エヌのブログ - 永田町激動記 & 東日本大震災記録

2011.8.30新首相誕生に伴い、≪エヌのブログ - 東日本大震災記録≫を、( ↑上記↑ )に改題

1ドル50円時代の到来 !!!  ドル買い円売りの市場介入は効果薄

2011-08-08 20:33:27 | 激動の永田町
1ドル50円時代の到来 !!


白象の気まぐれコラム
「1ドル50円時代を覚悟せよ」とするエコノミスト浜矩子さんの意見に同感(作成日時:2010/09/17 06:42)  より

写真上は 文芸春秋2010年10月号に載った「1ドル50円時代を覚悟せよ」と題するエコノミスト浜矩子さんの論文で とても興味深い内容でした。 結論として 現在の円高傾向はドル暴落の前触れに過ぎないとするエコノミスト浜矩子さん・・・

文芸春秋10月号に載った浜矩子さんの説をまとめると以下です。

1.日本はデフレが止まらず、成長率も低く、失業率も下がっていない。財政赤字も膨大で国の借金は900兆円を超えた。日本経済のどこにも円が買われる材料はない。

2.にもかかわらず、円がドルやユーロに対して独歩高になっているのは、60年以上続いてきた世界経済の戦後型秩序がついに崩れつつあるからだ。

3.現在の円高は、急速な「ドル安」により起きている。

4.戦後の米国経済は海外からの膨大な借金(投資)で貿易赤字の問題を覆い隠し、借金をテコに国内消費を支えていたので「粉飾経済」に似た状態を続けていたのだが、その化けの皮が剥げはじめた証として今日のドル独歩安となっている。

5.ドルの値打ちは、米国経済の実力に見合うレベルにいずれ下落するのが当然であり、どの辺りが適正な水準かといえば「1ドル=50円」がいいところだろう。

6.こうした状況で、円高を防ごうとして、日銀がドル買い円売りの市場介入をしても グローバル時代の巨大な為替取引の規模を考えれば効果はほとんどない。日銀の政策金利は既に0.1%にまで低下しているので更なる金融緩和の手立ても効果もない。

7.重要なのは円高回避ではなく、ドルが暴落し「1ドル=50円」となっても困らない対応策を考えることであり、その姿勢がないと日本は行き詰る。

8.必然であるドル暴落に対抗して世界各国が保護主義や通貨切り下げに走るなら、世界大恐慌が再来し第三次世界大戦となる恐れもある。


    ◇    ◇   ◇

円相場(ウィキペディア)より  図:対ドル為替レート(1950年以降)



社会実情データ図録  円の対ドル・対ユーロ為替レートの推移 より 



松田哲さんの米ドル/円相場大予想! 1ドル=65円を目指す大きな流れとは? より 米ドル/円 月足
2010年08月16日(月)東京時間 19:09


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