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セゾンファクトリー

2015-03-04 23:33:12 | Weblog
セゾンファクトリーのメディアへの取り上げられ方がすごい。

ジャムやドレッシング、フルーツソースなどの高級加工食品を製造しているメーカーだが、

日経トップリーダーの連載に始まり、

昨年秋にはマツコ・デラックスがテレビで「にんじんドレッシング」を食べて絶賛。

2月にはテレビ東京の「カンブリア宮殿」で特集を組まれていた。


おかげでネットショップはほとんどの商品が売り切れ状態。

在庫がある商品でも発想がかなり遅れてしまっているらしく、

トップページには発送の遅れについて謝罪のお断り文。

今、乗りに乗っている山形県高畠町の企業。


この企業のすごいところはブランド戦略と人材育成。

ブランドの価値の所以は、旬にこだわった最高級の食材を使うこと。

そして、高畠町の1カ所の工場のみで、生産工程の多くを手作業により加工すること。

旬の食材、最高級の食材を使うから、食材が手に入らなければ生産できない。

だから、生産量には限界がある。手作業での生産にこだわっているからなおさら。


そして、食材に見合った価格で販売する。普通のドレッシングよりもかなり高い金額で販売している。

普通なら大量に仕入れてできるだけコストを下げようとするが、

それでは品質を保てないから、ここはそれをやらない。

品質に絶対の自信を持っているから、高い金額での販売も当然ということだ。

松竹梅の評価基準があるとすれば、松の上を目指した品質らしい。


はじめは名も売れていない、田舎のメーカーだったが、

首都圏や大都市のデパ地下に何度も売り込んで販売店を設け、

試食を重ねて顧客を捕まえ、少しずつファンを拡大させてきている。


高級なものでも本当に良いものであれば購入する、という顧客は、

高所得者の住む首都圏が当然多い。

購入者からの口コミや、贈答品・プレゼントとして用いられたことから、

次第に売り上げは拡大。

テレビで特集を組まれるまで成長している。


工場周辺の生産地や、近隣市町村で作られた果物を用いることも多い。

近くでとれた果物を、素材を生かした手法で加工し、首都圏のデパートで高級品として販売する。

そんな6次産業を、ここまで成功している企業はなかなかないと思う。


そんなセゾンファクトリーにこの前行ってきた。

工場のなかもめちゃめちゃ綺麗で、パワーがみなぎっていて、刺激を受けまくりでした。


なんてきっかけで、ニンジンドレッシングを大量に買って、ようやく届いた今日。

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