り込み、ひと目彼を見ようと待ち受ける。美術館の女性職員はあきらめたように言った。「これじゃあ建物が壊れるわ」


 香港では武道館規模の会場を2週間連続で満員にし、中国では日本より高額のチケットが飛ぶように売れる。圧巻は一昨年春、北京五輪のメーン会場“鳥の巣”公演。2日間?20万人分が即日で売り切れ、満席のスタジアムが大合唱に揺れた。


 そんな彼らは日本文化の影響を少なからず受けている。好きなミュージシャンにMr.ChildrenやB-zを挙げ、GLAYやflumpoolと親交を温める。村上春樹の小説名「神の子どもたちはみな踊る」をアルバムのタイトルに掲げ、アシンは日本旅行の指南本も出版した。


 それでも日本進出に時間がかかったのは、やはり言葉の壁のせいかもしれない。楽曲の魅力の一つは、主にアシンが書く歌詞だ。青春の悩みや葛藤を丁寧にすくい上げ、「Maydayは君たちのそばにいる」と寄り添う。メンバーが30代になってもファンは若返りを繰り返し、増え続けている。そんな魅力が、言葉の違う日本では伝わりにくい。


 台場での公演の最後、アシンは客席に語りかけた。「Maydayはずっと、世界の誰もが理解できる歌を書こうと思ってきた。目標が達成できたか分からないけれど、どこから来た誰でもこうして一緒に歌うことができる。ありがとう、みんな」。日本版ベストアルバムに収録された新曲「一歩一歩(歩歩)」。タイトルには、メンバーの思いがにじんでいる。


 開催中のツアーの模様を収めた3D映画 Mayday 3D LIVE MOVIE「NOWHERE ノアの方舟」(日本語字幕付き)は2月8日(土)から、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、TOHOシネマズ なんばで1週間限定公開される。(遠海安)


強制動員した日本企業 26社が存続=韓国政府機関が確認

2015-07-21 18:53:59 | 日記
 【ソウル聯合ニュース】韓国の政府機関「対日抗争期強制動員被害調査および国外強制動員犠牲者ら支援委員会」は6日、日本による植民地時代に朝鮮半島から女性を徴用し強制労働をさせた日本企業のうち存続している企業は26社で、徴用の被害者は370人と発表した。

 委員会は2005年2月から2008年6月末まで申告を受け付け、徴用被害者と判定された1419件を分析、検証した。その結果、559件が強制的な動員で、370件の被害は現在ジェームス存続する企業によるものと確認した。

 被害補償の訴訟を起こすには、当該企業が今も存在していなければならず、強制動員の証拠を提示して被害事実を証明する必要がある。委員会が被害事実を確認したことにより、訴訟拡大への基盤ができたことになる。

 被害者は1938年5月から1945年8月までの間に徴用された。その多くが10代の若さで日本と海外の紡績工場や炭鉱で強制的に重労働をさせられたが、賃金はまともに受け取ることができなかった。炭鉱で働かされた女性の中には、坑道内できつい仕事を強いられた人もいる。

 日本企業が徴用した先をみると、19社が日本、5社が朝鮮半島、1社がサハリン、1社は朝鮮半島と日本の両方だった。

 企業別では不二越が114人で最多。三菱系に徴用された人が54人で、このうち三菱重工業が42人だが、一部の被害者は補償訴訟を起こしている。鐘淵紡績(後のカネボウ)も42人。このほか、三井系や住友系の企業も含まれている。