零狐乃助のまいぺ~すブログ

このブログは管理人零が管理する個人的なページであり、LEGOJAPANさん等とは一切関係有りません。

第五話:Readiness-覚悟-

2007年11月30日 22時27分44秒 | 「The guards」
駄目だ。今日は何もかもが苛々する。
あんな激しい戦い、何もかも見透かすような父の言葉。
大概苛々が募るし、謎が多すぎる。今ならいつでも死ねる気がする。
箸を置き、澪を手に取り、フェルウも連れて部屋へ向かった。
フェルウはまだ飯の途中で、不満の残る表情ではあったが、今と成っちゃそんなことは二の次だ。
「もういい、率直に聞くが、お前は何に狙われてる!?」ベッドに叩き付けて問うが、フェルウは冷静を装ってるかはたまた実際に驚くことでもないのか、ポーカーフェイスで首を振った。
「本当に何も知らないの!私は・・ただ・・・」目に涙を溜めて答えられ、やっと冷静を取り戻した。
まるで鬼のように角でも生えていたかのような錯覚に陥るほど切羽詰っていて、こんな事してしまった・・・と素直に謝った。ベットの下の地べた、手のひらと共に頭をつけ、自分に出来る最高の謝罪だった。
「DVもそんな感じなんだって・・・殴るだけ殴って涙とか、表情とか・・・やっと罪悪感を感じて・・・馬鹿らしいよ。私は、護って貰ったお礼に三度バッグになる位出来る・・・謝らなくていいよ。」
大人だ。俺なんかより何千倍も何万倍も大人で・・・心配になった。
全く可愛げが無い。彼女はきっと他人よりも多くの苦痛を味わって来たに違いない。そんな環境が彼女を変えてしまった。
「おいおいおいおい・・・grandma(※1)?どういう頭してんだ?もっと普通の感性で話せよ、ココでは俺を怒鳴り散らすとか、お前このままじゃ成人する前にwrinkle(※2)で顔が埋め尽くされちまうぜ?」
「・・・普通の感性で話す?・・・・・・馬鹿言わないで!私は貴方みたいに良い環境で育ってないの。毎晩毎晩犬みたいに鳴かされて涙を流せばいっそう酷く鞭が撓る音を私の体で奏でて、終いには血まみれになっても尚死ぬことは許されず・・・毎日夕方になるとウチから出稼ぎに出て・・・帰ってくると泣きながら謝ってくる親。有難う・・有難うって。
私が求めるのはこの苦痛から開放されること・・夜が怖くて嘔吐する日もたくさんあった。
分る?こんな暖かい場所で育った貴方に私の苦痛が・・・」
あり得ない。こんなこと・・・・偽善じゃなくて、本気で人を護ろうと思った。
何もかも悟った今でも逃げる気はない。

その日の内に俺は家を出た。
全て・・・・そう、全て片付け、帰る場所も、迎えてくれる人も、全ては澪、コイツのみで、これが、俺の本気の覚悟の表し方だから。

to be continue…

ごめんなさいね、一日で二つも更新して(汗
まぁいつもの講座で~
※1:おばさん
※2:しわ

第四話:Return-帰宅-

2007年11月30日 21時32分03秒 | 「The guards」
いろいろなことを考えていた。
だから頭はごちゃごちゃして、逃げ出したくて、フェルウを見捨てようとも思った。
今までの喧嘩なんて、今回の件に比べれば、広大な砂漠の中の塵の様な些細な事に感じた。
体の節々の痛みは本物で、とりあえず落ち着きを取り戻そうと家へ向かい歩き出した。
「フェルウ・・今からウチに行く。アンタはどうする?
さっき見たとおりの成り上がりの調子者に身を任せてこの世からさっさとオサラバするよか、もっとまともな奴を選ぶのが懸命だと思うが・・・」
面白くも糞もない些細な興味で首を突っ込むには荷が重過ぎる。
突き放して開放されたかった。
「大丈夫。貴方は強いよ。
それに・・・初めてだったもの、本当に護って貰ったのは。
やっぱり、本物のガーディアンなのね。」
多少は嬉しかったが、別におれ自身、自らの身をふつふつと煮えたぎる火山に身を投じてまで偽善を突き通す気はない。
何か問題が起きろと願っていたらなんと言うわけかウチの前にいた。
鬱蒼と生い茂る森に囲まれた、レンガの家、見慣れている場所で少しほっとした。
「あら、カルトス。その子は?」
「母さん。おかえり。この子については又後で話すからウチにはいってもいいかな?」
今までに誰も見たことの無いであろう笑顔を振りまき、どこか刺々しい話し方も非常に柔らかくなっていて、フェルウの顔は驚くほどにゆがんでいた。
フェルウが俺に耳打ちで「貴方マザコン?」と聞いてきたのも無視し、家のなかに入った。
丁度夕食の支度をし、パンを買ってきたようですぐに飯を平らげ、フェルウの事について話した。勿論綺麗に着色し、二人には隣町からの迷子という事にしておき、明日届けるといっておいた。
隣町は物騒な所なので嫌でも親が武具を与えてくれる、俺の目的はそれだった。
「カルトス。お前・・・・本当に明日いくんだな?」何度かこんな事もあったし、別に珍しいことでもないのにやけに腑に落ちない聞き方をされ、少し不機嫌だったが、さっきと同じ優しい口調で明日届けると確認した。
そのことを確認した父が大事そうに箱を出した。
ガキの頃に触ってこっ酷く怒られたものだ。
「これにはかつての友と共に鍛冶屋として生きようと誓ったときに師としていた方から貰った鉄で打った友の最後の仕事の結晶、澪。・・・これを授けるから、かえって来いよ。」
「分ってるよ。父さん・・・・・」

