Yの雑記帳

山歩き、MTB、天文、写真など、
興味あることについて、つづってみます。

オリオン大星雲

2009-10-25 18:44:36 | 天体
昨日の流星の撮影を兼ねてオリオン大星雲も撮影しました。
簡易赤道儀を使って撮影しましたが、300mm望遠では1分あまりが限界です。
カメラ:キャノン5D MARKⅡ
レンズ:300mm
絞りf3.3
ISO:800
露出:70秒
撮影地:上市町伊折地内

オリオン座流星群

2009-10-25 06:24:51 | 天体
今、話題のオリオン座流星群の観察に出かけました。
日中は曇り空で諦めていましたが、天気予報で深夜0時から晴れマークが出てましたので、ダメもとで夜9時に家を出発し、お手軽観測地の上市町の山間部に出かけました。家から車で1時間以内の場所で標高は500メートルくらいですが、富山市内で見る空とは雲泥の差です。
流星も出現のピークを過ぎていたので、あまり期待は出来ません。
30分も外に立って空を見上げていると、流石に寒さが身にしみてきます。
暖を取るため車に乗ったり降りたりしながら写真撮影をしました。
結局2時間くらいで肉眼では、3個確認出来ましたが、写真には小さな流星を1枚写すことが出来、取りあえず記録写真が撮れて満足です。

流星の部分をトリミングしてみました。流星は肉眼では一瞬で判りませんが、色が付いているんですね。

2009皆既日食

2009-08-01 14:08:36 | 天体
本日よりブログをスタートします。

7/20~7/23中国へ皆既日食の観測ツアーに家族で出かけました。
※皆既日食観測候補地選び
日本で46年ぶりに観測できる皆既日食と言う事で、昨年からどこで見ようかと候補地を検討しました。
日本で見れると言っても皆既日食になるのは、トカラ列島、種子島、屋久島、奄美大島などですが、皆既日食帯の中心になるトカラ列島では、6分にもわたる皆既日食が観測できる最高の観測地であることが分りました。
種子島、屋久島、奄美大島では、2分~3分程度皆既日食になるので候補に上げました。
まずは皆既日食ツアーが無いかと、昨年末からインターネットで検索したのですが、今年の2月に入ってから、ツアーの募集が出てきました。
日食の中心食帯にあたるトカラ列島に関しては、費用や滞在日数に無理がある事で、候補から外し、種子島、屋久島、奄美大島のいずれかにしようと色々検索していたところ、上海皆既日食ツアーの文字が目に留まりました。別に日本にこだわる必要も無い、要するに皆既日食が見たいのです。
上海について色々調べて見ると、日本から交通の便(飛行機の便数)が良い日本より梅雨明けが早く、晴天率が高い。皆既日食帯の中心になるので、約6分の皆既日食が観測できる。費用が安い。以上の観点から、候補地を中国上海に決定しました。
さて候補地がきまり、あとはどこのツアーに申し込もうかと検討した結果、上海から出来るだけ離れた場所(大気の良い場所)で観測出来、尚且つ天候に応じて場所を移動すると言った内容のツアーが見つかり、その旅行社のツアーに参加する事にしました。

※出発
7/20朝5:30自宅を出発し東海北陸道で名古屋国際空港へ。
14:55発の中国東方航空便で上海へ(約2時間30分のフライト)

※観測地視察~観光
7/21上海のホテルを出発して約120Km離れた烏鎮へバスで移動(高速道路)約2時間半、皆既日食を観測する広大な果樹園にてトイレや観測、撮影場所の確認をした。
 とにかく暑い、当日、上海では最高気温40度を記録したとの事、
 普段から汗かきではない小生だが流石に汗だくになる。
 烏鎮ホテル泊
 夜は雷雨で稲妻が走り明日に不安が残る。

※皆既日食 観測当日 
 天気 小雨
7/22朝5:00ホテルモーニングコール
   5:30 朝食はパンと豆乳
   6:30 観測地へ出発
 観測地にはホテルよりバスで10分位で到着
 観測、撮影ポイントは雨を考えて、雨宿り出来る通路脇に決める
 日食が始まる8:22までは時間があるのでのんびり待つことにした。
私たちの周りは同じ旅行者のツアーの日本人が多かったが外人さんの姿もあった。  
空のほうは相変わらずどんよりとして、時折激しい雨が降る梅雨の状態。
当地での日食は8:22から始まり10:59で終わり、皆既状態になるのはは10:30過ぎ の予定。
10時も回りもうかなり太陽が欠けているのかなあと想像しながら完全に諦め、後は空が暗くなって行く様子でもせめて映像に残そうとビデオをセットして、定点撮影を開始した。
そうこうしているうちに周りで歓声が起こったので空を見上げると、なんと雲の 切れ間から太陽がのぞき始めているではないか。妻と子供は早速カメラを三脚に セットして撮影開始、シャッターは子供が押し妻がサポートしているようだ。 
私もうかうかしていられない。慌てて赤道儀のセット極軸を合わせたり、望遠レンズをセットしたりしているうちに、周りでまた歓声がおこるダイアモンドリングになった。
なんとか肉眼では見たのだが、撮影には間に合わなかった。
そして皆既日食になり、もう人の顔も見えない夜の状態で、カメラのセットもカンで行った。
なんとかセットが完了し、皆既日食状態と2度目のダイアモンドリングをカメラに収める事が出来ました。
おそらく殆どの人があの状況で皆既日食が見えるとは思ってなかったでしょう。
ほんとうに奇跡というか神がかり的なものがあったと思います。
日本からはるばる本格的な重い機材を持ってきていらっしゃる方もおられましたが、やはり機材のセットに時間が掛かり、上手く撮影出来なかったと残念がられていました。
時間がたっぷりあったのだから、たとえ撮影は無理な状況であっても事前の準備は必要であった。
教訓として最後まで諦めてはいけないと言う事を今回つくづく感じました。

※帰国
7/23上海空港にて10時52分発 中国東方航空便にて名古屋国際空港へ

最後に今回の日食観測は本当にラッキーでした。
日本の観測地では殆どダメだったみたいです。上海でも雨でしたし、その中で皆既日食が観測出来たのは運が良かったとしか言えません。
また上海の街に関しては、東京以上の高層ビル群、高さ492mもある超高層ビル、8万人収容出来る体育館、リニアモーターカー等スケールが大きく驚かされる事が沢山あり社会勉強になりました。