野田潰しを計画したのは仙谷 本音は自分が総理になること

民主党の代表選挙、本命と言われていた野田は、ここに来て怪しくなってきた。本命から外れそうだ。

実は、そうなるように仙谷は最初から計画していた。野田を甘い言葉で誘い恩義を売り、そのうち周りが野田を潰すことを読んでいたのだ。自分の手を傷めず、野田潰しを成し遂げた。

前原グループに所属する仙谷は、前原の欠点をよく知っている。

前原は、何事においても出だしの威勢は良いが、それが引き起こす複雑・困難な事態を予見できず、その結果、すぐに行き詰まってしまう。例え代表選で勝利し前原内閣が誕生しても、スタート時は好感をもって迎えられるが、半年も経たないうちに行き詰まるだろう。

今回は来年９月の民主党代表選挙までのつなぎ内閣なので、仙谷は前原を温存し、その時に前原本格内閣を作ると言って、前原を抑えてきた。

しかし、野田の低迷ぶりを見て、ナルシスト・自己過信の前原は、もう我慢が出来ない。今回出たくてしようがない。仙谷が前原をどのように抑えるか、注視しよう。

仙谷の本音は、今回、自分が立候補して代表選挙を戦い、総理になることだ。あんなバカな菅でさえ総理を務めたのだから、自分が総理にならないとプライドが許さない。それにやはり総理の座が目前にちらつき出したので、権力亡者の仙谷もじっとして居れないのだ。