日本共産党 吉岡正史のページ

日本共産党中央委員会・党建設委員会に勤務。時々、思うことをつづります。

政治資金と近代民主主義のあり方を考える

2008年06月10日 01時56分00秒 | 国際・政治

突然の雨、やんだかと思えば突如差し込む太陽光…

09jun03

めまぐるしく変わる天気の中、昨日も狛江で自転車を走らせ、各地で宣伝や訪問活動を行いました



ある訪問先では、出てこられた女性の方と玄関で30分もの立ち話に…

「選挙の時には『身を粉にして国民のために尽くします』なんて言いながら、当選したとたん豹変する人が多すぎる。杉村太蔵って自民党の若い人だっけ?当選したとたんに『接待されるのが楽しみ』なんて言ったりして…。庶民生活の感覚が分かる人が過半数になるだけで、政治はガラリと変わると思うわ」

苦しい生活が国民全体を包む中、それをよそ目に接待・献金づけの政治家への批判!私も「本当にその通りですね!」と、自然と相づちをうっておりました

いくらまじめで、庶民に近い感覚を持っていたとしても、自民党や民主党などの政治家の皆さんには、構造的に国民感覚を喪失させるしくみがあると思います

それは、大企業から献金を受け取っている、ということです。そのことが、当選後に“豹変”させる原因の1つに思えてならないのです



大企業は、それ自身、選挙権を持っていません

しかも、利潤追求のために活動しているのが大企業…

そこからお金を受け取ってしまっては、選挙でいくら国民むけの公約を言っても、大企業の利潤を優先させた政治を行うようになる…

さらに、国民の税金から支払われる政党助成金の問題もあります。これも、国民の意思に関係なく、議席数に応じて各政党にばらまかれています

こうした構造がある限り、本当の意味で国民のために尽くす政治を実現させることはできないのではないでしょうか?



私たち日本共産党は、大企業や団体から1円の献金も受け取っていません

政党助成金も、憲法違反の制度として、私たちは受け取りを拒否、制度廃止を要求しています

私たちの財源は、党費・機関紙読者の方からの購読料など事業収入・個人の方からのカンパ

つまり、私たちの党の政策を応援して下さっている方々からの浄財が、活動資金の源泉なのです

支持者を広げ、そういう方たちの支えによって政党活動を行う…。このあり方こそ、近代の議会制民主主義の本来の姿だと思うのですが…

残念ながら、日本共産党以外の他の政党は、企業・団体献金、さらに政党助成金を有力な収入源として活動している…

絶えない政治汚職のニュースが流れるたび、この構造にメスを入れる必要性を感じます

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