群馬県太田市の橋長40mほどの「大川親水緑地人道橋」。
構造形式を提案しながら詳細デザイン・ディテールの処理を担当しました。
計画当時の設計担当は建設技術研究所の岡村さん、デザイン監理は東京学芸大学名誉教授伊藤清忠先生です。大変お世話になりました。
調節池群の中央に位置する池に架かる歩行者専用の橋梁で、郊外型大型商業施設からの通路の軸線上にランドマークとなる人道橋を設置することにより、水辺植栽や野鳥の観察を楽しむ回遊散策路の創出を目指したものです。
S字アーチと歩行面の逆S字により、単調な構造的合理に偏らず人にとって魅力的な路を創出する構造物として、ダイナミックな変化のある視覚的「ゆらぎ」を創りだすことを目標としました。
当初より橋梁構造的には不合理という見解が予想されましたが、案の定土木学会の発表会では否定的意見が強く、やはり、という感想でした。
遠景では綺麗なアーチ橋の外観
近づくとアーチの歪みと橋面の歪みに気付きます
橋上は何んとも不安定な感覚へ
桁と吊ワイヤー、柵の外観はこんな感じ
確かにある意味不合理で無駄な形態なのでしょう。
が、全て合理と安定が前提という見解には、少々デザイン的な乏しさを感じるのでした。
大川親水緑地人道橋は「日本デザイン学会デザイン研究作品集Vol.14」に掲載されています。
構造形式を提案しながら詳細デザイン・ディテールの処理を担当しました。
計画当時の設計担当は建設技術研究所の岡村さん、デザイン監理は東京学芸大学名誉教授伊藤清忠先生です。大変お世話になりました。
調節池群の中央に位置する池に架かる歩行者専用の橋梁で、郊外型大型商業施設からの通路の軸線上にランドマークとなる人道橋を設置することにより、水辺植栽や野鳥の観察を楽しむ回遊散策路の創出を目指したものです。
S字アーチと歩行面の逆S字により、単調な構造的合理に偏らず人にとって魅力的な路を創出する構造物として、ダイナミックな変化のある視覚的「ゆらぎ」を創りだすことを目標としました。
当初より橋梁構造的には不合理という見解が予想されましたが、案の定土木学会の発表会では否定的意見が強く、やはり、という感想でした。
遠景では綺麗なアーチ橋の外観
近づくとアーチの歪みと橋面の歪みに気付きます
橋上は何んとも不安定な感覚へ
桁と吊ワイヤー、柵の外観はこんな感じ
確かにある意味不合理で無駄な形態なのでしょう。
が、全て合理と安定が前提という見解には、少々デザイン的な乏しさを感じるのでした。
大川親水緑地人道橋は「日本デザイン学会デザイン研究作品集Vol.14」に掲載されています。