絵本読み聞かせ横浜祭

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「人生の正午」という考え方①:絵本読み聞かせ横浜祭

2017年10月01日 18時29分25秒 | 日記

混沌としていて、人の心はもちろんのこと、
自分の本心さえも見えにくい現代社会。
自分自身との「対話」を重視した
ユングの心理学は、
現代を生きる私たちに
何らかのヒントを与えてくれるハズです。

一生を太陽の運行になぞらえてみる

ユングが残した有名な考え方に
人生の正午」というものがあります。
彼は、人生を一日の太陽の運行になぞらえて考え

人生を4つの時期に分けて定義しています。

人生の正午」とは
青年→中年にさしかかる頃ですよね。
この時期を、ユングは「転換期」であると捉え、

危機の時期」でもあることを指摘しています。

確かに、自分たち自身について考えてみても、
この青年→中年の過渡期を
うまく乗り越えられなかった人、
「中年になること」をポジティブに
受け入れられなかった人たちは
得てして心身を病んでいるような
印象がないでしょうか?

ユングも、成人期→中年期の移行期については、
生の午前→午後への移行期として、
重要視していたようです。

午前というのは、日が上昇していく時間帯
つまりは人生も「これから」という時期です。

心身ともに成長し、
自分を取り巻く世界もどんどん広がっていきますよね。

これに対して午後は、
日没に向けて“暮れて”いく時間帯
生では、老いていくプロセスに入っていくわけで…。

もちろん、人によって捉え方は様々ですし、
40代、50代になってから人生が花開く人もいます。

ですから、一概には言い切れませんが、
やはり
「これから暮れていく」
「人生が終盤にさしかかる」というのは
ネガティブなイメージがついてくるもの。
「自分のこと」として
うまく受け入れられない方が多いのも
仕方ないのかもしれません。

<絵本、読み聞かせ、横浜>