to be continue…


本日はあんまり更新ネタの無い恐怖です(汗

2007年11月26日 19時38分10秒 | その他

とりあえず久しぶりの画像ですのでご勘弁を!
色々あって今更新が非常にし辛いので今日はネタを一本載せて終わりです。


          

ジャッキム強化パーツ、通称スキー君です。
詳しくは明日辺りに載せますが、この手の宣言はあんまり期待しないで下さい(汗
でわ~


久しぶりに無駄なひらめきだ!

2007年11月24日 20時07分46秒 | その他

最初に・・無駄なのはいつも通りですよw
ちょこっと・・・・ハイ。KANTAがニクル用メルマガとか欲しいな、とか言ってて、メール・・かなんか面白そうだな。と思い、こんなの考えて見ました。
名付けて・・・「週刊 オレのニクル道!!」
どういったものにするかと言うと、まずは、この週刊 オレのニクル道の会員となってもらいます。
モチ、会員費などはかからないので心易しければ問題ではないですが、詳しくは後々・・
そして、その会員の方全員に毎週ニクルアンケート(共通)を配信します。
そして、それを皆様にそれ専用ブログを通じて配信し、少しでも沢山のニクラーの方の方を理解していただこうという企画です。
えっと・・・一番の問題点といえば会員の方のメリットがないこと・・?それについてはそのうち考えてみます。(汗

