エヌのブログ - 永田町激動記 & 東日本大震災記録

2011.8.30新首相誕生に伴い、≪エヌのブログ - 東日本大震災記録≫を、( ↑上記↑ )に改題

野田財務相は経済音痴 ・・・ 「増税」=「財政再建」=「未来への責任」は、論理的に破綻

2011-08-09 19:07:02 | 野田佳彦
1000年に一度の大地震・大津波、起こってはならない原発事故。国のトップは先ずは被災地の復旧復興と原発事故の収束に全身全霊を投じるべきだろう。

しかし、菅首相は違う。国民の不幸を自分の延命に利用することに専らだ。夫婦そろって官邸に籠城し、初孫の誕生も官邸で迎える計画だそうだ。公私混同・私物化は甚だしい限りだ。

トップもそうなら、財務大臣も似たり寄ったりだ。米ドルの危機、ユーロの危機、円は76円台の超高値、世界各国の株式は連鎖暴落・・・、誰もが世界恐慌を心配する。

ところが、わが国の野田財務大臣は、深刻な経済の対策そっちのけで、ポスト菅の代表選挙にどう戦うか、そのことで頭が一杯のようだ。


野田氏は体も顔も大きく、頭もでかい。しかし、中身は疑問符だ。少なくとも、経済・財政・金融に限って言えば、素人同然。語る言葉は、本人作のダジャレ以外は、財務省が用意した原稿の棒読み。

増税論者がしばしば口にする「財政健全化への取り組みを先延ばしにすることはできない。財政再建は未来への責任だ」、これは財務省の言葉だ。

財務省は財政再建最優先、瀕死状態にある日本経済と国民にも重税を課し税収を上げようとする。そんなことをすれば、消費は減り企業は倒産し失業が増える。税収は逆に減る。財政再建が出来ないばかりか、さらに大きな負債を子孫に押し付けることになる。

「増税」=「財政再建」=「未来への責任」は、論理的に破綻している。

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右往左往の無能政権 野田財務相 代表選出馬表明を急きょ取りやめ
日刊ゲンダイ 2011年8月9日 掲載

  ポスト菅に気もそぞろのくせに「今は職務に専念」だと

民主党の野田佳彦財務相(54)は9日午前、日経平均株価が9000円を割り込んだことを受け、予定していた民主党代表選への出馬表明を急きょ先送りする意向を明らかにした。財務省で記者団に「今は本当に大事な時期なので、まさに職責を果たすことに尽きる」と語ったもの。

仲間内からは「間が悪すぎた」なんて声が漏れていたが、ハッキリ言っててんで状況が読めない男だ。この日の大暴落は市場関係者の誰もが恐れていたことだ。

それなのにポスト菅に気もそぞろの野田は、昨夜の時点ではグループの幹部に「いよいよ出馬表明する」と語り、高揚していた。だから9日の朝刊各紙は1面で「野田代表選出馬へ」と報じた。10日発売の月刊誌「文芸春秋」には、「わが政権構想」と題した論文も寄稿している。

景気がこんな状況なのに、権力闘争しか頭になかったことになる。それが大暴落で冷水を浴びせられた。このドタバタだけ見ても首相の資格なしである。

「党内からも『なぜこんな大事な時期に……』という声がしきりでした。先週末の米国債の格下げや欧州の財政危機で、世界経済が危機に瀕している。日本経済はお先真っ暗で、財務大臣ならば、円売り介入を続けたり、景気対策を打ったり、日本経済の混乱回避に向けて各国と議論するなど、やるべき課題は山積みです。代表選どころではありません。仲間内の議員からも『何を考えているんだ』と批判の声が上がっていました」(民主党幹部)

6月上旬の朝日新聞に「野田擁立」の記事が出て以降、会見では「職責を全力で果たすのみ」「報道には違和感を覚える」とケムに巻いてきた野田だったが、ここにきて出馬表明を急いだのは焦りだ。

「当初、本命視された野田さんは『どっしり構えて最後に出馬表明すればよい』とタカをくくっていたようです。ところが馬淵前国交相が、先月からメディアに出演し、出馬表明までしたことで焦りだした。各紙の世論調査の『次期首相候補』でも、地味な野田さんは下位に低迷したまま。これ以上は引き延ばせない、お盆前には出馬表明して党内の地盤を広めていかなければ、と考えたようです」(民主党中堅議員)

状況が見えない男に首相になられても、国民には迷惑な話だ。





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