エヌのブログ - 永田町激動記 & 東日本大震災記録

2011.8.30新首相誕生に伴い、≪エヌのブログ - 東日本大震災記録≫を、( ↑上記↑ )に改題

第三の敗戦 A級戦犯は菅直人だ

2011-05-05 14:05:44 | 菅_宰相不幸社会
官邸緊迫の10日間
第三の敗戦 A級戦犯は菅直人だ

政治ジャーナリスト・浜口高明
文藝春秋 2011.5 より、一部抜粋・掲載


被災地支援の遅れ、原発対応や計画停電を巡る混乱。この国のリーダーはあまりに致命的なミスを重ねた--



だが、1979年にスリーマイル島原発事故を経験している米国は、事態の深刻さを察知。早くも事故翌日の12日、「できることがあれば何でも協力する」と、米軍派遣の用意があることを首相官邸に伝達した。防衛省も同日、自衛隊派遣の意向を伝えた。

しかし、官邸側はあろうことか、「まずは警察や消防で対応する」と、これらの申し出を断ってしまう。一刻も早い対策が必要な原子力災害では許されない、致命的な判断ミスだった。



12日午前6時すぎ、菅は官邸屋上のヘリポートから福島第一原発の視察に飛び立った。震災対応の司令塔が、放射線漏れの可能性を指摘される施設へと向かう無謀さに、周辺からは異論が続出。東電側が対応に時間を割けば冷却作業に遅れが生じるとの懸念もあり、一時は中止情報も流れた。しかし、菅派視察を強行。・・パフォーマンス以上の意味はなかった。

この日の午後、官邸で行われた与野党党首会談。菅は「一部セシウム等が出ているけれども、水をつぎ足したし、格納容器で囲まれているから、これ以上、メルトダウンのような危機的状況はないんじゃないか」と、東電に吹き込まれた甘い見通しを披露した。

「メルトダウンの危険性もある。避難範囲を広げるべきだ」。社民党党首・福島瑞穂が求めても、同席した枝野は「東電や原子力安全・保安院から、現状で十分だと聞いている」と、取り合わなかった。

ところが、党首会談中の午後3時36分、福島第一原発一号機で爆発が発生し、原子炉建屋が損傷、作業中の東電社員ら4人が負傷する事故が起こった。



深刻な事態にうろたえて感情むき出しい動き、不必要に国民の不安をあおるトップリーダー。官邸で菅の醜態を目の当たりにした政府関係者は「これは人災だ。東電の体質に問題があるのはみんな分かっている。制御できない菅が悪いんだ」と頭を抱えた。



危機に臨んで周囲に当たり散らし、国民の不安を増幅した菅に、復興という大事業を担う資格はあるのか。日本を再生するに当たり必要なのは、宰相の名に値しない人物を一刻も早く退場させることなのかもしれない。(文中敬称略)

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全文を読まれることを勧めたい。


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