デワ、会員希望の方は此処から下の規約に同意して下されば、どんな手段でも構いません。
管理人に会員になるということとメールアドレス、HNを伝えてくださりますようご協力お願いします。

~~~~~~~~会員規約~~~~~~~~
毎週月曜日にアンケートを配信します。答えについては、公開日の前日(土曜日)までにお願いします。
又、返答できない場合はそちらも返答期限までにお伝えください。

毎週配信するアンケートに対しては、一文の返答でも構わないので、まじめに返答ください。

先程も言った様に得点などは今のところ企画しておりません、予めご了承ください。

自分のサイトのアピールも行いたい場合は最初の会員希望の際にお伝えください。

退会なさる方に関しましてもこちらにお伝えください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

皆様のご協力お待ちしております。


悲しいことは続くんですね。

2007年11月22日 23時19分41秒 | その他
また一人ニクラーの方が消えていきました。
やはり悲しいものですね。
消えては現れ消えては現れ・・・その繰り返し。
現れたときは嬉しいですが、消えてしまうときほど悲しいものはありません。
それが今回のようなケースだった場合は特に。
ハイ、ついにコピさんまでニクル界から姿を消しました。
幾度かオフをし、互いに高めあい、とても親しくして下さった方でしたのでその悲しみは並大抵のものではありません。
やはりオフというのはとても大きいようです。
ただ、正直に言うと薄々勘付いている所もありました。
だからこそより悲しいのです。
分かっていながらまともに顔を出すこともせず、放置していた俺のせいでこうなってしまったんじゃないかな・・と、悲しみというよりは怒りに近い心境です。
自分に腹が立つというのはこの事なのでしょうね。
皆さんは、そういうことがないように・・・・無駄な後悔をせずにすむように周りに気を配り、助けてあげてください。
デワ今日はこれで占めさせていただきます。明日は作品公開をしようかな・・・と思っていますのでしばしお待ちを。

本日はネタ一気に2本放出です!

2007年11月20日 23時15分09秒 | カートゥンレポート

そういうわけですw
んで、先に言いますと、まずBLACK LAGOON7巻レポート、そしてかなり遅れながらですがスクエアジャンプの方も一応やっと来ます。
まず本日購入してきたBLACK LAGOON7巻についてですが・・・・一言で言いますと「あぁ・・・どんどん悪党になっていくなぁロック(笑」と言う感じでしょうか?
あんまり深く書くとネタばれ注意ですが、なにかとロベルタ事件でのロックの台詞は「面白い」だの何だので凄く大人になったロックが見れますよ(笑
そして他にも色々思うことがあったりでまず・・・張さんが本気で格好良いんですよ7巻。
ただ、5,6巻で目立ちすぎた為か姉御(バラライカ)の登場シーンや、戦闘シーンの少なさは多少虚しさを覚えちゃったりしますね(涙
もっとも、その際に立ち読みしたサンデーGXではしっかりこってり戦闘してたんで8巻が楽しみです^^


そしてお次はスクエアです。
実は発売日当日に部活サボってまで買いに行ったのですが、時期を逃していたのでここで便乗という形で紹介させていただきます。
ただ、時間も時間だったり、明日がテストだったりするので印象に残ったののみの紹介とさせていただきます。
まずは、言うまでも無く「ロザリオとバンパイア-season2-」ですよ!
やっぱり画力の高さ、構成力の高さには目を引かれるものがありますね。
にしても半年も休校なんて羨ましいですよ。(笑
いっぱい遊べるじゃないかぁw
そのクセ萌香さんに会いたいから学校再開ハッピーなんてどんだけ~(笑
んでいきなり二年生、色々あるけど最近あの漫画やけにエロくなって行ってる気がするんですよね(汗
でもアニメも見る気です(ようつべorニコニコ)でw

次、テガミバチ!
これまた高い画力と構成力は衰えず、良い意味で一番昔から変わらず引き継がれた感じです。
ブログはかく人のココロですから(笑

次、クレイモア・・・と言いたい所ですがあんまり印象に無いのでギャグマンガ日和のほうを。
・・・・・ガリ麻呂マロンwこれ一言で占めさせてもらいます。(汗

そして・・・今回の創刊で一番の収穫は俺の好きなタイプの漫画見つけられた所ですかね。
それが「ティスタ」と言うものです。
色塗り技術、表情の描写・・・・そしてストーリーの面白さはロザバン、テガミバチと肩を並べるほどつぼにクリティカルしました。
唯一、スコープなのにリボルバーの所を除いては・・・
デワ長々と失礼~


お知らせです。

2007年11月19日 18時20分37秒 | その他
実は今回は良い知らせです。
例えばPCが直ったとか、何もしてないのに急にモニターが蘇生したとかw
つまりそういう事です。
ただ、最近はやっと自分の現在地を理解し、少しは勉強に対して本気で向かい合うことを決意しましたので、言うほど更新頻度が上がるかはわかりません。
まぁ頭の中で考えてる限界地は精々毎日更新くらいですかね?(笑
それでもリアルに二日に一回更新を目指したいと思います。
今回はこれで失礼しますが、イセクタコンテストをやると言っていたのを思い出し、最近熱が冷めていたのですがもう一度やる気が出ました・・・いや、ごめんなさい嘘です。
