サンクロレラ・クラッシク初日、石川遼が、7535ヤード云うタフな
小樽カントリークラブを65の7アンダーで単独トップ。
これは凄いけど、
テレビのインタビューで、石川遼は、
「明日は、65を忘れてイーブンな気持ちでぷれーする」
こう言えることが、これまた凄いですね。これをアマチュアで云うと、
何時も、ハーフを45ぐらいで回っている人が、午前のハーフを40で回った。
すると、飯を食った後の午後は、この40を基準にしてしまうんです、
午後のプレーでちょっとボギーが先行するとあせるんですよ。
平均、45で回る方は、全部ボギーでいいはずなのに。
湯原信光は、コースに出たらスコアの結果は、インサイドワークで決まる、
そう言ってた事を思い出します。
さて、この28日の事ですが、中野ロータリークラブの方から、集会で30分ほど、
卓話ををして欲しいとの連絡を頂き、新宿のホテルまで出かけました。
30数人の少人数の集まりでしたが、
社会貢献を常々考えている人たちですから、なんとなく品のある方に見えます。
そこで、私が話すわけですから、ゴルフとなりますが、
テーマは、「ゴルフが上手くなりそうな話」としました。
といいますのは、私がCS放送で担当している、「めざせシングル」
その人たちを話題にすればご理解していただき易い、
そう思ったからです。
相対的にこの番組に出てくる方々は、ハンディが1とか2の方々ばかりですから
ゴルフに十分な有り余る時間とお金がありそうに感じますが、
しかし、大抵の方が小規模な会社を経営、
有り余る時間や、金銭的にもとてつもなく裕福とは感じないのです。
逆に、小さな会社ですから、自分が休んでゴルフや練習を
しているわけにいきません。
朝一時間早く起きて練習場に、または自宅で素振り、
もしくは夕方、会社が終ると一目散に練習場に、また、多くの場合、
コースでのプレーが、週に一回ぐらいの方が珍しくないのです。
これを例にすると、有り余る時間がある人は、その時間に価値観が薄く、
集中力をもって練習できず、技術が身につかない、
勿論、全ての人が総立ち憂い身ではありませんが。
明日でも明後日でも何不自由なく、いつでもコースへいける人は、
一打入魂に、もしかすると欠けるのかも知れません。
昔、青木功が「グリーンはな、水はけを良くしておき、水を最小限あげる。
そうすると芝は、
その少ない水を芝は吸収しようと、根を下に長く伸ばす、水をたくさんあげると、
根は楽をして横に伸場してしまう、だからいいグリーン作りは、
砂を入れて水はけをよくして、水を十分にあげないこと」
と聞いた事があります。
これとゴルフが上手になる道と、ちょっと似てる、
そんな話を、その中野ロータリークラブの人たちにさせて頂きましたが、
ご理解頂けたら幸いです。