金・隗よりはじめよ  

金を中心とした金融マーケットの動向を、毎日の市況から、筆者の個人的な相場観をもとに解説していきます。

◎ 市況ニュース ドル円は上昇一服。120円近辺での動き。

2014-12-25 16:16:01 | お金




25日の東京市場は、日経平均株価が前日比45円48銭安の1万7808円75銭と反落して終了した。

短期的な過熱感に加え円安進行が一服となった事から、朝方から利益確定の売りに押される展開となった。

ただ、本日の米欧主要市場がクリスマスで休場となる事から、積極的な売買は手控えられ、6営業日ぶりに反落して終了となった。

アジア株式市場では、香港、韓国などの主要市場が休場。

中国株式市場は上海総合指数が、前日比3.39%高と大幅反発して終了。

中国人民銀行による、預貸率規制の緩和報道を受けて金融株が買われ相場を牽引。

午後に入ってからも騰勢は衰えず、上昇幅を拡大して終了した。

ドル円は上昇一服。

前日の海外市場では、米新規失業保険申請件数の改善された内容や、米長期金利の上昇を受けて120円台半ばに水準を切り上げる場面もあったが、クリスマス休暇を控えて、上値を追いは限られ、ドル買い一巡後は120.40円近辺で小動きとなっていた。

東京市場開始後は、本邦実需筋によるドル売り・円買いや利益確定やポジション調整のドル売りに押される展開となり、120円台前半に水準を切り下げる展開となった。

日経平均株価が冴えない動きになった事も、ドル円の上値を重くしたようだ。

夕刻にかけては、米欧市場の休場を前に、ポジション調整のドル売り・円買いがやや優勢となり、120円割れを試す動きとなっている。

ユーロドルは、前日の海外市場では、最近の一本調子の下げに対する警戒感から利益確定やポジション調整のユーロ買い・ドル売りが入り堅調に推移。

ただ、引き続きギリシャの政局不安が意識されていたことから、上値の重い展開となっていた。

東京市場に入ってからは、ポジション調整のユーロ買い・ドル売りが強まり、上値を追う展開になっている。

ユーロ円は、東京市場開始前から、ドル円の下落になびき軟調な動きとなっていた。

東京市場開始後も、日経平均の軟調推移やドル円の下落を眺め、146円台半ばから後半で上値の重い展開になっている。

16:50現在、ドル円は119.99円近辺での出合い。

ユーロは、対円で146.74円近辺、対ドルで1.2225ドル近辺での出合いとなっている。

本日は、米欧主要市場共にクリスマスで休場となる。(了)