イセクタコンについてはもう一度やる気が出たらがんばりますので、気長にお待ちください。
また、それと同時にジャッキムストに関しても打ち切りとします。
期待してくださっていた方々すみませんでした。
でわ~

第三話:An invitation-誘い-

2007年11月17日 19時47分07秒 | 「The guards」

「マジかよ。こんなの聞いてないぜ?god of plagues(※1)!」
フェルウの目は怯え、さっきまで脚の口付けに対しての怒りを止め処なくぶつけていたやつと同一人物とは思えない程だった。
そして俺の目の前には机を一叩きで壊した獣が居る。
木製ならまだしも芯は鉄のようだ・・・目の前の光景は俄に信じがたいものだった。
「ハハッ色男さんよ~瞼溶接されたくなけりゃその子を渡しな?」
俺自身かなりの長身だがこの獣は半端なくでかい、一瞬ファルトスを売り渡すことも考えるほどに・・雰囲気もやばいし。
「brown rat(※2)。とっととこの場から去っちまえ。それが嫌なら今の内から聖母マリアに祈れ。天国に逝かせろってな?」透かした様に鼻で笑って男を挑発する。
フェルウの方を見るとそうまともな表情とは言い難い状態だった。
その途端俺の体は吹っ飛ばされた。
骨の砕ける音を自ら悟る程派手に、豪快に吹っ飛び、壁に皹が入った。
地に赤い液体がポタポタと落ちる。
手を拳にするもすぐに解ける。
死を覚悟し、マリアに祈るのは俺の方だと思い知った。
「んな簡単に死ねたならこっちも苦労しないんだろうな。
悩む事も無い、手前みてぇな獣とは違って頭が働いてるもんでな。」最大限の威嚇はか細い声で自分に苛立った。
「生意気な奴だ。お前は殺してガキは取る。これで全部完璧だな、OK?」
「あんたは俺に殺されて短い生涯を終えるOK?」簡単な挑発にも乗ってくるのがこいつのいい所だ。
右腕を振り翳した瞬間に右足を蹴った。
一瞬バランスを崩しかけるも体勢を立て直して「フングァ」と言うような鈍い声と共に隕石のような拳が落ちてくる。
歯を食いしばり無我夢中で脚を振り上げた。
「グヲッォォォォ!痛ぇ。痛ぇぇ!!」脚は見事奴の股に挟まっていた。
「ハハッ・・・どうだdefect product(※3)が・・」
その場にくたばった俺のその後はよくわからない。
ただ目が覚めると非常に綺麗なベットの中に居た。
「目覚めたかい。あの傷なのにホンの5時間で起きれるなんて見上げた方だよ。」
目の前に居るのはマスターでその横にほっとした表情のフェルウだった。
「君とこの娘の契約見させてもらったよ。君はトーアの血を牽く者と見た。違うかい?」
よく分からないまま素直に頷いた。
「やはりな。この地のトーアたちがそうしているのをよく見るんだ。・・・・・君、僕らの仲間にならないかい?」
「意味が分からない。悪いが俺は群れるのが嫌いなんだ。断らせてもらう。」
俺は数時間後その場を去った。

to be continue…

※1疫病神
※2溝鼠
※3欠陥品


番外編:夜の神、全知全能の神

2007年11月12日 18時49分12秒 | blood・・・
最初に言っておく。
ぐぐる気が無いから番外やってみる。
ついでに言っておく。
打ち切った理由はオネイレスが嫌いだからだ。



あの大惨事。これは彼らのあれからを辿る物語。
「クルエル・・・どこへ降りるんだ?」ニュクスの声は風にかき消された。
ゼウスは頭を抱えつつ脚を組んだ。
「お前ら二匹も揃いに揃ってそろって大馬鹿だな。何故そんな事も考えないであそこを壊した!?」冷徹な雰囲気など一切無くまるで出来の良い兄のようだった。
クルエルの羽ばたく音はそんな声までも邪魔する。
「大丈夫だよ。僕、良い場所を知ってる。」
「良い・・場所?」二人の声がはもりゼウスの怒りも少しは収まったようだった。
「良い場所だ?このニュクス様はそんな所求めちゃいねぇ。俺様は強くなりてぇんだ。降ろせ禿龍!」
「禿げて無いヤイ、バーーカ」ゼウスは呆れていた。
しかし、ニュクスの言う事にも一理あるとクルエルに話を持ちかけた。
「なぁクルエル、俺も良い場所を知っている。・・・・・俺が案内するから良いと言ったら俺らを落としてくれ。後はお前の自由にしろ。」多少強めに言ってクルエルが口答えできないようにした。
ゼウスは空を見て息を吸うとニュクスに話しかけた。
「お前の望みどおりにしてやる。楽しみにしとけよ。」
ニュクスは微笑を浮かべた。
急に大人びた感じになったがゼウスはいまさら驚く事でもないと言わんばかりの表情をした。
「あ、そうだ。オネイレス落とさないようにな?・・・っと」クルエルをけった。
「痛い!何すんだよぉ。」
「落とせ!」
クルエルは一回転した。その途端三人とも振り落とされた。
クルエルが何とかオネイレスをつかんだのを見て二人は親指を立てて「行ってくらぁ」と叫んだ。
「おい・・何の冗談だ?」
爆発でも起きたのかと思うほど大きな音を立てて二人は水の中へ墜落した。
深く深く・・・すると一筋の光が見えた。
ゼウスがニュクスを蹴り、その光へと突っ込んだ。続いてゼウスもその中へ入る。
「・・・・そういうことかよ。面白いぜ。」
二人の前にいたのは黒い少年。
「やぁ・・・久しぶりじゃないか二人とも・・・もうそろそろだと思ってた。」
「力だ。貰えるな?」ゼウスが問う。

「君たち次第さ。」

THE END…

ちょっくらかいてみたよ。
どうでしたでしょう?
良かったら感想待ってますのでドシドシw
あ、あとリンクの説明文更新したので良かったらそっちもよろ!